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いわさきちひろ展

2012年04月28日 | Museum
4月28日、毎日新聞創刊140年記念『いわさきちひろ展』兵庫県立美術館ギャラリー棟3階へ。
歳でしょうか。それとも昨年3月の東日本大震災の影響でしょうか。心やすらぐものに飢えています。小さな幸せと希望を感じたく『いわさきちひろ展~母のまなざし・子どもたちへのメッセージ~』に連休初日に赴き、「ちひろの世界」の中で、ほのぼのと、のんびりと、しっぽりと半日過ごしました。
いわさきちひろさんは、子どもを生涯のテーマとして描き続けた画家です。
子どもへの愛に溢れ、ベストセラー「窓際のトットちゃん」(黒柳徹子著)の挿絵でも知られる、いわさきちひろさん(1918年福井県武生市生まれ東京で育つ、1974年没・享年55歳)。モデルなしで10ヶ月と1歳のあかちゃんを描き分け、その観察力とデッサン力を駆使して、子どものあらゆる姿を描き出しています。日本の伝統的水墨画の技法にも通じる、にじみやぼかしの世界は、肌に感じる暖かさ、心に感じるの温かさを演出し、表情豊かな子どもたちの顔は、ちひろ件pの魅力を深いものにしています。いんだよねぇ。
ちひろは、声高に反戦を訴えたり、戦争のむごたらしさを描きませんでしたが、“世界中のこどもみんなに平和としあわせを”は、作品に込められた願い。
本展では、「母のまなざし・子どもたちへのメッセージ」をテーマに毎日新聞社発行の月刊誌「毎日夫人」の表紙を飾った作品をはじめ、四季折々の子どもたちを描いた水彩やスケッチなど代表作130点のほか、自宅アトリエが復元され愛用品も展示されています。会期は5月6日までで、連休初日の人出の多さは想定内、にぎわいの中、個人的に大いに楽しめました。
この夏には、ドキュメンタリー映画『いわさきちひろ~27歳の旅立ち~』が公開されるとのこと。山田洋次エグゼクティブプロデュサーに、海南友子監督で7月のロードショー。またひとつ楽しみが増えました。















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