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暑すぎてつらい。

第93回箱根駅伝復路 青山学院大学が総合3連覇&学生駅伝三冠制覇!

2017年01月04日 | Sports

第93回東京箱根間往復大学駅伝競走(箱根駅伝)は、3日に後半の復路(109.6Km)が行われました。2日の往路では、青山学院大学が5時間33分45秒で優勝し、往路3連覇を果たしました。しかし、2位・早稲田大学との差はわずか33秒。早大にも逆転のチャンスが十分にあります。運命の復路、総合優勝争い&シード権争いの行方は?



山下り区間の6区(20.8キロ)。午前8時に青学・小野田勇次がトップで芦ノ湖前をスタート。それから33秒後に早大・石田康幸が出発。その後、2分24秒遅れで3位・順天堂、6秒後に4位・東洋も出発した。
先頭の小野田は、小涌園前(9キロ地点)で早大に1分の差をつけるが、大平台(13.4km地点)で石田が46秒差まで縮める。しかし、17キロで小野田と石田の差が1分11秒に拡がった。
後方では、往路13位の日体大・秋山清仁が快走。4.3キロ過ぎに日大と帝京大の10位集団を抜くと、5キロ過ぎに創価大をかわして9位。一方、5位スタートの駒大・物江雄利は苦しい走りを見せ、大平台で7位に下がる。16.5キロ辺りで秋山が物江を抜き、日体大が7位、駒大8位。
先頭の青学・小野田は、快調な走りで2位・早大に2分以上の差をつけて、小田原中継所をトップでタスキを繋いだ。早大・石田は2位。順大、東洋が通過した後、神大が5位、中央学院が6位で通過。その後に日体大・秋山が7位でリレー。往路13位から6人抜きでシード圏内に押し上げ、58分01秒で走りきった。さらに往路12位だった法政・佐藤敏也も8位。駒大・物江は4つ順位を落としてしまい9位でリレー。帝京が10位、日大が10位から9秒差の11位で通過。その後、12位・拓大、上武が13位で通過。8位・法政から13位・上武まで1分34秒差。


7区(21.3キロ)、トップの青学・田村和希は10Kmを29分27秒で通過すると、二宮(11.6キロ地点)で早大に2分52秒の大差をつける。ところが、16キロを過ぎたところから田村の表情が険しくなり、足取りも重くなる。それでも21キロ手前でタスキを外すと、平塚中継所を先頭でタスキリレー。1分21秒遅れて2位・早大が通過。東洋大が3位に浮上し、小田原で3位だった順大が6位に後退。
シード権争いでは、駒大が9位、帝京が6秒差で10位。6区で15位だった東海大が、4つ順位を上げて11位。帝京との差は54秒差。駒大から12位・拓大まで1分9秒差。そして、青学が通過してから20分後に国士舘大が繰り上げスタートとなりました。

8区(21.4キロ)、青学・下田裕太が最初の1キロを2分49秒で通過すると、その後も3分を切るペースで走り続ける。2位・早大には茅ヶ崎(6.7キロ)で2分22秒、遊行寺坂(15.6キロ)で4分16秒差まで拡げた。
シード権争いは熾烈を極め、9位を争う帝京&駒澤と、11位・東海大の差が15秒差に縮まる。18キロ過ぎに駒澤が抜け出すと、東海大が帝京に並んだ。
先頭をひた走る下田は20キロ過ぎてからペースが落ちたが、早稲田に5分32秒の大差を作り、戸塚中継所を先頭でリレー。1時間4分21秒という素晴らしいタイムで区間賞を獲得した。そして、4位・神大が、3位・東洋に6秒差まで詰めた。駒大は9位、東海は10位、帝京は11位で通過。駒大と帝京の差はわずか18秒。まだわからない。戸塚でも国士舘と関東学生連合の2チームが繰り上げとなった。


