サッカー国際親善試合「JALチャレンジカップ2015 日本代表VSウズベキスタン」が31日、東京・味の素スタジアムで行われました。27日のチュニジア戦での初陣を勝利で飾ったハリルJAPAN、アジアのライバルを相手に2連勝を目指します。対戦相手のウズベキスタンは、今年1月のアジアカップでベスト8敗退でした。6月のロシアW杯アジア予選に向けての一戦で、若きサムライ達が大いに躍動しました。
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[日本代表]
GK 1 川島永嗣
DF 6 森重真人
DF 2 内田篤人
DF 24 酒井高徳
DF 19 昌子源
MF 15 今野泰幸
MF 28 青山敏弘
MF 10 香川真司
FW 9 岡崎慎司
FW 4 本田圭佑(Cap)
FW 8 乾貴士
前回のチュニジア戦から大幅に選手を入れ替え、昌子源と青山がスタメン入り。この日は本田がキャプテンを務めました。
ウズベキスタンボールのキックオフで始まった前半、日本は序盤から攻めに出ます。前半5分、森重が前線にパスを入れ、本田→岡崎→本田→乾が左サイドへスルーパス→香川がペナルティエリア左からシュートを打つも、DFに当たりCK。続く左CKを乾が蹴るもGKにパンチでクリアされるが、エリア外にこぼれたボールを、青山が遠い位置から右足ダイレクトシュート。これがゴール右に突き刺さる!青山の豪快なミドルシュートで、日本が早々と先取点を奪います!
日本は8分に乾、10分には本田がシュートを放つも、ゴールを揺らすことができず。対するウズベキスタンは、11分にラシドフが左足ミドルシュートを狙うが、ポスト右に外れる。18分にはFKからラシドフ→ルトフラ・トゥラエフがシュートするも、GK川島がしっかりとキャッチします。
日本は31分、内田→香川のシュートは相手に阻まれ、34分には左サイドで香川がクロス→相手DFが一旦クリア→今野のボレーシュートは枠外。42分、ウズベキスタンは右サイドでFKを獲得。ラシドフのセンタリング→ファーサイドでトゥフタフジャエフが頭で合わせるも、大きく外れる。前半終了間際の44分、日本は右サイドで本田が倒されると、早いリスタートから香川が抜け出したが、GKに阻まれる。前半は日本1点リードで終了。
後半に入り、日本は内田に代えて太田宏介、今野に代わって水本裕貴がピッチに入る。後半9分、中盤で香川が左サイドの乾にパスを送ると、乾がドリブルでPA内に進入してクロスを上げるも相手のディフェンスの網に引っかかる。こぼれたところを、太田がクロス→ファーサイドでフリーになっていた岡崎がダイビングヘッドを決めて2点目!岡崎は2試合連続ゴール!
後半18分、乾を下げて宇佐美貴史が投入される。するとその直後、日本はカウンターから宇佐美が左サイドからクロス→ゴール前で岡崎が飛び込むも届かない…。宇佐美、出てきていきなりチャンスを演出します。日本はこのあと、24分に柴崎岳、27分に大迫勇也が登場。
日本2点リードで迎えた後半34分、ウズベキスタンのFKを防いだ日本がカウンター敢行。相手GKが中盤の位置まで飛び出すが、柴崎が先に右足ロングシュート。ボールは無人のゴールへ一直線、岡崎とウズベクDFが追いかけるが、そのままゴールイン。途中出場・柴崎のゴールで3-0とリードを拡げます。
後半37分、ウズベキスタンは左CKでの混戦からトゥフタフジャエフが右足シュートを決めて1点を返す。しかしその1分後、日本は右サイドにいた大迫のパスを受けた宇佐美がドリブルで相手をかわし、最後は右足でゴール左隅に流し込む!宇佐美の代表初ゴールで4-1と突き放す。さらに後半44分、柴崎の右CK→森重が頭で叩きつけるもGKに弾かれる。しかし、こぼれ球を森重が折り返し、ゴール前で途中出場・川又堅碁が押し込みダメ押しの5点目。新戦力が躍動した日本が、ウズベキスタンに5-1で完勝しました。
ハリルJAPANの2戦目は、若手選手と新戦力が大活躍!柴崎選手と宇佐美選手の「92年組」が揃ってゴールを挙げれば、川又選手と青山選手が代表初ゴール。柴崎選手の超ロングシュートも凄かったけど、青山選手の目の覚めるような先制ミドル弾は、何度でも見たくなるようなスーパーゴールと言えるでしょう。途中から出てくる選手がみんな結果を出したので、ハリルホジッチ監督もさぞかし大満足だったと思います。新戦力が存在感を見せただけでも有難いし、ゴールラッシュで勝ったんで、私も大満足でございます。
先日の試合でハリル新体制の第1号ゴールを決めた岡崎選手、この日は得意のダイビングヘッドが炸裂。位置取りも完璧でしたね~。代表2試合目で待望の初得点の宇佐美選手は、前回はシュートがポストに嫌われてゴールを逃しましたが、この日は自ら仕掛けてゴールをGET。ドリブルもキレキレでしたわ。日本人離れの突破力で、今後も代表に呼ばれそうですね。後半終了間際にダメ押し点を挙げた川又選手、あれは後頭部あたりで押し込んだのでしょうか?宇佐美選手が鮮やかなプレーで見せたのに対し、川又選手は泥臭くゴールを奪ってみせました。見た目はラッキーゴールかもしれないけど、代表戦でアピールできたことは良い事です。
3月の2連戦を連勝で飾ったハリルJAPAN、この2試合を見て、ハリルホジッチ氏を監督にして正解だなと思ったし、アギーレ前監督より期待できそうな予感がします。きっとこの先、「強さ」と「楽しさ」を兼ね備えたチームへと進化する思います。6月のW杯予選はどのグループに入るかわかりませんが、1位通過目指して頑張ってほしいなあと思っています。