日刊魔胃蹴

暑すぎてつらい。

クラブワールドカップ決勝 マンチェスター・ユナイテッドがクラブ世界一!

2008年12月22日 | soccer

遂にクラブワールドカップも決勝戦を迎えました。決勝戦はマンチェスター・ユナイテッドVSリガ・テ・キトの「欧州VS南米」の頂上対決です。準決勝の戦いぶりは、キトはカウンター攻撃と堅守でパチューカに完封勝ち、マンUはルーニーの2ゴールを含む5得点でガンバ大阪に勝利しましたが、守備面で3失点と不安を残すという結果に終わりました。超攻撃的スター軍団のマンUか、それともエクアドルの雑草集団キトか?世界一の座に輝いたのは…?

両チームのスタメン
マンチェスターU
GK 1 ファンデルサール
DF 3 エブラ
DF 5 ファーディナンド
DF 15 ビディッチ
DF 21 ラファエル
MF 7 C・ロナウド
MF 8 アンデルソン
MF 13 朴智星(パク・チソン)
MF 16 キャリック
FW 10 ルーニー
FW 32 テベス

LDUキト
GK 1 セバジョス
DF 2 N・アラウホ
DF 3 カジェ
DF 14 カルデロン
DF 23 カンポス
MF 7 ボラーニョス
MF 8 ウルティア
MF 13 レアスコ
MF 15 W・アラウホ
FW 16 ビエレル
FW 21 マンソ
マンUは18歳のブラジル人・ラファエルが右サイドで先発、中盤はパク・チソン、キャリック、FWはルーニーとテベスの2トップ。クリスチアーノ・ロナウドとのトリオでゴールラッシュか?キトは準決勝と全く同じメンバーで金星を狙いました。

マンUボールでキックオフしたこの試合、開始3分にマンUは、キャリックのパスにルーニーが落とすんですが、キトDF陣がクリアします。4分、キトは右サイドでFKを獲得。マンソがグラウンダーのクロスを入れると、ゴール前にいたカンポスが合わせますが、ラインを割ってゴールならず。
10分過ぎからはマンUの時間帯を迎えます。まずキャリックのロングパスから抜け出したルーニーがミドルを放ちますが、GKがこれをセーブ。11分、左サイドからのFKをC・ロナウドが狙いますが、キトDFがクリア。12分には細かいパス回しから、ロナウドが相手をフェイントでかわしてシュートしますが、相手に当たってしまいます。15分、こぼれ球を拾ったルーニーがミドルシュート、これもキーパーの正面。18分、ロナウドがドリブルで4人抜きを見せた後にパス、これを受けたテベスがシュートするも左に外れます。19分には左サイドにいたロナウドのクロスにテベス!今度はダイビングヘッドを見せましたが、キトGK・セバジョスが片手でセーブ。22分、アンデルソンのスルーパスにルーニーが抜け出すと、飛び出していたGKを見たのかループシュートを見せますが、バーを超えてしまいます。
やられっ放しではいられないキトは、23分にW・アラウホがミドルを放つも左へ外れ。27分にはボラーニョスがペナルティエリア手前から撃っていきますが、これも左に外れていきます。32分、マンUは32分にキャリックのミドル、35分にパク・チソンがシュートしますが、これもゴールならず。キトは38分、カウンターからマンソがドリブルで持ち込んでシュートするもダメ、40分にはマンソ→ボラーニョスへのスルーパスはDFにカットされます。42分、マンU・アンデルソンが右サイドでロングパス、ロナウドが猛スピードで追いかけたあとにクロス、中央から走りこんできたルーニーがあわせますが、威力が弱かった。前半はマンUが決定的なシーンがいっぱいあったんですが、先制点まであと一歩。両チーム無得点で終了。

