しばらく振りで
お休みをいただき
「湯治」と
短秋の葉色を愛でに山梨に行ってきました
紅葉台という景勝地から
立ち寄り湯の甲府方面へとステアリングを切ろうと
したときに
ん!!
対向車線に「コブラ」が小さなウインカーを付けて
居るではありませんか
ウォ・・
迫力満点の真っ赤ないでたちで
もちろん幌などありませんぜ、
そして乗っていたのは
ハンチングに赤いマルボロのロゴの入った
つなぎを纏い
白髪をなびかせては、痩躯の身体をつかって
ギヤをシフトしております「おじいちゃん」であります
同方向の為、暫し後からついて行きます
信号で止まれば
V8の、今にも止まりそうな不整の排気音
いや~
タマリマセンです
見とれてしまう一こまは
風景の中にとって置きたい短秋の絵葉書のようでありました
それにしても、楽しき齢を重ねし御仁に
ハレの一日を感じた次第
つくづくも小生、赤い屋根無しクルマの売却を惜しんだ
一日でもありました
オープンカーに乗る人たちは
夏より冬が気持ちが良いのを知っています
乾いた空気、自車の排気音に耳を立て、流れる風に木々の匂いを
掻き分けて・・
そして峠の茶屋で
グラブを取り、かじかんだ手をコーヒーで温めながら
峠を眺める・・・
う~む・・
この「おじさん」もきっとそうに違いない・・
至福のひと時は
短秋での青春ですなぁ・・・