2010FIFAワールドカップ南アフリカ大会のアジア最終予選を4試合終了時点で、2勝2分け・勝ち点8の2位となっているサッカー日本代表。ここまで無敗なんですが、ホームでは2試合ドローとまだ白星がありません。第4戦となる28日、ホーム・埼玉スタジアム2002でバーレーン代表と対戦しました。バーレーンとは岡田JAPANになってからは2勝2敗の五分、今回の試合で5度目の対決となります。この試合で勝てば南アフリカ行きに大きく前進、負ければ2位以内が厳しくなるかもしれない重要な一戦です。
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GK 1 楢崎正剛
DF 15 長友佑都
DF 4 田中マルクス闘莉王
DF 2 中沢佑二
DF 6 内田篤人
MF 7 遠藤保仁
MF 17 長谷部誠
MF 10 中村俊輔
MF 16 大久保嘉人
MF 9 田中達也
FW 11 玉田圭司
怪我から戻ってきた楢崎が5か月ぶりの先発、中盤は俊輔・大久保・長谷部の海外組が先発し、FWは玉田の1トップとなりました。
日本は試合開始から攻め立てます。開始1分に大久保のパスを受けた田中達也が突破を図りますが、相手DFに阻まれると、3分には右サイドを抜け出してシュートを放つも、ゴール右に外れました。9分、大久保が倒されてFKを獲得。右寄りの位置からのFKを俊輔が蹴りこみ、中澤と闘莉王が飛び込んでいきますが、バーレーンDFがクリアします。
バーレーンは14分、カウンターからチャンスを作ると、クリアボールのこぼれ球を拾った後にファタディがミドルを放ちますが、左に外れてゴールならず。16分、日本はFKを遠藤が狙うもバーを大きく越える。22分に左サイドの深い位置、ペナルティエリア付近でのFKを遠藤が低いボールを入れるも壁に激突。25分には左CKを中澤が頭で合わせ、ゴール枠内を捉えたんですが、相手DFがゴールラインのところでクリア。バーレーンDFに阻まれて惜しくもゴールならず。28分、達也が俊輔のパスを受けた達也が狙うも相手にブロックされる。
その後も日本が試合の主導権を握りますが、バーレーンの堅い守備の前にシュートも簡単に打てず、得点も奪えません。32分に闘莉王がペナルティエリア内に進入し、パスを受けた大久保がドリブルを見せるが相手に倒されます。おまけにホイッスルは無し。大久保は36分にシュートを放つもダメ。前半終了間際の42分、俊輔のスルーパスから玉田が抜け出すも、バーレーンの守備を破れません。結局前半は0-0で終了。積極的に動くもゴールに結びつくことができず。
エンドが変わった後半、開始直後に玉田が中央で倒されてFKを獲得。ペナルティエリア手前でのFKを遠藤が止めた後に俊輔が左足で狙う。ボールはマルズーキの頭に直撃した後、ボールはゴールへ吸い込まれ、バーレーンGKサイド・ジャファルの頭上を越えてゴールイン。日本がようやく先制点を挙げます!勢いに乗る日本は7分、俊輔スルーパス→内田→長谷部とつないだ後、達也が右足で狙うが、シュートは全然ダメでした。対するバーレーンは反撃を試み、4分にアブドゥルラハマンがミドルを狙うも楢崎にキャッチされ、8分にはファタディのミドルを中澤がクリア。9分にFKのチャンスを獲得しますが、こぼれ球を楢崎がキャッチ。
日本は10分、カウンターからフリーの内田へロングパス、内田がエリア内で受けるもシュートに持ち込めず、相手GKがキャッチします。13分、俊輔が達也にパスを出し、達也がドリブル突破からシュートを放ちますが、GKの好セーブに阻まれる。18分、バーレーンはフバイルのクロスを闘莉王がクリア、こぼれ球を繋いだ後にフバイルがシュートを狙うも日本守備陣が同点を阻止。直後に日本がカウンター攻撃を発動し、玉田のドリブル→右サイドの内田へパス→受けた内田はシュートを狙うが、バーに弾かれてしまう…。これは惜しすぎる!
