日刊魔胃蹴

暑すぎてつらい。

ドウデュース国内復帰戦の京都記念を圧勝!共同通信杯はファントムシーフが制す。

2023年02月12日 | 競馬

金曜日の大雪から打って変わって、春の陽気となった2月12日は、東京競馬場で牡馬クラシックの登竜門・共同通信杯、開幕週の阪神競馬場は伝統の古馬重賞・京都記念が行われました。


阪神メイン・第116回京都記念(GⅡ・芝2200m 13頭立て)は、昨年のダービー馬で凱旋門賞以来のレースとなる⑫ドウデュース、復活にかける一昨年の年度代表馬⑩エフフォーリア、2021年ホープフルステークス優勝⑨キラーアビリティ、さらには⑧プラダリア、①マテンロウレオ、昨年覇者④アフリカンゴールド、③ウインマイティー、⑥ユニコーンライオンなどが参戦しました。
スタート直後、ドウデュースは後ろに下げる。前の争いではユニコーンライオンがハナに立つと、⑤キングオブドラゴンが2番手につけ、キラーアビリティ3番手。エフフォーリアは4番手から2番手に上がる。プラダリアは7番手あたり、ドウデュースは11番手でスタンド前を過ぎて1コーナーを回る。
2コーナーから向正面に入り、ユニコーンライオン先頭、2番手エフフォーリア、3番手キングオブドラゴン、4番手キラーアビリティ、外から5番手のプラダリアが並びかける。6番手マテンロウレオ、中団7番手にウインマイティー。8番手⑧マイネルファンロン、9番手グループにはドウデュース・②ラストドラフト・ユニコーンライオン・⑬スカーフェイスの4頭が並び、⑪インプレスが最後方。
内回り3,4コーナー中間のところで、ユニコーン先頭、エフフォー2番手、プラダ3番手、ファンロンも4番手に上がる。キラアビは中団より前の馬群に入り、後方にいたデュースがじわじわと追い上げていく。4コーナー手前でエフフォーが後退。何かあったのか?外に回ったデュースは4番手まで押し上げて来た。
最後の直線に入ってもユニコーンライオンが先頭だが、ドウデュースがユニコーンライオンとプラダリアの2頭をまとめて抜き去って先頭に立った!そして残り200mで一気に突き放してみせた。問題の2番手争いは、プラダ2番手に上がるも、マテンロウオリオンとキングオブドラゴンが追い上げ、キラーアビリティも追い込むも前とは差がある。後続の争いを尻目に、ドウデュースは堂々と先頭でゴールイン!これがダービー馬の貫禄だ!ドウデュース国内復帰戦を快勝!


昨年のダービー馬と2021年年度代表馬が激突した京都記念は、単勝1番人気のドウデュースがラストの直線で突き抜け、2着のマテンロウレオに3馬身半差をつけての圧勝を飾りました。2着のマテンロウレオは6番人気、プラダリアが3着に入り、4歳世代が1~3着を独占しました。キラーアビリティは5着、昨年の勝ち馬・アフリカンゴールドは9着。
2番人気だったエフフォーリアは、3コーナー辺りまでは2番手を進みましたが、4コーナー手前から後退しはじめ、直線で最後方まで下がってしまい、ゴール手前で横山武史騎手が下馬して競走中止。検査の結果「心房細動」とのことです。予後不良じゃなくてよかったと思っておきたい。古馬になってから成績が上がらず、心房細動も起こしたから、今後が余計心配になりますね・・・。
京都記念で快勝したドウデュースは、日本ダービー以来の勝ち星を挙げ、通算5勝目。重賞競走も3勝目となりました。昨年秋のフランス遠征では、ニエル賞で4着、凱旋門賞では道悪に苦しみ19着と大敗。再起戦となった今回、圧倒的な走りで格の違いを見せつけました。この後「ドバイターフ」に向かう予定ですが、いい弾みがついたと思います。ロンシャンの借りはメイダンで返してほしいぞ!




東京メイン・第57回共同通信杯(GⅢ・芝1800m 12頭立て)は、朝日杯フューチュリティステークス3着⑨レイベリング、ホープフルステークス4着⑧ファントムシーフ、東スポ杯2歳ステークス2着①ダノンザタイガー、もうすぐ引退する福永祐一騎手が乗る⑥タスティエーラ
、新馬戦圧勝⑤タッチウッドなど、クラシック候補生たちが参戦しました。
スタートでタッチウッドが少し遅れてしまう。好ダッシュを決めた③キョウエイブリッサ、タスティエーラ、ファントムシーフ、④シーズンリッチが先行争いを繰り広げる。向正面でファントムシーフが一度は前に出るが、タッチウッドが先頭を奪う。3,4番手にキョウエイブリッサとシーズンリッチ、タスティエーラは5番手。その後ろの6番手のところにダノンザタイガーがいて、外側⑩シュタールヴィント、8番手に②コレペティトール、9番手⑪ウインオーディン、10番手プラダリア、11番手⑦シルバースペード、⑫ロードプレイヤーが最後方を追走する。
3,4コーナー中間を過ぎて、ウッドとシーフがレースを引っ張り、シーズン3番手、ブリッサ4番手、タスティ5番手、ダノタイ6番手は変わらず。レイベリングは大外に持ち出した。
4コーナーを回って直線コースに向いて、タッチウッドが少しファントムシーフを引き離し気味。ファントムシーフも懸命に追いかける。タスティエーラは外から猛追、ダノンザタイガーも馬群を捌く。残り100mでシーフが粘るウッドを捕らえて先頭。ゴール前でタスティとタイガーが伸びてくるが、ファントムシーフが先頭でゴール。2番手争いはタッチウッド、タスティエーラ、ダノンザタイガーの3頭接戦。


数多くのGⅠ馬を輩出している出世レースは、ファントムシーフが逃げるタッチウッドをかわして優勝。2着争いは接戦の末にタッチウッドが制し、ダノンザタイガーが3着、4着にタスティエーラ。4番人気のレイベリングは8着に終わっています。
勝ったファントムシーフは、父・ハービンジャー、母・ルパンⅡ。通算成績4戦3勝で重賞初制覇です。鞍上のクリストフ・ルメール騎手は今年の重賞初勝利、西村真幸調教師は約2年ぶりのJRA重賞勝利となります。
新馬戦と野路菊ステークスで連勝のあと、ホープフルステークスで2番人気に支持されるも4着敗戦。この日はルメール騎手との初コンビで前走の雪辱を果たしました。きさらぎ賞で名勝負を見せたフリームファクシとオープンファイアにつづき、今週はファントムシーフ快勝し、クラシックの有力候補が次々誕生しています。皐月賞はますます混戦になるのかな?





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