日刊魔胃蹴

暑すぎてつらい。

クラシックの舞台へ駆け上がれ!フェアリーステークス&シンザン記念

2017年01月08日 | 競馬

1月3連休の中日の8日は、東西で明け3歳馬の重賞競走があり、中山競馬場では牝馬重賞のフェアリーステークス、京都競馬場は「出世レース」のシンザン記念が行われました。春のクラシックに向けてのステップレースは、どちらも波乱の結果となりました。



中山メイン・第33回フェアリーステークス(GⅢ・芝1600m 16頭立て)は、サフラン賞2着③アエロリット、3戦連続2着の⑯キャスパリーグ、3戦2勝の①コーラルプリンセス、⑥ヒストリア・⑪メローブリーズ・⑮ライジングリーズンの「アルテミスステークス組」、札幌2歳ステークス2着の④ブラックオニキスなどが出走しました。
スタートで②ツヅクが飛び出すと、そのまま先頭でレースを引っ張る。アエロリットが2番手につけ、3番手に⑨ポンポンが追走。外側4番手に⑫アルミューテン、内側5番手にブラックオニキス、ヒストリアが6番手を追走。中団には7番手に⑭アマノガワ、8番手⑤ジャストザマリン、9番手に⑬パフォーム。10番手にライジングリーズン、11番手⑧モリトシラユリ、12番手にキャスパリーグ、13番手⑦キュイキュイ、コーラルプリンセス14番手。後方は15番手メローブリーズ、最後方に⑩スノードーナツという展開。
縦長の状態で3コーナーをカーブし、先頭のツヅクが後続を引き離し、アエロがじっくりと2番手、ポンポン3番手追走。4番手からアルミューテン、その後ろにヒストリアが進出開始。さらにリーズンが捲るように上がってきている。コープリとキャスパリは馬群の中。
4コーナーから最後の直線コースに差し掛かり、先頭争いはツヅク,アエロリット,ヒストリア,アルミューテン,ライジングリーズンの5頭が横一線。ゴール残り200mでアエロが内から抜け出しを図るが、リーズンが外から先頭に躍り出て1着ゴールイン!ゴール前グンと伸びたライジングリーズンが重賞制覇を果たしました!


雨が降る中で行われたフェアリーステークスは、単勝10番人気の伏兵・ライジングリーズンが優勝。1番人気のアエロリットが2着、3着には7番人気のモリトシラユリが入り、3連単「⑮-③-⑧」で275,620円の高配当が着きました。3番人気のコーラルプリンセスは8着、2番人気のキャスパリーグは12着に終わっております。
重賞初勝利のライジングリーズンは、父・ブラックタイド、母・ジョウノファミリー、母の父・キングカメハメハという血統。今回の勝利で通算成績3戦2勝。新馬戦で勝ったも舞台が中山1600mでした。この馬は中山との相性がいいですね。鞍上の丸田恭介騎手は、昨年6月の函館スプリントステークス以来の重賞制覇で通算6勝目。また、奥村猛調教師はこれが重賞初勝利となりました。
ライジングリーズンは道中は中団より後ろの位置につけると、3,4コーナー中間点から馬なりで上昇し、4コーナーで先頭集団に追いつき、ラスト100mでアエロリットをとらえました。中団追走~ゴール前で外から差し切るという勝ち方は、昨年9月の新馬戦と同じですね。この馬の末脚は切れ味が良いので、その脚をさらに磨きをかければクラシックでも好走できるんじゃないかと思います。



京都メインは第51回日刊スポーツ賞シンザン記念(GⅢ・芝1600m 15頭立て)。昨年はジュエラーがこのレースで2着の後に桜花賞を制覇。近年はオルフェーブル、ジェンティルドンナ、ミッキーアイルとGⅠ馬を輩出しています。今年は池江泰寿厩舎から⑤ペルシアンナイトと⑦アルアインの素質馬2頭が参戦。他にも、メンバー唯一の重賞ウィナー⑧トラスト、ミッキーアイルの弟⑭タイセイスターリー、京王杯2歳ステークス5着⑮コウソクストレート、⑩マイスタイル、②ブレイヴバローズなどが出走。
スタートで⑨キョウヘイが出遅れて最後方からの競馬。先行争いで③メイショウソウビが先頭に立ち、外から⑥ブラックランナー,トラスト,⑫ケンシンの3頭が接近し、メイショウソウビを含む4頭が先頭集団を形成。5番手にブレイヴバローズが追走し、その後ろにアルアインとマイスタイルが並ぶ。中団の8番手にミルトプリンス、外側でケンシンが後退。中団より後ろのグループに9番手にペルシアンナイト、外側10番手にタイセイスターリー、11番手④テイエムアニマンテ、コウソクストレート・⑬イエローマジック・⑪エテレインミノルが12~14番手で並び、キョウヘイは依然として最後方。
外回り3コーナーを回り、先頭のソウビは前半800mを47.1秒で通過。ブラランが2番手に上がり、ブレバロが3番手。トラスト4番手、マイスタイルとアルアインが5,6番手で並走。その後ろにペルシアンが7番手まで浮上し、タイスタ9番手。
4コーナーを回って最後の直線。アルアインが馬群を割ろうとするが、メイショウソウビに邪魔をされて後退してしまう。今度はトラストが前に出たが、大外からタイセイスターリーが脚を伸ばすと、真ん中マイスタイル、内からペルシアンナイトもやってくる。さらに後方からキョウヘイが襲い掛かり、ラスト100mで4頭をまとめてかわして先頭ゴールイン!スタート出遅れもなんのその、キョウヘイが最後方から突き抜けました!

クラシックへの登竜門・シンザン記念は、単勝8番人気のキョウヘイが優勝。スタートで出遅れ、最後方での追走を余儀なくされましたが、ラストの直線で一気の追い込みを見せ、見事な差し切り勝ち。外から追い上げて2着のタイセイスターリーは、当初は川田将雅騎手が騎乗予定でしたが、落馬負傷のため武豊騎手に騎乗変更。重賞での乗り代わりは騎手生活31年目で初めてだそうです。1番人気のペルシアンナイトは3着。2番人気のアルアインは、直線で不利を受けたことが影響して6着。デビューから無傷の3連勝が期待されましたが、掲示板を外す結果となりました。
勝ったキョウヘイは、昨年7月のデビュー2戦目の未勝利戦以来の勝ち星を挙げて通算2勝目。重賞レースは2度目の挑戦で初勝利。キョウヘイのデビューから乗り続けている高倉稜騎手は、2013年の中京記念以来、約3年半ぶりの重賞勝ちを果たしました。ゴールした直後には喜びのガッツポーズが出たほど。本当に快心の騎乗でしたね。また、リーチザクラウン産駒は、これが重賞初勝利。リーチザクラウンといえば、雨の中で行われた2009年の日本ダービーで2着だった馬です。道悪で好走するところは父親譲りですなぁ。



来週・15日も中山競馬場で3歳馬による重賞競走があります。「京成杯」には、新馬戦で3馬身半差の圧勝劇を見せたサーベラージュ、ルーラーシップ産駒のイブキ、アダムバローズの他に、マイネルスフェーン、ベストリゾート,メリオラの「ホープフルステークス組」が登録しています。
京都競馬場は今年最初のGⅡ競走「日経新春杯」が行われ、神戸新聞杯でサトノダイヤモンドの2着だったミッキーロケット、目黒記念以来のレースとなるクリプトグラム、昨年の優勝馬・レーヴミストラル、レッドエルディスト、カフジプリンス、ヤマカツライデン、マキシマムドパリ、シャケトラなどが出走予定です。




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