日刊魔胃蹴

暑すぎてつらい。

第2のアーモンドアイとなるか?サンクテュエールがシンザン記念勝利!

2020年01月13日 | 競馬

今年最初の3連休2日目の12日は、京都競馬場で3歳世代最初の重賞競走・第54回日刊スポーツ賞シンザン記念(GⅢ・芝1600m 10頭立て)がおこなわれました。ジェンティルドンナ、アーモンドアイ、ミッキーアイルといったGⅠ馬を輩出しているこのレース、今年は新馬戦で大勝した⑨ルーツドール、アルテミスステークスで2着①サンクテュエール、朝日杯FS4着④タガノビューティー、⑤オーマイダーリン、⑧カバジェーロ、函館2歳ステークス3着⑥プリンスリターンなどが参戦しました。


2コーナー奥のスタートで、⑩ヒシタイザンとプリンスリターンが良い飛び出しを見せたのに対し、オーマイダーリンとサンクテュエールが遅れ気味。先行争いで②ヴァルナ、プリンスリターン、⑦ディモールト、カバジェーロの4頭が前に出るが、ヴァルナが先手を奪う。プリンスリターンが2番手につけ、サンクテュエールが最内の3番手に押し上げる。4番手ディモールト、外側5番手に5番手にルーツドール、外側6番手に③コルテジアと続く。7番手カバジェーロ、8番手タガノビューティー、9番手オーマイダーリン、ヒシタイザンが最後方。
外回り3コーナーに差し掛かり、先頭のヴァルナは前半800mを48.0秒のスローペースで通過。プリリタが2番手、テュエールが3番手につける。ルーツはまだ中団に控えたまま。ビューティ,オーマイ,カバジェーロは後方待機。
4コーナーからラストの直線コースに入り、ヴァルナがまだ先頭で粘るが、2番手からプリンスリターンがヴァルナを捕らえて先頭に立つ。残り200mで内からサンクテュエールが脚を伸ばし、プリリタに並びかける。ルーツドールは後方でもがいたまま。ラスト100mでプリリタとテュエールの2頭の一騎打ちとなるが、サンクテュエールがゴール前スッと前に出て1着FINISH!プリンスリターンは最後に競り負けました…。



【シンザン記念 全着順】
1着①サンクテュエール   1分35秒9
2着⑥プリンスリターン    クビ差
3着③コルテジア       4馬身
4着⑤オーマイダーリン    3/4馬身
5着②ヴァルナ        クビ差
6着④タガノビューティー
7着⑨ルーツドール
8着⑩ヒシタイザン
9着⑧カバジェーロ
10着⑦ディモールト

【払戻金】
単勝 ① 420円
複勝 ① 190円  ⑥ 340円  ③ 950円
枠連 ⑴-⑹ 3,220円
馬連 ①-⑥ 3,190円
馬単 ①-⑥ 4,660円
3連複 ①-③-⑥ 23,390円
3連単 ①-⑥-③ 103,880円
ワイド ①-⑥ 890円  ①-③ 2,460円  ③-⑥ 4,850円


今年のシンザン記念は、クリストフ・ルメール騎手鞍上のサンクテュエールと、原田和真騎手鞍上のプリンスリターンのマッチレースとなりましたが、最後はサンクテュエールが内から差し切って優勝しました。プリンスリターンはクビ差の2着惜敗。プリリタも原田騎手も頑張ったんですが…。騎手の差が大きく出ましたなぁ。3着のコルテジアは、9番人気の伏兵。
単勝1.6倍の断然1番人気だったルーツドールは、まったく見せ場がなく7着と惨敗。終始外を走らされたし、折り合いも良くありませんでした。それに経験不足というのもあるのかな。3番人気のタガノビューティーも6着でした。
デビュー3戦目で重賞初勝利を挙げたサンクテュエールは、美浦・藤沢和雄厩舎所属の3歳牝馬。父はディープインパクトで、母はヒルダズパッション。兄には日本出身でアメリカでGⅠを2勝したヨシダがいます。
新馬戦では単勝1.5倍の人気に応えて完勝すると、前走のアルテミスステークスではリアアメリアの2着。この日はスタートで少し遅れましたが、すぐに3番手まで浮上。直線ではヴァルナとプリンスリターンの間に入り、ゴール前でグイッと前に出ました。出遅れを挽回するし、勝負根性も持っているのはいいですね。
今回の勝利でクラシックの有力候補に浮上。次は直行で桜花賞に向かうのか?アーモンドアイとジェンティルドンナはシンザン記念を勝ってから桜花賞を制覇。サンクテュエールもジンクス通りに行けば、桜花賞馬になれるかもしれないのだが…?



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