日刊魔胃蹴

暑すぎてつらい。

エピファネイアは忘れた頃にやって来る!ジャパンカップ圧勝で1年ぶりの美酒!

2014年12月01日 | 競馬

秋の競馬の祭典「ジャパン・オータムインターナショナル ロンジン賞 第34回 ジャパンカップ」(GI・芝2400m 18頭立て)が29日、東京競馬場で行われました。日本と海外のトップホースが集うこのレース、今年は国内外のGⅠ馬12頭が参戦しました。日本勢からはJC2連覇中の③ジェンティルドンナをはじめ、世界ランク1位①ジャスタウェイ、桜花賞馬⑥ハープスター、日本ダービー馬⑩ワンアンドオンリー、皐月賞馬⑨イスラボニータ、⑯フェノーメノ&⑮スピルバーグの春秋天皇賞馬、昨年の菊花賞馬④エピファネイア、2011年秋の天皇賞馬⑪トーセンジョーダンの9頭。海外勢は、ドイツGⅠ・バーデン大賞を勝った①アイヴァンホウ、カナダの年度代表馬⑦アップウィズザバーズ、2013年アイリッシュダービー馬⑱トレーディングレザーの3頭が出走しました。


単勝の上位人気は、1番人気がジェンティルドンナ(3.6倍)、2番人気ハープスター(4.1倍)、ジャスタウェイが3番人気(6.7倍)。4番人気以降はエピファネイア(8.9倍)、イスラボニータ(9.5倍)、スピルバーグ、⑧デニムアンドルビー、ワンアンドオンリー、フェノーメノと続きました。
正面スタンド前からのスタートで、ジェンティルドンナが好スタートを見せるが、⑭サトノシュレンが先手を取った。⑫タマモベストプレイ、エピファネイア、⑰アンコイルドが追いかけ、ジェンティルドンナ・イスラボニータ・フェノーメノ・トーセンジョーダンらが横並び、ワンアンドオンリーとジャスタウェイは中団につけ、ハープスターは後方6番手でスタンド前を通過していった。
1,2コーナーから向正面に出て、シュレンが先頭、ベストプレイとエピファが2,3番手で並び、アンコ4番手。5番手にジョーダン、外の6番手にトレーディングレザー、ジェンティルは7番手追走。その後ろの8番手にボニータ、ジャスタはその内側の9番手。10番手グループには⑬ディサイファ・ワンオン・アイヴァンホウの3頭。13番手ハープスター、14番手フェノーメノ。15番手⑤ヒットザターゲット、16番手スピルバーグ、アップウィズザバーズ17番手、デニムアンドルビーが最後方追走。
3コーナーのところで縦長の状態となり、依然としてサトノシュレンが先頭をひた走り、タマモベストプレイが単独2番手、エピファネイア3番手。ジェンティルドンナはまだ5番手あたり、イスラボニータは外に回る。ジャスタウェイ、ワンアンドオンリーはまだ中団待機。ハープスターは4コーナーで大外に持ち出した。後方ではトレーディングレザーが故障発生。
4コーナーを回り、直線に入ったところでベストプレイが先頭に立ち、アンコとエピファが接近。さらに真ん中からボニータも上がってきた。そして残り400mでエピファネイアが先頭に躍り出た!後続からはジェンティル、真ん中にジャスタウェイ、大外からハープ、さらに後方からスピルバーグが追い上げる。しかし、完全に抜け出したエピファネイアは、徐々に後続を突き放し、最後は4馬身まで拡げてゴールイン!エピファネイアがジャパンカップで1年ぶりの勝利を手にしました!


ジャパンカップ 全着順&払戻金
1着④エピファネイア   2分23秒1
2着①ジャスタウェイ    4馬身
3着⑮スピルバーグ    1/2馬身
4着③ジェンティルドンナ  3/4馬身
5着⑥ハープスター     クビ
6着②アイヴァンホウ    1/2馬身
7着⑩ワンアンドオンリー  クビ
8着⑯フェノーメノ      ハナ
9着⑨イスラボニータ     1馬身1/4
10着⑫タマモベストプレイ  1馬身1/4
11着⑧デニムアンドルビー 1馬身1/2
12着⑤ヒットザターゲット   2馬身1/2
13着⑰アンコイルド      2馬身1/2
14着⑪トーセンジョーダン  2馬身1/2
15着⑬ディサイファ      クビ
16着⑦アップウィズザバーズ 9馬身
17着⑭サトノシュレン     大差
   ⑱トレーディングレザー 競走中止

