

28日の開幕戦で16安打11得点と大勝し、3年ぶりの王座奪回へ最高のスタートを切った福岡ソフトバンクホークス。開幕2戦目の29日も、本拠地・福岡ヤフオクドームで千葉ロッテマリーンズと対戦しました。この日は中日から加入した中田賢一投手が今季初登板初先発。相手打線を翻弄して移籍後初勝利なったのか?
スタメンはこちら。
福岡ソフトバンク 千葉ロッテ
1(一)中村 晃 (中)清田育宏
2(遊)今宮健太 (二)根元俊一
3(左)内川聖一 (一)井口資仁
4(指)李 大浩 (指)井上晴哉
5(右)長谷川勇也 (右)角中勝也
6(三)松田宣浩 (左)サブロー
7(中)柳田悠岐 (遊)鈴木大地
8(捕)鶴岡慎也 (三)クルーズ
9(二)本多雄一 (捕)吉田裕太
(投)中田賢一 (投)唐川侑己
ホークス先発・中田は、初回にロッテ先頭の清田にストレートの四球を与えると、井口のレフト前ヒットで1死1,2塁といきなり走者を2人背負いますが、4番・井上にスライダーを振らせて三振→鶴岡捕手が3塁に送球し、2塁走者を刺殺。三振ゲッツーで無失点に切り抜きます。3回にはこの日最初の3者凡退に抑え、序盤3イニングを投げ終えてロッテ打線に得点を与えません。
中田を援護したいホークス打線は、初回は上位打線が3者凡退に倒れ、2回にはイデホと長谷川の連続ヒットで無死1,2塁とするが、松田が投手ゴロ併殺打。2死3塁となり、柳田がカーブを打ち上げてライトフライに倒れてイデホ残塁。ロッテ先発・唐川の前に先制点が取れません。
4回、中田が1死から井上の死球、角中の四球で1,2塁のピンチを招くが、サブローを3塁ゴロ併殺打に打ち取ってピンチ脱出。ホークスはその裏、1死から内川がレフト前ヒットを放つと、イデホの3塁ゴロ→内川2塁進塁。2死2塁で長谷川が唐川の初球ストレートを弾き返し、センター前に堕ちるタイムリーヒット。2塁から内川が生還し、ホークスが1点を先制。
6回、無失点と粘っていた中田が、四球と犠打で得点圏に走者を背負うと、井口にストレートを痛打されてセンター前ヒット。中堅手・柳田のバックホームが逸れ、2塁走者が生還し、1-1の同点に追いつかれる。なおも2死2塁で角中に甘く入ったカーブを狙われ、左中間を破るタイムリー2塁打を浴びる。中田はこの回、2本のタイムリーを打たれ、1-2と逆転されてしまった。
しかし、今のホークスは劣勢を跳ね返す力があります。その裏にすぐさま反撃し、先頭の今宮がセンター前ヒット、続く内川が逆方向へ弾き返してライト前ヒット。無死1,2塁と一打同点or逆転のチャンスで、イデホが低めのストレートを叩いてレフト前ヒット。2-2と振り出しに戻すと、なおも走者2人を置いて長谷川が右中間を深々と破るタイムリー2塁打。2人のランナーが一気に生還し、4-2とホークスが逆転!この後、松田の内野安打、柳田の四球で満塁とし、鶴岡が四球を選び、押し出しで1点追加。ホークスはこの回、4点を奪って5-2と3点リード。
ホークスは終盤から継投策に入り、7回は2番手・岡島秀樹がランナーを出しながらもロッテの反撃を退け、8回は3番手・五十嵐亮太が3者凡退に切り取り、9回は守護神・サファテが簡単に3人を料理して試合終了。ロッテに逆転勝利したホークス、開幕2連勝です!
試合結果 パ・リーグ 2014/03/29(土)
ソフトバンク-ロッテ 2回戦 (ソフトバンク2勝、ヤフオクドーム、13:00、37736人)
M 000 002 000 2
H 000 104 00x 5
【投手】
(ロ)唐川、松永、吉原-吉田
(ソ)中田、岡島、五十嵐、サファテ-鶴岡、細川
【責任投手】
(勝)中田1試合1勝
(S)サファテ2試合1S
(敗)唐川1試合1敗
またホークスが勝っちゃったー!これでオープン戦から15連勝と連勝街道驀進中です。この日の試合は、序盤3回までは投手戦モードでしたが、4回に長谷川選手が試合の均衡を破る一打でホークスが先制。6回には中田投手が2本のタイムリーを浴びて一旦は逆転されましたが、直後に試合をひっくり返し、中継ぎ陣が3点のリードを守り切り、5-2で勝利。ロッテに2連勝で開幕カード勝ち越し決定、3タテにリーチでございます!
先発の中田投手は、6回まで89球を投げて被安打4・5奪三振・4与四死球・2失点という内容。四死球の数が多めだったけど、5回までロッテ打線を無失点に抑えていましたが、6回に2失点。その裏に味方が逆転したことで敗戦投手→勝利投手の権利を得ました。自らの故郷・福岡で移籍後初勝利を挙げた中田投手は、試合後のお立ち台では、ファンに向かって「次の試合もちかっぱ頑張るっちゃ!(訳:次の試合も力一杯頑張ります)」と北九州弁でコメントしました。お国言葉でファンのハートを鷲掴みにした中田投手、1年通して先発ローテーションを守れる活躍を期待しています。
打線の方は、チーム全体で10安打と2試合連続で2ケタ安打を記録。この試合の打のヒーローとなった長谷川選手は、3安打の猛打賞をマークし、4回に先制タイムリー、6回には逆転2点タイムリー2塁打を放ち、3打点を挙げました。2試合連続で打点を稼ぎ、この2試合で5安打。今年こそはシーズン200本安打を達成してほしいぞ。開幕戦で4安打4打点と大暴れした内川選手は、この日も2安打のマルチヒット。イデホ選手も2安打1打点。そろそろ4番の一撃が見たいですぞ。




