日刊魔胃蹴

暑すぎてつらい。

なぜエピファネイア産駒はキズナ産駒に差されるのか?

2020年01月20日 | 競馬

1月19日は中山競馬場で3歳世代の中距離重賞・京成杯、京都競馬場では伝統のハンデ重賞・日経新春杯が行われました。


第67回日経新春杯(GⅡ・芝2400m 14頭立て)は、京都新聞杯を勝った②レッドジェニアル、この日の馬体重340キロ①メロディーレーン、⑥モズベッロの明け4歳世代の他に、アルゼンチン共和国杯2着⑦タイセイトレイル、同じく3着⑬アフリカンゴールド、中日新聞杯を勝った⑪サトノガーネット、④レッドレオンなどが参戦しました。
スタートでメロディーレーンとレッドジェニアルの2頭が良い飛び出しを見せられず。スタンド前のポジション争いで、⑧エーティーラッセンが先手を奪い、⑨ロードヴァンドール2番手、⑩サイモンラムセスが3番手につける。アフリカンゴールドは4番手、レッドレオン内側5番手、モズベッロが6番手。タイセイトレイルは中団より後ろにつけ、レッドジェニアル後方2番手、メロディーレーンは最後方でスタンド前を通過した。
1,2コーナーを通過して向正面に入るところで、エーティーラッセンが先頭、2番手にロードヴァンドール、3,4番手の位置にレッドレオンとサイモンラムセスが並ぶ。モズベッロとアフリカンゴールドが5,6番手を走るが、⑭プリンスオブぺスカが外から押し上げる。8番手からタイセイトレイルも上がる気配。9番手⑫スズカディープ、10番手に③マスターコード、11番手サトノガーネットと続く。後方は離されて、12番手⑤チェスナットコート、13番手レッドジェニアル、メロディーレーンが依然として最後方。
外回り3コーナーの下り坂で、ラッセンがスローペースで逃げ、ヴァンドール2番手、ラムセス3番手、ぺスカが4番手に浮上。レオンとアフリカンは5,6番手並走、ベッロとタイトレとガーネットは中団追走。メロディーが後方3番手に浮上し、ジェニアルはしんがりに下がった。
最後の直線コースに入ってもエーティーラッセンが先頭で粘るが、2番手からロードヴァンドール,プリンスオブぺスカ、外からアフリカンゴールド,モズベッロが追い上げる。残り200mでベッロがラッセンを捕らえて先頭に立つと、後続からレッドレオンとタイセイトレイルが追い上げるが、モズベッロがゴール前突き放して完勝ゴール!レッドレオンが2番手、タイセイトレイルとエーティーラッセンが3番手争い。


今年最初のGⅡ競走は、単勝2番人気のモズベッロが優勝。直線外から追い込むと、逃げるエーティーラッセンを残り200mでかわし、最後は2着に2馬身1/2差をつけての快勝を飾りました。2着には5番人気のレッドレオン、スタートから先行を続けたエーティーラッセンが3着に入り、タイセイトレイルはハナ差の4着。1番人気のレッドジェニアルはスタートミスとトップハンデ56Kgが響いて6着。メロディーレーンも9着、3番人気のアフリカンゴールドは11着でした。
モズベッロは3度目の重賞挑戦で初制覇。ディープブリランテ産駒としても2頭目の重賞ウィナー誕生です。前走は3勝クラス(1600万下)のグレイトフルステークスを走り、今回は格上挑戦でしたが、価値ある1勝を挙げました。そんなモズベッロは京都コースで過去に2勝していて、特に昨年11月の高雄特別(2400m)で1着になりました。もしかすると春の天皇賞参戦もありそうですね。





第60回京成杯(GⅢ・芝2000m 12頭立て)は、曾祖母がエアグルーヴのニューヒロイン⑫スカイグルーヴ、2000mで2勝の⑧ヒュッゲ、中山2000mで勝利経験あり⑥ゼノヴァースと⑤キングオブドラゴン、オルフェーヴル産駒⑩ビターエンダー、キズナ産駒①クリスタルブラック、京都2歳ステークス3着④ロールオブサンダーが参戦しました。
スタート後の先行争いで、④ロールオブサンダーが前に出て、ヒュッゲが2番手、スカイグルーヴは先団につけてスタンド前を通過。その後、⑦ディアスティマとゼノヴァースは中団、ビターエンダーは後方で1コーナーを回る。
2コーナーから向正面で、ロールオブサンダーが先頭、ヒュッゲ2番手、スカイグルーヴ3番手。その後ろの4番手グループには、キングオブドラゴン・ディアスティマ・⑨キムケンドリームの3頭が固まっている。7番手にゼノヴァース、8番手集団には③チュウワジョーダン,ビターエンダー, ⑪ヴィアメントの3頭が横並び。後方2番手にクリスタルブラック、最後方に②リメンバーメモリーが追走する。
3コーナーを通過し、前の争いではサンダー,ヒュッゲ,スカグルの3頭がほとんど並んだ状態。4番手グループにはキンドラ・ディアス・キムケン、ゼノヴァーとエンダーは中団より後ろ、クリブラは後方2番手。
4コーナー手前でスカイグルーヴが早くも先頭、ロールオブサンダーが内側で抵抗するが、ラストの直線コースに入ったところでスカイグルーヴが抜け出す。サンダーが2番手で頑張り、3番手からキングオブドラゴン、ディアスティマ、大外からクリスタルブラックが猛追。残り200mでスカグルが先頭だが、外からクリブラがもの凄い脚で差を縮め、ゴール前でスカグルをかわしてゴール!クリスタルブラックが豪快な差し切り勝ちで重賞初制覇!

皐月賞と同じ2000mの京成杯は、単勝7番人気の伏兵・クリスタルブラックが優勝。向正面では後方2番手に控えていましたが、最後の直線で大外から一気に突っ込んで、早め抜け出したスカイグルーヴをゴール前で差し切りました。スカグルが先頭に立った時点で勝負は決まったかに見えましたが、まさかクリブラがやって来るとはねぇ。
もしスカイグルーヴが勝っていれば、1986年のダイナフェアリー以来となる牝馬の京成杯勝利、2000mに変更されてからは初めての快挙でした。早仕掛けだったけど、牡馬相手にいい勝負ができたのではないか。一応オークス馬に一番近いと思いますが、その前にフラワーカップorフローラステークスを使うでしょう。
勝ったクリスタルブラックは、父がキズナ、母・アッシュケークの間に生まれ、母の父がタイキシャトル。高橋文雅調教師にとってもJRA重賞初勝利。鞍上の吉田豊騎手は、2016年の中山牝馬ステークス以来3年ぶりの重賞制覇です。昨年12月の新馬戦に続いての2連勝、中山コースの相性も良いから、皐月賞では展開次第によって馬券に絡むかもしれません。
ところで、1着のクリブラの父はキズナですが、2着のスカグルの父はエピファネイア。2013年の日本ダービーで、エピファが先に抜け出したところを、キズナがゴール前で差し切って優勝。あれから約6年半以上が経った今年、中山であのダービーの再現が起きました…。歴史は繰り返されるものなのね…。