後半に入ると試合に意外な動きが。4分にマンU・ビディッチがキトのビエレルに肘打ちしたことで一発退場。マンUは残り時間10人で戦うことに、一方のキトは数的有利で金星のチャンス。ここでマンUはテベスを下げてDFのエバンスを入れて守備面強化。キトは6分、CKのチャンスにビエレルがシュートしますが、左に外れます。7分、ロナウドが相手ボールを拾ったあとに味方にパスを出そうとしたが、相手DFがカット。なんで打たないの?10分、ルーニーのパスを受けたロナウドが右足でシュート、しかしGKが押さえます。14分、マンUは中央の位置でFKを獲得。このFKをロナウドが直接狙うが、ボールはゴール上へ。強風のせいだ。
16分、左サイドのFKにルーニーが頭で合わせるもGKの正面。18分、キトはマンソが中央から左足強烈ミドルを放つ!枠を捉えましたが、GK・ファンデルサールがナイスセーブ。26分、今度はW・アラウホがミドルを狙う!しかしまたもファンデルサールが止めたぁ。そして28分、マンUはキャリック→ロナウドと渡ると、左サイドにいたルーニーへパス、これをルーニーが直接右足で決めて遂にゴール!ようやく1点が入った!ルーニーは得点ランキングトップの3得点目!
先制されたキトは同点に追いつこうと反撃開始。31分、マンソ→ボラーニョス、ボラーニョスのクロスを入れるが、レアスコがトラップミス。38分にはボラーニョスが前線へパスを出すと、ビエレルが突破しようとするもGKがキャッチ。マンUは42分、アンデルソンがドリブル突破を見せますが、キトDFがスライディングでカット。反則すれすれです。44分、キトは細かいパスの後にマンソがミドルシュート。またもファンデルサールがセーブ!ロスタイム直前にマンUは、パク・チソンからロナウドにパスが渡り、ゴール前へ抜け出すもシュートまで持ち込めず。試合はロスタイム3分が経過して試合終了。マンチェスター・ユナイテッドがクラブW杯初優勝を飾りました。

というわけで、決勝戦は1-0でマンUが勝利、9年ぶり2回目の「クラブ世界一」に輝きました。ビディッチの一発退場で数的不利になったんですが、それを感じさせない攻撃力を見せました。決勝ゴールを決めたルーニーは、3得点で今大会の得点王になったのと共に大会最優秀選手に選ばれました。ルーニーはこの試合、何度も惜しいシュートがあり、もう1点取れそうな勢いがありましたね。特に前半に2度あったミドルシュートは、キトのGKが弾くのに精一杯でした。開幕前はクリスチアーノ・ロナウドが主役になると思ってましたが、終わってみればルーニーがMVPということになりました。ルーニーとロナウドのコンビは本当に最強です。今後もプレミアリーグで楽しみたいと思います。
この日のロナウドは、決勝でもフェイントで相手DFを翻弄させると、18分にはドリブルで4人抜きを披露。後半はルーニーのゴールをアシストして優勝に貢献しました。今回は2試合で1ゴールのみという結果に終わりましたが、日本のサッカーファン達を大いに沸かせてくれました。次に日本に来る予定はまだわかりませんが、その時も見る人を楽しませてくれるプレーを期待しています。今度はポルトガル代表の一員として来てくれませんか?

今年のクラブワールドカップは、マンチェスター・ユナイテッドが世界一、ガンバ大阪が3位入賞という結果で幕を閉じました。開幕戦でワイタケレの成長を実感すれば、パチューカVSアルアハリの大逆転劇、ルーニー&クリロナのアベックゴール、赤い悪魔を本気にさせた山崎雅人の歴史的ゴール、世界トップクラスの守護神でも止められなかった遠藤保仁のコロコロPK、格の違いを見せ付けたマンUと最後まで真っ向勝負を挑んだガンバの記録よりも記憶に残る名勝負…。今年も様々な名シーンがたくさん生まれました。来年はUAEに舞台を移して行われるこの大会、次に日本で行われるのは3年後の2011年です。来年も日本勢がクラブW杯に出られますように…。そして最後に、すべての選手たちに「Thank you very much.お疲れ様でした」。



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