日刊魔胃蹴

暑すぎてつらい。

レインボーダリア重賞初勝利にしてGI制覇!ヴィルシーナ4度目のGI2着…。

2012年11月12日 | 競馬

秋の最強牝馬決定戦・第37回エリザベス女王杯(GI・芝2200m 16頭立て)が11日、京都競馬場で行われました。イギリスのエリザベス女王即位60周年記念の「ダイヤモンドジュビリー」として施行された今年のエリ女は、今年の牝馬3冠レースで全て2着だった⑫ヴィルシーナ、札幌記念で牡馬を蹴散らした⑦フミノイマージン、ヴィクトリアマイルを制した⑪ホエールキャプチャ、2011年オークス馬⑬エリンコート、アイルランドトロフィーを勝った②アカンサス、府中牝馬ステークスを勝った①マイネイザベル、他にも牝馬重賞の常連⑩オールザットジャズ、3歳馬⑮ラシンティランテなどが参戦しました。


直前の単勝のオッズは、1番人気はヴィルシーナ(1.9倍)、2番人気フミノイマージン(5.4倍)、ホエールキャプチャ3番人気(8.1倍)。4番人気以降はオールザットジャズ、⑥ピクシープリンセス、③スマートシルエット、⑮レインボーダリア、ラシンティランテと続きました。
スタート後の先行争いで、⑧レジェンドブルーが先手を取り、2番手集団はヴィルシーナ、スマートシルエット、オールザットジャズ、⑤マイネジャンヌと4頭横並び。ホエールキャプチャは7番手、マイネイザベルとアカンサスは中団、ピクシープリンセスが最後方でゴール板を通過しました。
1,2コーナーから向正面に入り、レジェンドブルーがペースを握り、マイネジャンヌが単独2番手に浮上。3番手にオールザットジャズ、ヴィルシーナはシルエットと並んで4,5番手で控えている。その後ろの6番手に⑨クリスマスキャロル、中団7番手のところにホエールがいて、イザベル内側につける。9番手の位置にアカンサスとラシンティランテ、11番手レインボーダリア、12番手⑭マイネオーチャード。中団より後ろのグループでは、13番手にフミノイマージン、14番手のエリンコートが外から進出しようとしている。ピクシー後方2頭目、最後方が④メルヴェイユドールという展開。
外回り3コーナーに差し掛かり、道中後方から上がって来たエリンコートが残り800mのところで一気に先頭集団に加わり、レジェンドブルーを抜いて先頭を奪いにかかる。オールザットジャズが3番手、ヴィルシーナは5番手。ホエールキャプチャとイマージンはまだ馬群の中。ラシンティランテも上がって来た。4コーナーを回り、最後の直線コースに差し掛かり、オールザットジャズが先頭に立ち、レジェンドブルー2番手で粘る。真ん中からヴィルシーナも追い込んでくるが、外からレインボーダリアが伸びて来た。残り200mでダリアが先頭に躍り出て、ヴィルシーナが内で迫るもかわしきれない。大外からピクシープリンセスが猛追するも届かず。レインボーダリアが迫り来る馬達を抑えて先頭でゴールイン!2着争いでは、ヴィルシーナとピクシープリンセスがほぼ同時で入線したが、わずかにヴィルシーナ2着でピクシーは3着。



全着順&払戻金
1着⑮レインボーダリア   2分16秒3
2着⑫ヴィルシーナ      クビ
3着⑥ピクシープリンセス  アタマ
4着⑭マイネオーチャード  1馬身3/4
5着⑩オールザットジャズ   3/4馬身
6着④メルヴェイユドール  1/2馬身
7着①マイネイサベル    クビ
8着②アカンサス       2馬身
9着⑯ラシンティランテ    アタマ
10着⑪ホエールキャプチャ  3/4馬身
11着⑦フミノイマージン   1馬身1/2
12着⑧レジェンドブルー   1馬身1/4
13着⑨クリスマスキャロル   クビ
14着⑬エリンコート     2馬身
15着⑤マイネジャンヌ     4馬身
16着③スマートシルエット   3馬身
払戻金
単勝 15 2300円        
複勝 15 380円  12 120円  6 360円
枠連 6-8 810円        
馬連 12-15 1790円
馬単 15-12 6630円        
ワイド  12-15 670円  6-15 2780円  6-12 530円      
3連複  6-12-15 6110円        
3連単  15-12-6 50810円


降りしきる雨と重馬場でのレースとなった今年のエリザベス女王杯は、単勝7番人気だった伏兵・レインボーダリアが、直線で外からまとめて差し切り、粘るヴィルシーナ、強襲したピクシープリンセスを振り切って優勝しました。1番人気だったヴィルシーナはアタマ差の2着に敗れ、悲願のGI初制覇はまたしてもお預け。春のヴィクトリアマイルを制したホエールキャプチャは10着、2番人気・フミノイマージンは11着に終わりました。
優勝したレインボーダリアは、これまで27戦5勝の成績を挙げていましたが、重賞は6度挑戦して未勝利。昨年のエリ女で5着、今年のクイーンステークスと府中牝馬ステークスで4着に入りました。28戦目の今回、7度目にして重賞初勝利、しかもGIのビッグタイトルを手にしました。鞍上の柴田善臣騎手は、2010年にナカヤマフェスタとのコンビで制した宝塚記念以来約2年5か月ぶりのJRA・GI勝利で、通算8勝目。ちなみに、牝馬GI競走ならびに京都開催のGIは初勝利となります。
圧倒的1番人気に支持されていたヴィルシーナは、「憎き天敵」ジェンティルドンナ不在により、悲願のGI制覇のチャンスと言われましたが、またまたまた2着惜敗。これでGIレースでは4戦連続2着、ローズステークスを合わせても5戦連続2着…。ここまで来ると「かわいそう」としか言えなくなってきた。GIで勝てなかったら、今後どこで勝てばいいのか?金鯱賞?愛知杯?それとも朝日チャレンジカップ?
3着のピクシープリンセスは、「準オープン(1600万円以下)」から参戦してきた馬。前走は1000万下の条件戦(京都8R・芝2400m)で勝利を収め、それから中2週でGIの大舞台に上がりました。大外からの末脚が伸び、ダリアとヴィルシーナに迫るもあと一歩届きませんでした。それでもラスト3ハロンのタイム・35.1秒は16頭中最速のタイム。格上相手に大健闘を見せたので、今後もますます期待できそうです。

来週は秋のマイル王決定戦・マイルチャンピオンシップが京都競馬場で行われます。昨年の勝ち馬・エイシンアポロン、前哨戦のスワンステークスを制したグランプリボス、安田記念馬・ストロングリターン、今年重賞2勝のガルボ、関屋記念を勝ったドナウブルー、中京記念覇者・フラガラッハ、サンカルロ、リアルインパクト、マルセリーナ、コスモセンサーなどの古馬勢に加え、富士ステークスを勝ったクラレント、京成杯AHを制した・レオアクティブ、ハナズゴール、アイムユアーズ、ファイナルフォームの3歳勢が登録しています。マイル界でも勃発した「3歳VS古馬」の世代闘争、3歳勢が下克上で世代交代を起こすのか?



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