日刊魔胃蹴

暑すぎてつらい。

ダンスディレクターがシルクロードS連覇!根岸Sはカフジテイクが大外ごぼう抜き!

2017年01月29日 | 競馬

2017年1月ももうすぐ終わり。あっという間に2月になっちゃいます。今月最後の日曜日だった29日は、京都競馬場で短距離重賞のシルクロードステークス、今週開幕の東京競馬場ではフェブラリーステークスのステップレース・根岸ステークスが行われました。


京都メイン・第22回シルクロードステークス(GⅢ・芝1200m 13頭立て)は、重賞2勝⑫ブランボヌール、スプリンターズステークス3着以来の実戦に臨む⑦ソルヴェイグ、京都1200mで2連勝中の⑪セイウンコウセイの4歳勢3頭に加え、昨年の優勝馬⑦ダンスディレクター、京阪杯を勝った⑩ネロ、⑨セカンドテーブル、①ラインスピリット、④ヒルノデイバローなどが参戦しました。
揃ったスタートで始まったこのレース、好スタートを決めたソルヴェイグが前に出ると、ネロとセカンドテーブルが2番手を争い、セイウンコウセイが4番手を追走。5番手グループには、③アースソニック・⑥ブラヴィッシモ・ブランボヌール・⑬カオスモスの4頭が固まっている。後方には、9番手ラインスピリット、10番手⑧ダイシンサンダー、11番手ダンスディレクター、12番手②テイエムタイホー、最後方にヒルノデイバロー。
内回り3,4コーナーに差し掛かり、先頭のソルヴェイグは前半600mを33.4秒で通過。2番手のネロがソルヴェイグに並びかける。3番手のコウセイは前の2頭をしっかり見ている。ライスピ,ブランボ、ディレクターはまだ中団に控えている。
4コーナーを回って直線に入り、粘るソルヴェイグにセイウンコウセイが迫り、セカンドテーブルが最内を突こうとする。ゴール残り200mでコウセイが先頭に立ってこのまま行くのかと思いきや、外からダンスディレクターが追い込み、ゴール前でコウセイを捕らえてFINISH!直線はじけたダンスディレクター、ゴール前差し切りました!

今年最初のスプリント重賞は、単勝3番人気・ダンスディレクターが優勝。道中はやや後方の位置にいましたが、直線で外から追い込んで鮮やかな差し切り勝ちを決めました。4番人気・セイウンコウセイは2着、得意のコースで3連勝&重賞初勝利とはなりませんでした…。3着争いは内で粘ったセカンドテーブルが制し、ヒルノデイバローがクビ差の4着、ラインスピリットが5着でした。2番人気だったソルヴェイグは6着、1番人気のネロは直線沈んで11着、ブランボヌールは最下位の13着に終わりました。
ダンスディレクターは昨年のこのレース以来の勝利を挙げ、重賞勝利も今回で2度目。昨年は浜中俊騎手とのコンビで勝ち、今年は武豊騎手を背に連覇を達成。同レースの連覇は史上初だそうです。この次は高松宮記念で春のスプリント王座獲りか?
鞍上の武豊騎手は今年の重賞2勝目を挙げました。先週は藤田菜七子騎手と共にマカオ遠征を行い、当地の重賞競走で2着。来週の東京新聞杯ではエアスピネルに騎乗し、2週連続重賞勝ちに挑みます。


東京メイン・第31回根岸ステークス(GⅢ・ダート1400m 16頭立て)は、⑤ベストウォーリア、⑨コーリンベリー、⑥グレープブランデーのGⅠ馬のほかに、4戦5勝の新星⑮ベストマッチョ、チャンピオンズカップ4着③カフジテイク、⑬エイシンバッケン、⑭キングズガード、④ニシケンモノノフ、②ラストダンサー、①ブルミラコロ、地方・盛岡所属の⑧ラブバレットなどが参戦しました。
スタートでコーリンベリーが出遅れ、カフジテイクと⑯ノボバカラも後方から。⑦モンドクラッセがハナに立つと、⑩グレイスフルリープが2番手につけ、3番手に位置にプルミラコロ・ニシケンモノノフ・ラブバレットの3頭が並ぶ。その後ろの6番手にベストウォーリア、7番手にラストダンサー、中団には⑪タールタンとベストマッチョ、さらにコーリンベリーも上がってきた。11番手にノボバカラ、12番手グレープブランデー、13番手⑫ブライトライン、14番手にカフジテイク。後方はエイシンバッケンとキングズガード。
3,4コーナー中間で、先頭のモンクラ、グレイスフルとラブバレの2頭が接近。プルミラコロ4番手、モノノフ5番手。ウォーリアは馬群の真ん中、マッチョは外に回した。カフジはまだ後方。
直線に入り、モンドクラッセ、グレイスフルリープ、ラブバレットの先頭集団が後続を離そうとする。ゴール残り200mでベストウォーリアが伸ばすが、大外からカフジテイクが凄い脚で追い込んできた!ラスト100mでウォーリアが先頭に躍り出るが、すぐさまカフジテイクがかわして1着ゴールイン!カフジテイク後方からのごぼう抜きで大逆転勝利!

根岸ステークスは単勝1番人気のカフジテイクが優勝。4度目の重賞挑戦で初勝利を果たし、フェブラリーステークスの優先出走権を獲得しました。2着のベストウォーリアの走りも良かったけど、カフジテイクの末脚が凄すぎた…。ウォーリアはこれで4戦連続で2着。GⅠ2勝の実績があるのに、最近はシルバーコレクターになっちゃってますね。3着に入ったエイシンバッケンも、後方から追い上げました。中央初挑戦のラブバレットは10着、2番人気のベストマッチョは12着、コーリンベリーは出遅れが響いて15着でした。
いやぁ~、カフジテイクの末脚には恐れいりました。後方でじっくり脚を溜め続け、福永祐一騎手のGOサイン→大外から末脚爆発。1頭だけ脚の勢いが違って見えましたわ…。思えば2000年の根岸ステークスで、ブロードアピールが最後方から一気の追い上げで勝利を挙げましたが、それから約16年後の同じレースで、カフジテイクが「伝説のレース」の再現を起こしました。カフジテイクは東京ダート1400mで3戦3勝。フェブラリーSでは今回の内容が評価されて上位人気になりそうですね。


来週・2月5日は、東京競馬場でマイル重賞の東京新聞杯、京都競馬場は3歳馬の重賞・きさらぎ賞が行われます。
東京新聞杯は、京都金杯で接戦を演じたエアスピネルとブラックスピネルが共に参戦。Wスピネルの他にも、ロイカバード、プロディガルサン、ストーミーシーの4歳世代、重賞3勝・ヤングマンパワー、昨年は落馬したダッシングブレイズ、マイネルアウラートなどが登録しています。
きさらぎ賞は、デビュー2戦2勝のサトノアーサーをはじめ、アメリカズカップ、ダンビュライト、タガノアシュラ、プラチナヴォイスなどが出走予定。ムーブザワールドも登録はしておりますが…。昨年はサトノダイヤモンドがきさらぎ賞を快勝し、後に菊花賞と有馬記念を制覇。今年もまたクラシックの主役候補が現れるか気になります。




にほんブログ村 音楽ブログ パンク・ハードコアへ にほんブログ村 サッカーブログへ にほんブログ村 サッカーブログ 日本代表へ
にほんブログ村 野球ブログへ にほんブログ村 野球ブログ 福岡ソフトバンクホークスへ