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復刻版にみる物語の始まり

2017-03-06 10:45:49 | 作務衣はじめ 昔話
復刻版の名前は

「CARグラフイック」であります

創刊55年を記念しての創刊号の復刻版は

「CG]4月号の別冊付録として書店に並んでおります

創刊号はメルセデスベンツの特集でしたね

創刊号時代から車に憧れ

殆ど毎月読みふけったものです

一車種を掘り下げて特集を組み

車に「物語」をふんだんに盛り込み

すばらしい写真を眺めては夢を見たものです

小林編集長の車に掛ける情熱と知見に感心しながら

巻末の「ミツワ自動車のポルシェ」の広告は

何より好きでしたね

この広告でポルシェを買った人も多いのでは

ないでしょうか

車を作る人たちも含めて

物語を作る・・・

う~むぅ・・あまりの懐かしさで本を買ってしまいました。


物語といえば

テレビで見る自宅までついていって人生の物語を聞く

番組がありますが

これを見ていると

どんな人でも「物語」が存在するということ

みんな苦労をしてきたことなどが

感じることができますし

一人にクローズアップされれば

その人は主人公であるということですね


いつも思うのは

お葬儀も亡くなった方が主人公なのに

もっとクローズアップしてあげて

物語を生きた証として壇上に上げてもいいのでは

ないのかな・・・ということです

亡くなった永六輔さんの書に

人は二度死ぬとありまして

一度目が死亡診断書を書かれたときで

二度目が死者を覚えている人が居なくなったとき

というのを読んで、まさしくその通りで

残された人が語り部として

物語を読めば、いつでも話の中に復刻するわけですね

法事は

言わば、復刻版の会でもありましょうか

物語の無い人生は無いはずですから・・・



復刻版を紐解いて、紅茶の香りでも嗜みながら

自分たちもその世界に入って行くことで

若いときを「無料で」旅することが

できるのです・・・








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