日刊魔胃蹴

暑すぎてつらい。

公営競技界の歴史が動いた!女子競艇選手で初のSG優勝が生まれる!

2022年03月21日 | Sports

ボートレースで歴史的快挙が生まれました!大村競艇場で行われたSG競走「第57回ボートレースクラシック(総理大臣杯)」で、遠藤エミ選手が優勝。女子選手で初めてのSGウィナーとなりました。


遠藤選手は4日間の予選で6走中3勝を挙げ、全て3着以内に入る好成績を残し、得点率8.33で全体トップ。準優勝戦でもイン逃げで1着になり、優勝戦で1号艇を手にしました。

<優勝戦メンバー>
①遠藤エミ(滋賀)
②秦 英悟(大阪)
③毒島 誠(群馬)
④上條暢嵩(大阪)
⑤中島孝平(福井)
⑥前田将太(福岡)

優勝戦には遠藤選手の他にも、SG優勝7回の毒島選手、2010年賞金王の中島選手といった男子の強豪が出場。

スタート前のコース取りで、遠藤が1コースをがっちり確保。秦も2コース、毒島も3コース。ダッシュ勢は上條が4カド(ダッシュスタートで最も内枠)、中島、前田も枠番通りのコース。
スロー勢3艇VSダッシュ勢3艇の枠なり進入でのスタートは、6選手横一線。1周目の第1ターンマークを遠藤が先に回り、秦と毒島が迫ると、内側から中島と上條が襲い掛かるが、遠藤が先頭でバックストレッチへ。中島と上條が2,3番手で争い、後続は前田、秦、毒島の順番。遠藤は第2ターンマークも先頭でクリアし、後続を突き放して2周目に突入。上條が単独2番手、中島3番手、その後に秦・毒島・前田の3人が並ぶ。
完全に抜け出した遠藤は2周目もクリアして、最終3周目もミスなく走り切り、そのまま1着でゴールイン!上條が2番手、中島が3番手、4着に秦、5着毒島、前田が最後方でゴールしました。


【優勝戦結果】
1着①遠藤エミ  1分46秒7 決まり手:逃げ
2着④上條暢嵩  1分48秒4
3着⑤中島孝平  1分49秒8
4着②秦 英悟  1分50秒9
5着③毒島 誠  1分51秒2
6着⑥前田将太  1分52秒0

【払戻金】
2連複 ①-④ 580円
2連単 ①-④ 710円
3連単 ①-④-⑤ 2,920円
3連複 ①-④-⑤ 1,530円

 
1952年に競艇が誕生してから約70年、ついに女子レーサーが競艇界のビッグレースを制する時代が来ました!2000年グランドチャンピオン決定戦で寺田千恵さんが女子初のSG優出を果たし、横西奏恵さんもSGに2度も優出。優勝戦に駒を進めた時点で凄いと思っていたんですが、女子3人目のSGファイナリストとなった遠藤エミ選手が、競艇界どころか公営競技界の歴史を変える大偉業をやってのけました。優勝戦1号艇と女子初優勝の重圧を乗り越え、男子選手を寄せ付けない快勝で優勝賞金3900万円を獲得です。競艇発祥の地である大村で女性SGウィナー誕生って、競艇の神様もにくい演出してくれるなぁ。
遠藤選手は2008年にデビューし、2012年に初優勝を飾り、2017年の賞金女王決定戦(クイーンズクライマックス)でGⅠ初優勝。この時は予選から全て1着の完全優勝でした。昨年は女子レーサー最強を決める「レディースチャンピオンシップ(女子王座決定戦)」を制覇。他にも「レディースチャレンジカップ」で通算4度優勝の実績を持ちます。
遠藤選手のSG制覇は全ての女子選手に勇気と感動、大きな刺激を与えたに違いありません。将来的には女子初の年間獲得賞金1億円突破、さらには賞金王決定戦優勝もあり得ると思います。最近はロシア軍のウクライナ侵攻、福島県沖の震度6強の地震といった暗いニュースばかりだったけど、久々に明るい話題が出て来たなぁ。翌日の情報番組かワイドショーで遠藤選手の優勝を取り上げる番組があるといいな。遠藤エミ選手、SG初優勝本当におめでとうございます!



最新の画像もっと見る