第89回天皇杯全日本サッカー選手権大会は今日、準決勝の2試合がが行われました。
まず最初に行われた静岡スタジアム・エコパでのガンバ大阪VSサンフレッチェ広島は、前半開始僅か24秒、佐藤寿人のゴールで広島が先制。38分には駒野友一のクロス→佐藤が送り、最後は平繁龍一が決めて2点目を挙げます。しかし、ガンバはその直後にバレーのゴールで1点を返します。後半、ガンバは寺田紳一と家長昭博を投入し反撃を試みますが、なかなか同点ゴールが奪えず。試合終了直前の44分、広島の高柳一誠のミドルシュートが決まって勝負あり。3-1でガンバを降した広島が8年ぶりの決勝進出を果たしました。
もう1試合行われた国立競技場での鹿島アントラーズVS川崎フロンターレは、両チームによる激しい攻防戦。再三に渡って決定的な場面を作りましたがゴールが生まれません。そして後半27分、鹿島はゴールキックから田代有三のヘッド、相手のクリアミスを本山雅志の豪快なボレーシュートが決まり、鹿島が先制します。その後は川崎の反撃を守り抜き1-0で勝利。鹿島は5年ぶりの決勝進出です。
これで決勝戦は、鹿島アントラーズVSサンフレッチェ広島という組み合わせとなりました。今季は3勝1敗で鹿島アントラーズの勝ち越し。今季初対戦のJ1第15節では鹿島が5-1で圧勝。広島が唯一鹿島に勝利したのは、ナビスコカップ準々決勝第1戦。このときは服部公太の1点を守り抜いて勝利しています。
鹿島が勝てば7年ぶり3回目&今季2冠、広島は前身の東洋工業サッカー部(マツダSC)を含めると38年ぶり4度目、サンフレッチェとしては天皇杯初制覇となります。Jリーグ王者・鹿島の2冠か、地獄から這い上がってきた広島がミラクルを起こすか?決勝戦は2008年1月1日午後2時にキックオフです。
広島が勝ちそうな感じですが楽しみですね。