バーレーンは30分に最初の選手交代、オマルを下げてアブドゥラ・アブディを投入。対する日本は31分に長谷部に代えて橋本英郎、34分には玉田→松井大輔と相次いで投入します。34分に日本は大久保がシュートするもGKにキャッチされます。40分に松井がドリブルで相手をかわしてパスを出すも、味方にはつながらず。バーレーンはロスタイムにサルマン・イサがシュートを撃つが、日本にとっては危ないシーンには至らず。最後はボールキープして試合終了。日本がバーレーンに1-0で勝利をおさめました。
岡田JAPANがホーム3戦目でようやく白星を挙げました。前半はバーレーンの守備の前にゴールが生まれず、それにシュートに持ち込めないというのが続きました。後半早々に俊輔選手のFKでようやく1点を先制、その後は決定的シーンがあったものの追加点が奪えず。1点を守りきっての勝利でしたが、本音で言えばもう少し得点が欲しかったですね。前半の中澤のボンバーヘッドは相手がいなかったらゴールになっていたし、後半19分の内田のシュートがバーに弾かれたのは本当に惜しかった。あと2点は取れていたんだけどなぁ~。
攻撃陣はいまいちだったんですが、守備陣はバーレーンを完封。アフリカ人帰化トリオに何も仕事をさせなかったというのは評価したいところです。闘莉王選手は頭部の負傷の影響もなく、前半には攻撃に参加したりしていました。ちなみにこの試合、青色のテーピングをしていたそうです。日本代表を意識していることは確かです。浦和レッズだと赤いテーピングなのか…?久々に先発した楢崎選手は安定した守備でバーレーンのゴールを阻止しました。やはり楢崎さんがいると安心しますね。
これで日本は5試合を終えて3勝2分け・勝ち点11となり、勝ち点10の豪州を上回って暫定首位に立ちました。ホームでの重要な一戦を白星で飾り、勝ち点3を獲得したのは大きいんじゃないかな。次の試合に勝てば、W杯出場が決定となるそうです。もしかしたらドイツW杯と同様、一番乗りで決まっちゃったりして…。今後の試合を考えたら、最終戦のオーストラリア戦を前に南アフリカ行きを決めたいですねえ。その後、豪州戦に勝って1位通過決定という理想的な展開を望みたい。
日本戦以外のアジア予選も各地で行われ、グループ1のもう1試合、タシケントでのウズベキスタンVSカタール戦は、ホームのウズベキスタンが4-0でカタールに快勝。韓国がお休みのグループ2では、北朝鮮がホームでUAEに2-0で勝利。勝ち点10で首位に立ちました。でも残り3試合で韓国・イラン・サウジアラビアと難敵が続くので、北朝鮮が南アフリカの切符を手にできるかはまだわかりません。
グループ1では、日本が首位、2位・豪州と続き、勝ち点4でウズベキスタンとカタール・バーレーンが並んでいますが、得失点差で3位にウズベキスタン、カタールが最下位となっています。日本がお休みとなる4月1日は、バーレーンVSカタール、豪州VSウズベクという組み合わせ。日本は次戦、6月6日にアウェー(タシケント)でウズベキスタンと対戦。勝てばW杯出場が決まる大一番です。ウズベク戦も勝利して、みんなでW杯出場の喜びを分かち合いたい!WBCで連覇した侍JAPANに続け岡田JAPAN!
日本、勝ちましたね。
またカタールがウズベキスタンに負けて、次回オーストラリアがウズベキスタンに勝つと最低でも3位以内が決まりますね。
さらに同日、カタールとバーレーンが引き分けるとよほどのことがない限り2位以内に入りそうです。
4月1日に朗報が出るといいですね。^±^
ようやくホームで初勝利を飾りました。次に勝てば文句なしで2位以内確定ですが、4月1日にも決まるんですね。
まず豪州がウズベクに勝利→これは予想通り
カタールVSバーレーンがドロー→引き分けてほしいなぁ~。
試合のない日に南アフリカ行きを決めるのも、あると思いますっ!