復路のエース区間の9区(23.1キロ)。青学・池田生成が独走する中、東洋大・野村峻哉が2位の早稲田・光延誠を猛追。権太坂(7.7km)で55秒差、横浜駅前(14.5km)で26秒差まで接近。そして17.5キロで光延をかわし、東洋が2位に躍り出た。戸塚での1分6秒差を逆転。
シード争いでは、帝京大が遅れだし、駒大・片西景と東海大・川端千都が9位集団を形成。2人で前を行く日体大を追いかけ、20キロ過ぎに片西が日体大を抜いて8位に浮上。
アンカーが待つ鶴見中継所。青学・池田が先頭でアンカー・安藤悠哉にタスキリレー。2位・東洋に6分30秒以上の差をつけた。駒大は8位で通過し、日体大が9位、その2秒後の10位に東海大が通過。帝京大は59秒差の11位でタスキを渡した。青学通過から20分後、国士舘と学生連合、さらには日大、明治、山梨学院の5チームが繰り上げスタート。


最終10区(23.0キロ)、青学アンカー・安藤がゴールの大手町・読売新聞新社屋前に向かって一人旅を続ける中、シード権争いも終盤へ。8位を走っていた駒澤が、11.8キロ付近で東海大と日体大に吸収されると、15キロ過ぎに10位転落。一方、11位・帝京大の加藤勇也は、ペースが上がらず、8位集団から大きく離されてしまう。田町(16.5km)のところで、10位とは3分差となった。
青学・安藤は最後まで落ち着いた走りを続け、ゴール目前でチームメイトに向かってガッツポーズを見せ、最後は両手を掲げてFINISH!青山学院大学が3年連続3度目の総合優勝を達成!青学から遅れること7分21秒後に東洋大が2位でゴール。その後、早稲田、順天堂、神大、中央学院と続き、日体大が7位、法政8位、駒澤が9位でゴール。そして、東海大がシード権ギリギリの10位に入り、帝京大は11位でゴールしました。



箱根駅伝 総合成績
1位 青山学院大学   11時間04分10秒
2位 東洋大学      11時間11分31秒
3位 早稲田大学    11時間12分26秒
4位 順天堂大学    11時間12分42秒
5位 神奈川大学    11時間14分59秒
6位 中央学院大学   11時間15分25秒
7位 日本体育大学   11時間15分39秒
8位 法政大学      11時間15分56秒
9位 駒沢大学      11時間16分13秒
10位 東海大学     11時間17分00秒
(以上が次回シード権獲得)
11位 帝京大学     11時間20分24秒
12位 創価大学     11時間20分37秒
13位 大東文化大学  11時間23分45秒
14位 拓殖大学     11時間24分22秒
15位 上武大学     11時間24分45秒
16位 国学院大学    11時間28分45秒
17位 山梨学院大学  11時間29分17秒
18位 明治大学     11時間29分17秒
19位 日本大学     11時間30分38秒
20位 国士舘大学    11時間49分18秒
OP 関東学生連合   11時間31分29秒※
 

復路区間賞
6区 秋山清仁(日本体育大学)     58分01秒 ※区間新記録
7区 石橋安孝(東海大学)    1時間04分42秒
8区 下田裕太(青山学院大学) 1時間04分21秒
9区 野村峻哉(東洋大学)    1時間09分47秒
10区 作田直也(順天堂大学)  1時間11分00秒



第93回箱根駅伝は、青山学院大学が3年連続の総合優勝を果たし、学生駅伝三冠制覇を達成しました。箱根の3連覇は史上6校目、学生駅伝三冠は史上4校目の快挙です。東洋大学は2年連続の総合2位、早稲田は総合3位。往路で6位と健闘した神奈川大学は、総合5位フィニッシュで12年ぶりのシード返り咲き。優勝候補の一角だった駒澤は、復路で苦戦して9位。東海大は往路15位から逆転でシードに滑り込み。11位の帝京大、17位の山梨学院はシード落ちとなりました。

往路では33秒差で辛くも勝利した青山学院でしたが、復路は圧倒的な強さを見せました。7区の田村選手が脱水症状でブレーキを起こしながらも、8区の下田選手が区間新記録に迫る快走。8区の時点でもう優勝が決まりましたね。最後は2位に7分以上の大差で圧勝。復路の記録は5時間30分25秒で、文句無しの復路優勝。今年もまた往復完全優勝ですか…。箱根V3&三冠制覇で「絶対王者」となった青学、本当に強すぎるというか恐ろしいチームだ。



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