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暑すぎてつらい。

第95回全国高校サッカー選手権準決勝  青森山田と前橋育英が決勝進出!

2017年01月07日 | soccer

第95回全国高校サッカー選手権は7日、埼玉スタジアム2002で準決勝2試合が行われました。昨年12月30日に開幕したこの大会、前回王者・東福岡、この夏のインターハイ覇者・市立船橋といった優勝候補が続々と敗退。青森山田高校、前橋育英高校。佐野日大高校、東海大仰星高校の4チームが準決勝まで勝ち上がってきました。果たして、2日後の決勝戦に進出したのはどのチームか?




準決勝第1試合:青森山田(青森)VS東海大仰星(大阪)
2年連続のベスト4に進出した青森山田は、高円宮杯U-18チャンピオンシップとの2冠制覇まであと2勝。東海大仰星は3回戦で富山第一、準々決勝で東福岡に勝利。強豪を次々と撃破した勢いで、決勝進出を目指します。
先にチャンスを作ったのは仰星でした。前半12分にゴール正面の位置からMF松井修二が左足ミドルシュートを放ちますが、青森山田GK廣末陸にキャッチされます。
迎えた前半23分、青森山田はDF三国スティビアエブスが左サイドを突破し、ペナルティエリア内で右足シュートを鮮やかに決めて1点を先制。しかし、仰星もすぐさま反撃。24分にカウンターから左サイドでMF大崎航詩がクロス→青森DF小山内慎一郎の足に当たってゴールに吸い込まれそうになるが、GK廣末が間一髪クリア。25分、左サイドのロングスローからチャンスを作り、大崎クロス→ファーサイドの松井が右足でゴールネットを揺らし、1-1の同点とします。
追いつかれた青森山田は、34分に右サイドからのボールを受けたFW鳴海彰人が、胸で落としてから左足を振り抜いたが、シュートは右に外れる。前半41分、左サイドでMF郷家友太のロングスロー→DF小山新のシュートはGKに弾かれたが、こぼれ球をMF高橋壱晟が右足で叩き込んで2点目のゴール。前半は青森山田が2-1とリード。
後半、1点を追う仰星が反撃に出ます。後半19分に松井がシュートを狙うもGKの正面。28分にはロングスローから、ゴール前でMF見野龍太郎が左足ボレーシュートを狙うが、GK廣末に押さえられる。後半41分、DF吉田純平のロングパス→ゴール前でフリーの大崎のシュートはクロスバーの上…。後半43分には自陣のロングボール→途中出場の松山樹生が頭で落とし、矢野修大にボールが渡るフィニッシュが中途半端…。東海大仰星の猛攻を凌いだ青森山田が2-1で勝利しました。


準決勝第2試合:前橋育英(群馬)VS佐野日大(栃木)
準決勝第2試合は、群馬代表と栃木代表による北関東ダービー。両県のプライドを懸けた因縁の対決は、最後までハラハラドキドキの展開でした。
試合開始序盤から前橋育英がリズムを作り、前半3分に細かいパス回しからFW飯島陸がシュートを放つが、GKにキャッチされる。13分には左サイドのDF渡辺泰基のクロス→ゴール前でMF岩下航がシュートに行ったが、佐野日大の堅い守りに阻まれます。25分、MF大塚諒のパスを受けたMF高沢颯がPA左からシュートを狙うもわずかにゴール右に外れます。
佐野日大は前半29分、MF小林拓海の強い縦パス→FW長崎達也が反転してから右足でシュートを狙ったが、前橋育英GK月田啓のファインセーブに阻まれ、ゴールを奪うことができません。
その直後の前半30分、前橋育英は左サイドで飯島がグラウンダーで折り返すと、走り仕込んできた高沢颯が右足でゴールネットを揺らし、前橋育英が先制点をゲット!流れるようなパスワークで、佐日の守備を破りました。
エンドが変わった後半、前橋育英は後半8分に左サイド・渡辺がクロスを上げると、ゴール前でFW人見大地が飛び込んだが、ヘディングシュートは佐日GK・中村一貴に阻まれて追加点ならず。対する佐野日大も後半15分、高い位置で相手のボールを奪うと、長崎がドリブルからシュートしたが、GKにキャッチされます。
後半27分、前橋育英は途中出場のMF田部井悠がスルーパスから抜け出したが、右足のシュートは枠を捉えられず。前橋育英の猛攻は続き、後半39分に高沢がドリブルで持ち込んでシュートを狙うもDFにブロックされる。続く左CKをニアサイドのDF松田陸が合わせるも、佐日のDFに阻まれる。
同点に追いつきたい佐野日大は、後半アディショナルタイム前に長崎が右サイドからシュートを狙ったが決められず。試合は1-0で前橋育英が逃げ切り、北関東ダービーを制しました。



というわけで、高校サッカー準決勝は、青森山田と前橋育英の勝利に終わりました。青森山田は7年ぶり、前橋育英は2年ぶりで、どちらも2度目の決勝進出です。
青森山田は高橋選手が決勝点を挙げると、守備ではGKの廣末選手がファインセーブを連発しました。先制点を決めた三国選手は、突破力もさることながら、決定力も見事なもの。クロスを上げるかと思いきや、切り返して右足シュートを直接決めました。FWも顔負けのスーパーゴールだったと思います。2点目を挙げた高橋選手は、2回戦の鵬翔(宮崎)戦から4試合連続ゴール。今大会4得点を挙げ、チームメイトの鳴海選手と並んでトップタイに浮上しました。
前橋育英は最後までリズムの良い攻撃で佐野日大のゴールを脅かし続けましたが、前半の高沢選手の1点のみに終わりました。後半は決定的な場面が何度もあったけど、追加点が生まれず。むしろ、佐野日大のディフェンスが良かったとも言える…。育英は攻撃が凄いけど、ディフェンスの方も集中力が高く感じられました。これで初戦から5試合連続で無失点です。もし決勝でも合無失点に抑えて優勝すれば、第78回大会の市立船橋以来となります。
どちらが勝っても初優勝の決勝戦は、1月9日(成人の日)の午後2時過ぎにキックオフ。4試合で15得点・2失点の青森山田と、1回戦から得点を与えていない前橋育英の戦いは、ガチガチの試合になるかもしれない…。4134校の頂点に立つのは何処だ?





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