イチロー、メジャー通算2000本安打を達成！

大リーグ・マリナーズのイチロー選手は、メジャー通算2000本安打まであと１本＆９年連続200本安打まで残り６本と「ダブル偉業達成」のカウントダウンに突入。現地時間６日に行われた「オークランド・アスレチックスVSシアトル・マリナーズ」戦で、ヒットを放ってメジャー通算2000本安打を達成しました！


前日の試合で３安打を放って2000本に王手をかけたイチロー、注目の第１打席、アスレチックス先発・ゴンザレスの２球目のストレートを振り抜き、鋭い当たりはライト線を破ってフェア！今季195本目のヒットはライトへの２塁打、これでメジャー通算2000本安打達成！イチローはこの後、味方の犠打で３塁に進み、３番・ロペスのレフト前タイムリーで先制のホームを踏みました。
２打席目以降もヒットが出るか期待がかかりましたが、３回１死での第２打席は遊撃フライ、５回２死走者無しで迎えた第３打席は３塁ゴロ、７回の第４打席は空振り三振に終わり、結局この日は４打数１安打という成績に終わりました。

さて試合の方ですが、４回にアスレチックスのパウエルがライトへのソロ本塁打で１－１の同点。５回には連打と四球で１死満塁のチャンスを迎えますが、個族が倒れて３者残塁。満塁のピンチを凌いだマリナーズは、直後の６回に１死１,３塁の場面でベルトレのタイムリーで勝ち越しに成功します。
しかし７回、マリナーズ２番手・ケリーがアスレチックス打線に捕まり、ペニントンとケネディの連打を浴びた後、死球で無死満塁の大ピンチ。アスレチックスは１死後に４番・ヘアーストンにレフトスタンドへの満塁ホームランを放ち逆転。このグランドスラムが決勝点となり、５－２でアスレチックスが勝利しました。
城島健司捕手は７番で先発出場し、９回の第４打席でライト前ヒットを放ち４打数１安打でした。


イチロー選手がメジャー移籍９年目で2000本安打を達成しました。メジャーだけでの2000本到達は、もちろん日本人史上初の快挙となります。1402試合目での2000本到達は、162試合制が導入されて以降史上最速だそうです。今季のヒット数も195本となり、９年連続200本安打まであと５本と迫りました。チームメイトの城島捕手も「すごい」と称賛すれば、グリフィー選手はイチローの記念球を落書きしていました。
今年のイチローは、３月のWBCで日本の連覇に貢献したんですが、開幕前に胃潰瘍を患って故障者リスト入り。復帰していきなり満塁本塁打をかっ飛ばして張本勲氏の3085安打に並び、翌日に3086安打の日本新記録を樹立。その後もヒットを量産し続け、年間200安打＆メジャー2000本も近づいてきました。今季195安打はアリーグトップ、打率は.362でアリーグ２位。最多安打＆首位打者のリーグ２冠もあり得るでしょう。
前日の試合で王手をかけ、最初の打席で簡単に達成したところもイチローらしかったなあ。でも、彼にとってこの快挙はあくまでも通過点。一部メディアでは、「40歳で3000本安打達成」と書かれているみたいですが、先はまだ長いし何があるかわからない。選手生命を脅かす大ケガさえしなければ達成できるはずだと思います。次はあと５本となった９年連続の200本安打。日本時間の10日か11日にも「イチロー200本安打達成」の朗報が届くかもしれません。