日刊魔胃蹴

暑すぎてつらい。

強すぎる!東福岡高校が17年ぶり3度目の高校サッカー選手権優勝!

2016年01月11日 | soccer

第94回全国高校サッカー選手権は11日、埼玉スタジアム2002で決勝戦が行われました。全国4144校の頂点を決める一戦は、東福岡高校(福岡代表)と国学院久我山(東京A代表)の2校が激突。5試合で9得点・1失点と磐石の強さを誇る東福岡が、17年ぶりの栄冠を手にするのか?あるいは、強豪校を次々と撃破して勢いに乗る国学院久我山が番狂わせを起こすのか?



両チームのスタメン
[東福岡高]
GK 1 脇野敦至(3年)
DF 2 林雄都(3年)
DF 5 福地聡太(3年)
DF 13 小田逸稀(2年)
DF 15 児玉慎太郎(2年)
MF 4 鍬先祐弥(2年)
MF 6 藤川虎太朗(2年)
MF 8 橋本和征(3年)
MF 10 中村健人(3年)
MF 11 三宅海斗(3年)
FW 9 餅山大輝(3年)

[國學院久我山高]
GK 1 平田周(1年)
DF 2 野村京平(3年)
DF 4 上加世田達也(1年)
DF 5 宮原直央(3年)
DF 6 山本研(3年)
MF 3 知久航介(2年)
MF 7 鈴木遥太郎(3年)
MF 14 名倉巧(2年)
FW 8 内桶峻(3年)
FW 9 小林和樹(3年)
FW 10 澁谷雅也(2年)



立ち上がりから膠着状態で進む中、前半18分に久我山がチャンスを作ります。左サイドの澁谷のパスから、小林→名倉と繋いで、最後は内桶が左足を振り抜いたが、シュートは東福岡GK・脇野がキャッチ。細かいパス回しで東福岡DF陣を翻弄します。24分、東福岡は藤川がドリブルからミドルシュートを放つも、久我山GK・平田が防ぎ、藤川がセカンドボールを拾い、パスを貰った中村もミドルを狙ったが、これもGK平田が止めた。
0-0のまま迎えた前半35分、左サイド・餅山の絶妙なパス→藤川がペナルティエリア内で逆サイドにボールを送り、走り込んできた三宅が左足でゴールに流し込む。東福岡が流れるようなパスワークで1点を先取します。

東福岡1点リードで迎えた後半、開始2分に東福岡にセットプレーのチャンスが生まれます。PA付近でFKを獲得すると、味方が久我山の壁を隠すと、さらに壁の前に東福岡の3選手が肩を組む。そして3人組が後ろへ下がると、中村が右足で直接狙ってゴールイン!相手の意表を突いたトリックプレーで、東福岡が2点目を奪います!
1点を返したい久我山は、後半12分に名倉が左足シュートを放ったが、GKにキャッチされる。後半20分には右サイドの内桶のクロスから、宮原がシュートを打っていったが、東福岡DF陣の顔面ブロックに阻まれる。こぼれ球を知久も狙ったが、またも顔面でブロックされた。東福岡の堅いの守りを破ることができません。
すると後半22分、東福岡は右サイドの鍬先のロングパス→餅山が相手DFとの競り合いから左足ループシュート。ボールは無人のゴールに吸い込まれる。さらにその3分後の25分、右サイドで児玉がグラウンダークロス→餅山スルー→藤川が右足で叩き込み4点目。止まらない東福岡は、後半35分にも中村が右足ミドルをゴールに突き刺してダメ押しの5点目。後半だけで4得点を奪った東福岡が、5-0で圧勝しました。



高校サッカー決勝戦は一方的な試合展開となり、東福岡高校が国学院久我山を降し、第77回大会(1998年度)以来17年ぶり3度目の選手権優勝を飾りました。東福岡は夏の高校総体に続き、「夏冬連覇」を達成。これは史上6チーム目ですが、東福岡は97年度に一度「夏冬連覇」を果たしており、今回で2回目となります。当時は全日本ユース選手権も優勝し、「史上初の高校三冠制覇」とも言われました。また、九州勢の優勝は第83回(2004年度)大会の鹿児島実業以来11年ぶりとなります。
もう本当に強すぎる。久我山とは実力差が違いました。前半に先制点を奪い、後半は怒涛のゴールラッシュで久我山を粉砕。キャプテンの中村選手が、後半開始早々のFKを直接決めれば、勝利を決定付けるミドル弾で1試合2得点。後半2分の「トリックFK」は、この日のために用意した「秘策」だったそうです。あのワンプレーで両チームの明暗が分かれましたね。攻撃陣も凄かったですが、GKの脇野選手を中心としたDF陣の鉄壁の守りも良かった。後半の顔面ブロック2連発は、優勝への執念を感じられました。
東福岡は1回戦で遠野(岩手)を3-0で降すと、2回戦の新潟明訓戦では餅山選手がハットトリックを達成。3回戦の市立船橋戦は「高校総体決勝の再戦」となりましたが、PK戦の末に勝利。その後、準々決勝の駒澤大学高校戦、準決勝の星稜戦、決勝の国学院久我山戦まで4試合連続完封勝利。5試合を戦って14得点、失点も2回戦の1点のみ。全試合を通じて王者にふさわしい内容であり、「どこが最弱なの?」と言いたいくらい、チームの総合力が高かったです。

高校サッカー選手権を制した東福岡高校ですが、男子バレーボール部が「春の高校バレー」(@東京体育館)で2連覇を果たし、ラグビー部が「全国高校ラグビー選手権」(@大阪・花園ラグビー場)でベスト4入り。サッカー部に限らず、全国強豪レベルの運動部が多いです。東福岡高校に通う生徒たちが羨ましいぞ。




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