アメリカ・メジャーリーグの2010年シーズンが日本時間の5日に「レッドソックスVSヤンキース」戦を皮切りに開幕し、6日は各地で開幕戦が行われました。昨年のワールドシリーズでMVPを獲得した後、オフにニューヨーク・ヤンキースからロサンゼルス・エンゼルス・オブ・アナハイムに移籍した松井秀喜選手が、ミネソタ・ツインズ戦(@エンゼルスタジアム)で4番DHで先発出場。新天地デビュー戦でいきなりゴジラのバットが火を噴きました!
松井の第1打席は、初回1死1,2塁と先制のチャンスで打順が回りましたが、結果は遊撃フライに倒れてしまいます。この後エンゼルスは、5番・モラレス、6番・リベラの連続タイムリーで2点を先取しました。3-2でエンゼルス1点リードの3回、1死走者無しで松井の2打席目が回ります。松井は直球を鋭く狙うもショートライナー。2打席連続凡退で初ヒットは3打席目以降に持ち越し。
5回にツインズが犠牲フライで同点に追いつき、その裏エンゼルスがヒットと四球で2死1,2塁と勝ち越しのチャンス。この場面で松井が3度目のバッターボックス入り。エンゼルスの4番としてチャンスをモノにしたい松井は、ツインズ先発・ベーカーの3球目のど真ん中ストレートをライト前に弾き返す!2塁走者が生還してエンゼルスが勝ち越し成功。松井の今季初安打は勝ち越しタイムリー!
ツインズは6回と7回に満塁で逆転のチャンスを作るも、ともに活かしきれず無得点。終盤に突入した8回、松井がエンゼルスの先頭打者で登場。カウント2-1からの5球目、ツインズ3馬手・ミハレスの変化球をジャストミート!打球はセンターへ大きく伸び、バックスクリーン右に飛び込んだ!松井の一発で勢いに乗ったエンゼルスは、続くモラレスがレフトへの一発を放ち、2者連続アーチで2点を追加。試合は松井の活躍もあって6-3でエンゼルスが勝利しました。
新天地・エンゼルスでのデビュー戦でいきなりゴジラ松井がやってくれました!5回の第3打席で決勝点となる勝ち越しタイムリー、8回の第4打席では今季初ホームランが飛び出して4打数2安打2打点の大活躍。開幕4番の責務をしっかり果たし、チームの勝利に大きく貢献しました。開幕戦で結果を残し、アナハイムのファンのハートをガッチリ掴む事が出来た松井選手、自らのバットでエンゼルスをワールドチャンピオンに導けるでしょうか?
その他の日本人選手の結果です。
・10年連続200本安打を目指すマリナーズのイチロー選手は、アスレチックス戦で1番ライトで先発出場し、4打数1安打。第2打席で今季初安打となるセンター前ヒットを放った後、盗塁も決めました。試合は5-3でマリナーズが勝利。
・カブスの福留孝介選手はブレーブス戦に先発し3打数2安打。また8回にはブレーブスの斎藤隆投手が3番手で登板し、1イニングを無失点に抑えました。
・今季レイズからパイレーツに移籍した岩村明憲選手は、ドジャース戦に先発出場しましたが、4打数ノーヒットでした。試合は11-5でパイレーツが勝ちました。
・アストロズの松井稼頭央選手はジャイアンツ戦で2番セカンドでスタメン入り、4打数2安打のマルチヒットを放ちましたが、チームは2-5で敗れました。