1月4日、映画初めは『スター・ウォーズ episode8 最後のジェダイ』を吉祥寺オデヲンにて。
映画を超えた史上空前のエンターテイメント『スター・ウォーズ』シリーズ。第一作『スターウォーズ episode4 新たなる希望』は1977年公開ですから足かけ40年。さて、新三部作としてスタートした前作『フォースの覚醒』の続編となる本作ですが、新たなフォースの能力が散りばめられました。ヒロイン、レイと悩めるカイロ・レンとの交信対面や、スカイウォーカーの幻影での戦い、レイア将軍の不死身の生還(あのレイア姫もフォースの使い手だったとは)など、驚くばかりに披露。ただ、レジスタンスを救世する見せ場は、単に岩を浮遊させるだけとは、ある意味驚き。フォースといえばライトセーバーと思いがちですが新たに一石を投じた形でしょうか。スカイウォーカー、カイロ・レイの心の闇を含め、登場人物が沈黙で対峙する演出も秀逸でした。本作で目立ったのは数多く描かれた自己犠牲による特攻。正義のため、仲間のためと美談になりがちですが、どうしても"神風特攻隊"を連想し自分には悲惨さしか感じ得ません。ローズがフィンの特攻を阻止し言う"愛するものを守って勝つ"。この台詞のためだけにフィンとローズのサイドストーリーが存在したかのようで、ほっとするものでした。シリーズの“家族の愛と喪失の物語”という源泉は薄れ、あらゆる面で新境地に達した『スター・ウォーズ』となったでしょうか。それ故なのか、ストーリーや演出に、巷では賛否両論渦巻いているようですが、これもまた『スター・ウォーズ』ならでは。深読みせずに単純に楽しむ派としては満足いく作品。毎度のことながら次回作が待ち遠しく期待してしまいますね。
映画を超えた史上空前のエンターテイメント『スター・ウォーズ』シリーズ。第一作『スターウォーズ episode4 新たなる希望』は1977年公開ですから足かけ40年。さて、新三部作としてスタートした前作『フォースの覚醒』の続編となる本作ですが、新たなフォースの能力が散りばめられました。ヒロイン、レイと悩めるカイロ・レンとの交信対面や、スカイウォーカーの幻影での戦い、レイア将軍の不死身の生還(あのレイア姫もフォースの使い手だったとは)など、驚くばかりに披露。ただ、レジスタンスを救世する見せ場は、単に岩を浮遊させるだけとは、ある意味驚き。フォースといえばライトセーバーと思いがちですが新たに一石を投じた形でしょうか。スカイウォーカー、カイロ・レイの心の闇を含め、登場人物が沈黙で対峙する演出も秀逸でした。本作で目立ったのは数多く描かれた自己犠牲による特攻。正義のため、仲間のためと美談になりがちですが、どうしても"神風特攻隊"を連想し自分には悲惨さしか感じ得ません。ローズがフィンの特攻を阻止し言う"愛するものを守って勝つ"。この台詞のためだけにフィンとローズのサイドストーリーが存在したかのようで、ほっとするものでした。シリーズの“家族の愛と喪失の物語”という源泉は薄れ、あらゆる面で新境地に達した『スター・ウォーズ』となったでしょうか。それ故なのか、ストーリーや演出に、巷では賛否両論渦巻いているようですが、これもまた『スター・ウォーズ』ならでは。深読みせずに単純に楽しむ派としては満足いく作品。毎度のことながら次回作が待ち遠しく期待してしまいますね。