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暑すぎてつらい。

芦毛の女傑ここに誕生!レーヴディソールがデビュー3連勝で2歳女王の座に輝く!

2010年12月13日 | 競馬

今年の2歳女王を決める第62回阪神ジュベナイルフィリーズ(GI 芝外回り1600m・18頭立て)が12日、阪神競馬場で行われました。ウオッカやブエナビスタ、アパパネもJF勝利をきっかけに「名牝」の道を歩んでおります。多くのGI馬を輩出してきた牝馬クラシックの登竜門であるこのレース、今年はデビュー2戦2勝の⑪レーヴディソールに注目が集まりました。過去2戦は直線で鮮やかな末脚を見せて快勝、前走のデイリー杯2歳ステークスでは牡馬たちを蹴散らしました。3戦目となる今回、無敗での女王戴冠なるか?
ディソール以外にも、「ダンスインザムードの第1子」⑭ダンスファンタジア、2007年の優勝馬&2008年オークス馬のトールポピーの妹である①アヴェンチュラ、新潟2歳ステークス優勝馬⑥マイネイザベル、ファンタジーステークスを制した⑨マルモセーラ、さらにディープインパクト産駒の⑦リトルダーリン(2戦目でGI挑戦!)と⑬オースミマイカが女王取りに挑みました。


レース直前の単勝上位人気は、レーヴディソールが1番人気(1.6倍)、2番人気がダンスファンタジア(3.6倍)、3番人気はアヴェンチュラ(9.9倍)。10倍以下は3頭で、4番人気以降は④ホエールキャプチャ、リトルダーリン、マイネイザベルと続きました。
ばらつきのあったスタートで始まった阪神ジュベナイルフィリーズ、先行争いでは⑤フォーエバーマークが一旦鼻を奪いますが、⑧ピュアオパールが前に出ます。3番手集団には、マルモセーラ、マイネイザベル、ホエールキャプチャが追走。リトルダーリンは7,8番手、注目のレーヴディソールは中団からやや後ろの位置。だいたい13番手あたりか?その外側にダンスファンタジアがじわじわと上がってきた。後方ではオースミマイカが15番手、アヴェンチュラ16番手、⑰マリアビスティーが最後方。
18頭が一団で前半800mを48秒台で通過。先頭争いはピュアオパールとマルモセーラが並び、⑫ツルマルワンピースが3番手、⑱ライステラス4番手、ファンタジア5番手付近まで上昇して前に接近。まだ中団のディソールは外に持ち出す。4コーナーから最後の直線に入り、ダンスファンタジアが並びかけようとするが、あまり伸びない。ライステラスとツルマルワンピースが抜け出すところをレーヴディソールが、大外から一気に上昇!残り200mで間からホエールキャプチャがライステラスに並びかけるが、ディソールが残り100mを切った辺りで前を行く馬たちを一気にかわして先頭ゴールイン!またも鮮やかな差しを見せたレーヴディソール、デビュー3連勝で2歳牝馬の頂点に立ちました!

最終成績&払戻金
1⑪レーヴディソール  1:35.7
2④ホエールキャプチャ  1/2
3⑱ライステラス     1
4①アヴェンチュラ    3/4
5⑫ツルマルワンピース  クビ
6⑥マイネイサベル    ハナ
7⑩タガノラヴキセキ   アタマ
8⑤フォーエバーマーク   2
9⑭ダンスファンタジア   クビ
10③トツゼンノハピネス   ハナ
11⑦リトルダーリン     クビ
12⑨マルモセーラ     1/2
12⑰マリアビスティー   同着
14⑬オースミマイカ    1.1/4
15⑧ピュアオパール    クビ
16②ハピシン       アタマ
17⑯グルーヴィクイーン   1/2
18⑮クリアンサス     1.1/4
単勝 11 160円
複勝 11 110円 4 330円 18 740円
枠連 2-6 1,120円
馬連 4-11 1,260円
馬単 11-4 1,490円
ワイド 4-11 450円 11-18 1,230円 4-18 4,230円
3連複 4-11-18 9,200円
3連単 11-4-18 24,540円


レーヴディソールが一番人気の期待に応えて阪神ジュベナイルフィリーズを制し、前走のデイリー杯に続いての重賞2連勝&無敗で2歳女王に輝きました。デビューから無敗でJFを制したのは、2005年のテイエムプリキュア以来5年ぶりだそうです。2着にはホエールキャプチャ、ライステラスが3着に入り、芦毛馬が123フィニッシュの「珍事」で決着。2番人気のダンスファンタジアは直線で伸びを欠いて9着に敗れました。
ディソールに騎乗した福永祐一騎手は、2002年以来8年ぶり2度目の阪神JF制覇、JRAGI勝利は2007年のオークス以来約3年半ぶりで通算13勝目です。今年の福永騎手は通算1200勝&自身2度目の年間100勝を達成すれば、10月には重賞4勝を挙げるなど絶好調。関西リーディングジョッキーでトップを独走しております。
またしても「女傑」と言われるだろう馬が現れ、久しぶりに強い芦毛馬が出てきたなあという印象を受けました。ブエナやアパパネでも成し得なかった無敗での2歳女王を簡単にやってのけちゃいましたね。天国にいる父のアグネスタキオン、姉のレーヴダムール、兄のレーヴドリアンも喜んでいると思います。
「新たなる芦毛伝説の始まりになりそう」 80年代の末頃から90年代にかけて芦毛馬が活躍し、オグリキャップ、タマモクロス、ウィナーズサークル、メジロマックイーン、ビワハヤヒデなどがGIタイトルを取りました。オグリ引退から20年後&天国へと旅立った今年、レーヴディソールが「21世紀の芦毛の怪物」になろうとしています。彼女なら来年のクラシックで新しい伝説を作る事でしょう。ただ、「レーヴ一族」は体質の弱さを抱えているので、ディソールが無事に成長する事を願うばかりです。
余談ですが、阪神JFで芦毛馬が上位独占した後に行われた「阪神ウインタープレミアム ヒシアマゾンメモリアル」では、1着の①ワールドワイドと2着⑬メトロノースによる「芦毛1,2フィニッシュ」が実現。この日は阪神・中山・小倉の3競馬場で合計5勝と芦毛馬が目立った一日でした。

来週19日は、中山競馬場で「朝日杯フューチュリティーステークス」が行われます。昨年はジャパンカップを制したローズキングダムが勝ちました。今年は京王杯2歳Sを勝ったグランプリボス、東京スポーツ杯2歳Sの勝ち馬・サダムパテック、デビュー2連勝のワイズリーが出走予定。好調のディープインパクト産駒からは、リアルインパクト、ダノンバラード、コティリオンの3頭が出走登録しております。ディープ2世からGI馬が生まれるか?


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