

全国高校サッカー選手権大会はいよいよ佳境に突入。準決勝から舞台を国立に移りました。今日は準決勝2試合が行われました。
第1試合:流通経済大学附属柏VS津工業
全日本ユース王者の流経大柏と今大会の台風の目・津工業は、流経大柏のエース・大前元紀が大爆発!まず前半26分に右足で先制ゴールを決めると、後半6分は頭で決めて2点目。後半26分、相手のクリアミスを拾うと、ミドルシュートが決まりハットトリック達成。そして2分後、またもゴールを決めてこの日4得点。チームも後半だけで5得点を挙げる猛攻を見せれば、守備陣は津工業の攻撃サッカーを完封。6-0と津工に圧勝。王者の風格を見せ付けて、堂々の決勝進出です。
第2試合:藤枝東VS高川学園
34年ぶりの決勝進出を目指す藤枝東は、前半11分に細かいパス回しから河井陽介が右足で決め先制します。追加点が欲しい藤枝東は、松田純也が素晴らしいFKを見せましたが、ポストに直撃し得点ならず。この後もパスサッカーで高川学園を圧倒。高川も後半、反撃を見せますが同点ゴールが生まれず。試合は1-0で藤枝東の勝利。34年ぶりの決勝進出を決めました!
というわけで、決勝戦は流通経済大学附属柏VS藤枝東というカードになりました。どちらも準決勝は内容が良かった、というより流経大柏の圧勝劇はすごいですね。
流経大柏は、ベスト8までわずか1得点だった大前が準決勝で4得点、通算5得点で得点王争いで一気に首位浮上に躍り出ました。守備陣は3試合連続で完封、ここまでわずか1失点と堅守振りを発揮。総合力で2冠&千葉県勢3冠を目指します。
藤枝東は、河合と佐藤の2枚看板&華麗なるパスサッカー、U-18代表候補選手たちの活躍で決勝進出。攻撃力は流経大柏とほぼ互角、いや上回っているかもしれません。守備陣は3回戦まで毎試合1失点でしたが、準々決勝と準決勝は完封しています。藤枝東は優勝すれば37年ぶり5度目、静岡県勢だと平成8年の静岡学園以来12年ぶり。ただ、静岡学園の場合は鹿児島実業との両校優勝でした。静岡の単独優勝は、94年の清水市立商業高等学校(現・静岡市立清水商業高等学校)以来14年ぶりとなります。「サッカー王国・静岡」の復活はこの試合にかかっています。
高校サッカー決勝は、1月14日(月)の成人の日に行われます。幸いにも決勝まで8日空き。どちらも最高のコンディションで、素晴らしい試合を見せてくれることを期待しています。


ようやった、北陽台高校!!
そして、東福岡高校、優勝おめでとう!!