ラムの大通り

愛猫フォーンを相手に映画のお話。
主に劇場公開前の新作映画についておしゃべりしています。

『俺たちフィギュアスケーター』

2007-11-01 00:34:49 | 新作映画
(原題:Blades of Glory)

----これって男の人のフィギュアスケートの話だよね、
そんなに珍しくないのでは?
「一見、そう思うよね。
しかし、ここでは男同士でペアを組んでいるというところがミソ」

----なぜ、そんなことになったの?
「これが実にバカバカしい。
フィギュア男子シングル部門でトップを競い合っている
チャズ(ウィル・フェレル)とジミー(ジョン・ヘダー)。
ある試合で同スコアだった二人は表彰台で殴り合いの喧嘩に。
後日、彼らは金メダルを剥奪されたばかりか、
シングル部門から永久追放に。
ところがこれが<シングル部門>ということに気づいたジミーのファンにより、
彼らは男子ペアを組んで復活。
まあ、いわゆる『空白の一日』みたいなもんだね」

----ニャに、その『空白の一日』って…。
「さすがにフォーンも知らないか。
これは江川、巨人入団の裏側。
当時大問題になったんだけどね。
まあ、それはともかく、
ここから映画が未だかつて描かなかった
いや描くことなどだれも考えもしなかった
禁断の世界が次々とスクリーンをにぎわすことになる」

----それって、どういうのニャの?
「お互いの股間が顔にきたり、
股間をつかんで持ち上げたり…。
もう、これぞキワモノって感じだね。
この映画、まずそのキャラ設定からして笑える。
ウィル・フェレル演じるチャズはマッチョ。
しかもセックス依存症の目立ちたがりで
ロックショーのようなスケーティング。
ジョン・ヘダー演じるジミーの方は、
孤児上がりで英才教育を受けて育った神童。
ピーコック衣装でオカマっぽい、
彼らのライバルというのが近親相姦的な双子の兄妹。
こいつらがまたとんでもない連中で
あの手この手で二人を潰しにくる」

----ふうん。でも、普通のスケートでも難しいのに、
彼らほんとうにフィギュアしてんの?
「うん。ステップもジャンプもきれいに決めてみせる。
まあ、CGやボディダブルが多用されているんだろうけど、
それにしても相当にトレーニングを積んだみたいだよ。
競技シーンはもちろんのこと、
それを応用した路上でのスケートシューズ・チェイスも秀逸。
そのスピードの上がらなさが
かえって観る者をじりじりさせてくれる(笑)」

----そんな映画、スケート界から総スカン食らったのでは?
「いやいや。
有名なプロスケーターが大挙して出演。
チャズに口説かれる者もいれば、
チャズの脱いだパンツでうっとりする者も。
みんなシャレが分かるんだよね。
この映画、最後は宇宙規模にまでその世界が飛んでいく。
どうせおバカムービーなら、ここまでホラを吹いてほしいものだね。
そうそう弟のルーク・ウィルソンも出ているのでお楽しみにね」


(byえいwithフォーン)

フォーンの一言「たまにはおバカ映画もいいニャあ」もう寝る

※最後は口ぽかんだ度
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画像はアメリカ・オフィシャル(ダウンロードサイト)ウォールペーパーより。