----さあてCMあけだね。
どんな映画から始まるのかニャあ。
そうだね。まずはこの映画。
お正月第二弾、1月公開の『陰日向に咲く』。
いやあ、これは泣けたね」
----確か、劇団ひとりの原作だよね。
「うん。ベストセラーになったというその原作は読んでいないけど、
これが実によくできたお話。
台風の接近と北上にあわせて、
いくつかのエピソードが徐々に高まりを見せていって
東京上陸のその日に、それらが沸点に達し、
鮮やかな光の中ですべて新しい朝を迎える」
----ふうん。それらのエピソードって?
「ギャンブルから足を洗えず借金まみれになったあげく、
オレオレ詐欺にまで手を染めてしまうシンヤ(岡田准一)。
若かりし頃、しがない芸人・雷太(伊藤敦史)に恋した母・鳴子(宮あおい)の
恋の軌跡をたどろうとする寿子(宮あおい・二役)。
25歳のがけっぷちアイドル、みゃーこ(平山あや)を
一途に応援するアキバ系アイドルオタクゆうすけ(塚本高史)。
そしてカリスマホームレス・モーゼ(西田敏行)に憧れ、
人生を投げ捨ててダンボール生活を始める
エリートサラリーマン、リュウタロウ(三浦友和)…」
----スゴいニャあ。盛りだくさんだ。
「この映画のオモシロいところは、
現代を象徴する
サラ金、オレオレ詐欺、アキバ系、ホームレスといった
いわば<記号>を巧みに織り交ぜながら、
結局は“一途な想い”を映像化しているところにある。
これらの“想い”はその深さに呼応するかのように、
最後は赦しや救済という形で結実していく」
----へぇ~っ。
「また、俳優の演技がよくてね。
宮あおいも久々のヒット。
演じるのが母と子という二人の女性の人生を。
いわば“演技すること”が前提となっているだけに、
イヤミなく自然に受け入れられる。
そして何よりも岡田准一。
その感情域の広さにはもう感服。
おそらく、これまでの彼の映画の代表作となることは間違いないね。
そんな若手と大ベテランの西田敏行が
真っ正面から演技でぶつかり合うんだから…。
いやあ、これは観てもらうしかないね。
それと、やはり撮影。
台風が近づくナマ暖かいイヤ~な空気。
そして台風に、翌朝の美しい朝焼け。
天気待ちで撮ったのか、特機の活躍か?
いずれにしてもCGとは別の確かな手触りがある」
----ちょっと。メチャホメじゃニャい!
「うん。原作が読みたくなったもんね。
しかし、話変わるけど“病気に桃缶”って
これ全国共通の認識なのかなあ。
確か、大島弓子の漫画『ほうせんか・ぱん』にも出てきたけど、
これからは黄桃缶を見るたびに、
この映画を思い出しそうだな」
(byえいwithフォーン)
フォーンの一言「フォーンも泣くのかニャあ?」
※平川雄一朗、新人監督とは思えない度
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※ちょっとCM。ドラマ仕立てです。(画像をクリックしたらスタート!)
どんな映画から始まるのかニャあ。
そうだね。まずはこの映画。
お正月第二弾、1月公開の『陰日向に咲く』。
いやあ、これは泣けたね」
----確か、劇団ひとりの原作だよね。
「うん。ベストセラーになったというその原作は読んでいないけど、
これが実によくできたお話。
台風の接近と北上にあわせて、
いくつかのエピソードが徐々に高まりを見せていって
東京上陸のその日に、それらが沸点に達し、
鮮やかな光の中ですべて新しい朝を迎える」
----ふうん。それらのエピソードって?
「ギャンブルから足を洗えず借金まみれになったあげく、
オレオレ詐欺にまで手を染めてしまうシンヤ(岡田准一)。
若かりし頃、しがない芸人・雷太(伊藤敦史)に恋した母・鳴子(宮あおい)の
恋の軌跡をたどろうとする寿子(宮あおい・二役)。
25歳のがけっぷちアイドル、みゃーこ(平山あや)を
一途に応援するアキバ系アイドルオタクゆうすけ(塚本高史)。
そしてカリスマホームレス・モーゼ(西田敏行)に憧れ、
人生を投げ捨ててダンボール生活を始める
エリートサラリーマン、リュウタロウ(三浦友和)…」
----スゴいニャあ。盛りだくさんだ。
「この映画のオモシロいところは、
現代を象徴する
サラ金、オレオレ詐欺、アキバ系、ホームレスといった
いわば<記号>を巧みに織り交ぜながら、
結局は“一途な想い”を映像化しているところにある。
これらの“想い”はその深さに呼応するかのように、
最後は赦しや救済という形で結実していく」
----へぇ~っ。
「また、俳優の演技がよくてね。
宮あおいも久々のヒット。
演じるのが母と子という二人の女性の人生を。
いわば“演技すること”が前提となっているだけに、
イヤミなく自然に受け入れられる。
そして何よりも岡田准一。
その感情域の広さにはもう感服。
おそらく、これまでの彼の映画の代表作となることは間違いないね。
そんな若手と大ベテランの西田敏行が
真っ正面から演技でぶつかり合うんだから…。
いやあ、これは観てもらうしかないね。
それと、やはり撮影。
台風が近づくナマ暖かいイヤ~な空気。
そして台風に、翌朝の美しい朝焼け。
天気待ちで撮ったのか、特機の活躍か?
いずれにしてもCGとは別の確かな手触りがある」
----ちょっと。メチャホメじゃニャい!
「うん。原作が読みたくなったもんね。
しかし、話変わるけど“病気に桃缶”って
これ全国共通の認識なのかなあ。
確か、大島弓子の漫画『ほうせんか・ぱん』にも出てきたけど、
これからは黄桃缶を見るたびに、
この映画を思い出しそうだな」
(byえいwithフォーン)
フォーンの一言「フォーンも泣くのかニャあ?」
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