葬送 なるほど 家族葬 八千代市の葬儀

一日/一生   「道順庵」のつれづれ草 水琴窟に癒されて

それでも・・・

2011-03-14 16:17:40 | 世の中のこと


昨日、福島県の浜通りから来ている納棺師のKさんは

実家に全く連絡が取れず

安否が心配で、テレビのニュースを見ては

「多分・・お家・・が・・ない・・・」と

大粒の涙を流しながら・・

通夜の方のための納棺作業をしておりました

原発の問題もあり

帰りたくても帰れない・・・


お客様の前ではそんな話しも出来ないし

顔にも出さず、健気に仕事をしておりました

同郷のことでもあり

そんな心中を思えば

ことばがありませんでした

そして

業務が終了して彼女は社に帰りました

しばらくして

「田舎に連絡が取れ、無事を確認できました」とのこと

そりゃよかった・・・

で、家は・・・?

「家は・・・ない・・・」

「でも・・・みんな生きていたから・・・」

「それが一番だから・・」


こんなときでも明るく答えてくれた声に

電気がどうの

水がどうの・・・とかの話しは、

現場の状況を思えば

私たちは

たいていのことは我慢できそうです・・・・










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停電

2011-03-14 16:05:59 | 世の中のこと
家族葬の通夜は今日もあります

一番心配なのは停電です

地域一帯に電気が止まれば

原始時代に戻らなくてはいけません

幸い今の時間までは停電は回避されました

明日からがどうなるやら

辛抱はみんなで共有しなければ・・・




トイレには水桶とローソクの用意をいたしました

その桶さえホームセンターでは売れきれです

食べるものも買いだめされたのでしょう

ストックは底をついていました

スタンドには500メートルの列が続き

ニュースは悪い話ばかり・・・

「お葬式どころ」ではなくなりつつあります

悲しみを超えたものが

襲い掛かってきているような

一種の恐怖感でしょうか

でも

冷静に・・・冷静に・・・









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