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暑すぎてつらい。

第89回全国高校サッカー選手権決勝戦  滝川第二が関西対決を制して初優勝!

2011年01月11日 | soccer

第90回全国高校サッカー選手権大会の決勝戦、滝川第二高校(兵庫)VS久御山高校(京都)の試合が10日、東京・国立競技場で行われました。快進撃が続く公立の星・久御山は、準決勝の流経大柏(千葉)では2度も追いつかれながらもPK戦で勝利。対する滝川第二は、立正大淞南(島根)との死闘を制して決勝進出。下馬評では滝川第二有利、どちらかが勝っても初優勝となる関西対決は、最後まで手に汗握る一戦となりました。


立ち上がりは久御山ペースで進み、前半4分に左サイドのクロスに安川集治が飛び込んで右足で合わせるも、惜しくもゴール左に外れます。9分にはミドルシュートのこぼれ球を拾った鍋野光希が押し込むも枠外。滝川は16分、速攻から浜田量也が右サイドから狙っていくもGKにキャッチされた。両チームとも互角の展開で迎えた24分、滝川は左サイドで樋口寛規がクロス→本城信晴が頭で落とし、最後は浜口孝太が反転してから左足で流し込みゴール!滝川が1点を先制します。
反撃する久御山は30分に縦スルーパスから足立拓眞が反応するも、シュートはGK正面。31分にはペナルティエリア右に入った坂本樹是のクロスに足立がヘディングシュートするも、ゴール前で滝川DFがクリア。これは決定的だった。ピンチを凌いだ滝川は40分、浜田のスルーパス→本城のラストパス→樋口のシュートが決まって2点目!この後43分、樋口が久御山DFラインの裏を抜け出し、3点目のチャンスを迎えたが、シュートはポスト右に直撃…。前半は樋口と浜口の「ダブルブルドーザー」にゴールが生まれ、滝川2点リードで折り返しました。

後半に入ると、両チームの激しい攻防戦となりました。後半立ち上がりに久御山は右サイドの東松孝治がクロスを上げ、滝川GK・中尾優輝矢がファンブルするが、ここは何とか押さえます。滝川は後半8分、左サイド・白岩涼のドリブル突破&クロスからチャンスを作り、右からのクロスの時にゴール前で両チーム競り合った後、こぼれ球を本城が決めて3点目。しかしその2分後の後半10分、久御山は坂本のシュートのこぼれ球を林祥太が押し込んで1点を返します。13分に久御山・鍋野のクロスを滝川GK・中尾がパンチングすると、その直後に滝川は敵陣でボールを奪うと、前線へのロングボールから浜口が抜け出し、ループシュートが決まって4点目。久御山を突き放して勝利はほぼ決定的といえよう。
しかし、後半30分過ぎから3点差を追いかける久御山の猛反撃が始まる。31分、中央でのスルーパスを受けた足立がシュートするも相手DFにブロックされる。36分、ゴール正面の位置でFKを獲得し、坂本が直接狙うもバーの上を越える。37分には敵陣でボールを繋ぎ、坂本が押し込もうとしたが、滝川GK・中尾が足でセーブ。滝川は38分にカウンターを仕掛け、途中出場・恵龍太郎がドリブルから右サイドを駆け上がる樋口へパス→完全にフリーとなった樋口だったが、シュートが打てず…。ピンチを切り抜けた久御山はその数十秒後、エリア手前で坂本がDFに囲まれながらも粘りを見せ、最後は安川が決めて4-2と2点差に詰め寄る。久御山の選手たちの表情からすると、まだ勝負を諦めていない!さらに2分後、坂本の右足シュートが決まって1点差!終盤の終盤で勝負がわからなくなってきた!?
滝川は43分に香川勇気が狙うもバー頭上。44分、久御山がFKを獲得し、坂本が蹴り込むも、GKがキャッチ。しかし、滝川GK・中尾が久御山DF・松下千馬に顔面を蹴られ、瞼上から出血。ロスタイム、久御山の右サイドFKから安川がダイビングヘッド!しかし、中尾がキャッチ。そして終了間際の49分、滝川は相手のボールを奪った樋口が久御山GK・絹傘新をかわし、右足で決めてこの試合2点目!滝川の優勝を決定付けるとともに、久御山の奇跡を打ち砕くダメ押しの5点目!そして試合終了!滝川第二高校が5-3で勝利し、悲願の初優勝を飾りました!


関西対決の決勝戦は、滝川第二高校が壮絶な点の取り合いを制して高校日本一に輝きました。兵庫県勢の優勝は1938年の神戸一中(現在の神戸高校)以来73年ぶりで、戦後&首都圏開催になってからは初めてとなります。また、関西勢の優勝は第84回(2005年度)の野洲高校以来5大会ぶりです。
前半から後半途中にかけては3点リードで滝川の優勝は間違いなしかと思われましたが、残り15分になってから久御山の猛反撃が始まり、坂本選手と安川選手のゴールで1点差まで詰め寄り、久御山に流れが傾いて奇跡の同点もあり得るかと思われましたが、最後は樋口選手が優勝を決める一撃で勝負あり。ラスト15分の白熱した展開、決勝戦に相応しい派手な乱打戦、久御山の猛反撃に熱くなりました。前日のアジアカップの日本代表の試合より見応えがありましたね。
滝川第二はこの試合で樋口選手と浜口選手の「ダブルブルドーザー」が共に2ゴールを奪い、浜口選手は今大会7得点、樋口選手は8得点で大会得点王になりました。浜口選手の反転シュートは上手すぎ!相手DFにマークされながらも冷静に決めちゃうんだからなあ。得点王の樋口選手は試合後に清水エスパルス入りを表明。母校の先輩である岡崎慎司選手の後継者として期待されています。あと、3点目を決めた本城は前半に2アシストを決めて優勝に貢献しています。
優勝までの道のりを見てみますと、1回戦の駒場(東京A)戦では樋口選手のハットトリックもあって6-1の大勝。2回戦は浜口選手の2得点で鹿島学園に4-1、3回戦は前回の準優勝校で柴崎岳選手を擁する青森山田を2-0で粉砕、準々決勝の日章学園(宮崎)は3-0で快勝。準決勝の立正大淞南は90分で0-0、PK戦では9人目までもつれ込み決勝進出。そして決勝で久御山を5-3で破ったのでした。6試合で20得点、そのうち樋口&浜口の2トップで15得点を叩きだし、1試合平均3点という破壊力の高さを示しました。
敗れた久御山高校は、これまで続いていた快進撃が決勝戦で止まりました。3点差とされた後、林選手のゴールで1点を返し、残り15分からはパスワークで再三にわたりチャンスを形成し、後半39分に坂本選手、41分に安川選手のゴールで1点差まで詰め寄って見せました。3点ビハインドだと絶望的な状況だけど、久御山の選手たちは笑顔を見せていました。準優勝という結果に終わったけど、最後まで攻めの姿勢を貫き、素晴らしいプレーを見せてくれたと思います。

今年の全国高校サッカーは滝川第二の優勝で閉幕。準決勝のPK戦、決勝戦での激闘、そして大会イメージソングであるWEAVERの「キミノトモダチ」を聴いて、高校サッカーは見ていて面白いと改めて感じました。90回大会も最高の試合が見られる事を楽しみにしたいし、埼玉県のチームが国立の舞台に上がれる事を願うばかりです。滝川第二高校の選手の皆さん、選手権初優勝おめでとうございます。来年も全国出場を果たし、連覇目指して頑張ってほしいと思います。


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