単勝 ④ 890円        
複勝 ④ 320円 ① 320円 ⑮ 410円
枠連 [1]-[2] 970円        
馬連 ①-④ 4120円  
馬単 ④-① 7800円      
ワイド ①-④ 1780円 ④-⑮ 2170円 ①-⑮ 1980円       
3連複 ①-④-⑮ 19750円        
3連単 ④-①-⑮ 91790円


GⅠ馬が多数参戦し、「現役最強馬決定戦」と言われた今年のジャパンカップは、単勝4番人気だったエピファネイアが優勝。直線で早々と抜け出し、2着に4馬身差をつける圧勝劇を見せました。2着にはジャスタウェイ、3着にはスピルバーグが入りました。2着と3着の馬は距離が不安視されていたけど、ジャスタは世界ランク1位の意地、スピルバーグは上がり3ハロンがメンバー最速の34.8秒でした。秋天の勝利がフロックではないことが証明されたか。3連覇を狙ったジェンティルドンナは4着、ハープスターは大外猛追も届かず5着でした。ハープは故障したトレーディングレザーと接触するアクシデントの影響があったけど、2400mの距離は持たないな…。
外国勢はアイヴァンホウの6着が最高、アップウィズザバーズは16着と大敗。トレーディングレザーは3コーナーあたりで馬体に故障を発生して競走中止。右第1指骨粉砕骨折で予後不良となってしまいました。
優勝したエピファネイアは、昨年の菊花賞以来の勝ち星を挙げ、GⅠもこれで2勝目。鞍上のクリストフ・スミヨン騎手はジャパンカップ初勝利で、日本のGⅠは2勝目です。スミヨン騎手は4年前のレースで、ブエナビスタに騎乗して1位入線したものの、進路妨害で2着降着で優勝できませんでした。あれから4年後に念願のJC制覇、レース後は馬上で喜びを爆発させました。管理する角居勝彦調教師は、2009年のウオッカに次いで同レース2勝目です。
エピファの母方の祖父・スペシャルウィークは99年のJCで勝っているものの、父・シンボリクリスエスは2年連続3着(2002年&2003年)。クリスエスが叶えられなかった事を息子がやり遂げました。スペシャルウィークと母・シーザリオの血が、この大一番で爆発。祖父はダービー馬とJC馬、母はオークス馬、父は青葉賞馬だから、「エピファは府中2400mのGⅠに勝つために生まれたんだな」と思います。
エピファネイアは菊花賞を勝った後、産経大阪杯で3着、香港クイーンエリザベス2世カップで4着、前走の秋の天皇賞では6着と不本意な結果が続いていました。背水の陣で臨む今回は、主戦騎手の福永祐一騎手がジャスタウェイに乗るため、スミヨン騎手とのコンビで参戦。道中は好位追走も、掛かりっぱなしで騎手も抑えるのに精一杯気味でした。終盤失速するんじゃないかと思われたんですが、ラストの直線で一気に突き抜けました。馬も強かったけど、スミヨン騎手の好騎乗も大きいです。やはり外国人ジョッキーはみんな巧いです。
春から不振が続いていたので、何となく忘れられていた印象がありましたが、強豪を蹴散らしての圧勝で見事に復活。今後発表される「ロンジンワールドベストレースホースランキング」の最新版で、どれだけのレーティングがつくのか気になります。年末の有馬記念は有力候補の一頭に挙げられることは確か。次は福永騎手に戻るのか?そして、骨折で休養中のキズナとの再戦が早く見たい。ドバイか京都、あるいは阪神で実現しないかな。



来週・12月7日は、中京競馬場でダートのGⅠ競走「チャンピオンズカップ」が行われます。JBCクラシックを勝ったコパノリッキー、復活にかけるホッコータルマエ、老いてなお盛んなワンダーアキュート、東海ステークスを勝ったニホンピロアワーズ、ベストウォーリア、武蔵野ステークスを制したワイドバッハ、みやこステークス優勝・インカンテーション、さらにはローマンレジェンド、JBCレディスクラシックを勝ったサンビスタ、クリソライト、3歳ダート王・カゼノコ、重賞2勝・クリノスターオーなどダート界のトップホースが出走予定。さらに、アメリカからインペラティヴが参戦します。「チャンピオンズカップ」初代王者に輝くのはどの馬か?




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