日刊魔胃蹴

暑すぎてつらい。

夏競馬最終日!小倉2歳チャンプはホウライアキコに輝き、新潟記念は伏兵・コスモネモシンが復活勝利。

2013年09月02日 | 競馬

6月から始まった2013年の夏競馬も9月1日で遂にフィナーレ。9月最初の日曜日は、小倉競馬場で「小倉2歳ステークス」、新潟競馬場ではサマー2000シリーズ最終戦・新潟記念が行われました。この夏最後の重賞ウィナーに輝いたのはどんな馬か?そして、WIN5で久々に大台が出ちゃいました!



小倉メイン・第33回小倉2歳ステークス(GⅢ・芝1200m)は、快速自慢の2歳馬15党が出走。新馬戦で5馬身差の圧勝劇を見せたサクラバクシンオー産駒の⑫ベルカント、小倉1200m2歳コースレコードホルダー③ホウライアキコ、⑪マイネヴァリエンテ、⑮シゲルカガ、④エイシンキサナドゥ、①ラブリープラネット、マツリダゴッホ産駒⑬ウインスプラッシュ、⑥ネロなどが参戦しました。
レースはばらついたスタートで始まり、ウインスプラッシュがやや出遅れる。先行争いで、好スタートを切ったベルカントがスーッと上がって先手を取り、2番手に⑦ハッシュ、ホウライアキコと⑧ベルルミエールが3番手で並ぶ。5番手に⑩ウメ、6番手マイネヴァリエンテ、7番手グループにシゲルカガ、キサナドゥ、ラブリープラネットの3頭。その後ろの10番手にネロ、ウインスプラッシュ10番手、11番手に⑨カシノタロン、②ダンツブロード12番手、後方には⑭メイショウカフウ、⑤グランプリブレイドと続いた。
3,4コーナー中間点を過ぎ、依然としてベルカントが先頭をひた走り、2番手争いはハッシュ、ヴァリエンテ、アキコ、ウメ、ベルルミエールの5頭が馬群を形成。4コーナーを回って最後の直線に差し掛かり、先頭のベルカントは外に出した。このまま逃げ切りかと思ったら、内からホウライアキコとラブリープラネットが伸びてきて、ベルカントに迫る。ラスト100mでホウライアキコがベルカントをかわし、そのまま抜け出して先頭ゴールイン!ホウライアキコが2連勝で今年の小倉2歳チャンピオンに輝きました。

重馬場の中で行われた今年の小倉2歳ステークスは、単勝2番人気だったホウライアキコが、逃げるベルカントを残り100m辺りで捕らえ、1馬身1/4差をつけて優勝。1番人気のベルカントは、4コーナーまで先頭で逃げ、直線で馬場の良さそうな外側に持ち出したものの、裏目に出てしまい2着。武豊さん、その騎乗っぷりはダメですわ。3着にはラブリープラネットが入りました。
勝ったホウライアキコは、父がヨハネスブルグ、母はホウライサンデー、母の父・サンデーサイレンスという血統。デビュー戦の7月27日の新馬戦では1分7秒8の2歳コースレコードを叩き出して優勝。今回の小倉2歳Sでは道悪馬場を苦にせず2連勝。この夏の小倉の2歳戦線はアキコで始まり、アキコで終わりましたね。
アキコの父・ヨハネスブルグは、現役時代はヨーロッパとアメリカのGIで4勝を挙げ、2歳時代は7戦無敗を誇りました。2010年から日本で供用されることになり、その初年度産駒たちが今年デビューし、8月18日に行われた新馬戦で4レース中3勝(函館1勝、新潟2勝)を挙げ、小倉2歳Sでホウライアキコが「産駒重賞ウィナー第1号」になりました。秋以降もヨハネスブルグ産駒の活躍に期待がかかります。
というわけで、この夏の2歳重賞は牝馬勢が圧倒しました。函館2歳ステークスはクリスマスが優勝し、3着まで牝馬が独占。新潟2歳Sではベガの孫・ハープスターが最後方から豪快に差し切り勝ち。8月31日の札幌2歳ステークスは、レッドリヴェールとマイネグレヴィルの牝馬ワンツー、この日の小倉も牝馬が上位を占めました。今年の2歳世代は牝馬のレベルが高いですね。牡馬勢しっかりしてください。


新潟メイン・第49回農林水産省賞典 新潟記念(GⅢ・芝2000m)は14頭立てで行われました。サマー2000シリーズは、函館記念と札幌記念を連勝して22ポイントを獲得したトウケイヘイローが、最終戦を待たずして優勝が決定。「消化試合」となった今回の新潟記念は、前走の小倉記念で4着の③ダコール、鳴尾記念2着の⑧エクスペディション、2連勝中⑩ニューダイナスティ、七夕賞2着⑬トレイルブレイザー、新潟2200mの日本海ステークスを勝った⑦カルドブレッサ、秋華賞4着の実績を持つ⑪ブリッジクライム、①サンシャインなどが参戦しました。
2コーナーポケットからのスタート後の先行争いで、ニューダイナスティ、トレイルブレイザー、エクスぺディション、⑤カリバーン、サンシャインの5頭が前を伺う。先頭集団は内からエクスペディション・ダイナスティ・トレブレの3頭、その後ろの第2集団はサンシャイン、カリバーン、カルドブレッサ。中団グループには④コスモネモシン、⑥レインスティック、⑭アカンサス、さらに⑧ファタモルガーナも加わった。後方集団は②ニシノメイゲツ、ダコール、⑫ラッキーバニラ。そしてブリッジクライムが最後方追走という展開。
14頭ひと固まりの状態で外回りコースに入り、エクスペディションが単独先頭に立ってレースを引っ張り、ニューダイナスティが2番手。前半1000mは60秒台で通過。ファタモルガーナが3番手に上がり、トレイルブレイザーは5番手に控える。ダコールとブリッジはまだ後方待機。4コーナー手前でアカンサスが大外から上位に進出。
4コーナーを回り、659mの長い直線コースへ差し掛かり、エクスペディションがまだ先頭を守り、ファタモルガーナ、トレブレも好位置につけている。カルドブレッサはまだ中団。残り660~400mのところで横一線に拡がり、残り300mでコスモネモシンがエクスペディションに迫り、残り200で先頭に立った。真ん中からダコール、ファタモルガーナ、さらに大外からブリッジクライムも追い込んでくるが、ネモシンが先頭でゴールイン!そしてエクスペディションが2着で粘り、ファタモルガーナが3着入線。

夏の新潟を締めくくるハンデ重賞・新潟記念は、単勝10番人気だったコスモネモシンがエクスペディションとの競り合いを制して優勝。道中レースを引っ張って来たエクスペディションは2着と健闘、さらに3着には7番人気のファタモルガーナが入り、3蓮単「④-⑨-⑨」で558,010円の高配当決着となりました。3番人気のダコールは4着、1番人気だったニューダイナスティが5着、2番人気ブリッジクライムは9着、トレイルブレイザーは直線でズルズル失速して最下位の14着に終わりました。上位陣は総崩れ、1番人気の馬はこのレース12連敗です。
優勝したコスモネモシンは、2010年のフェアリーステークス以来約3年8か月ぶりの勝利で、通算2度目の重賞制覇。連敗期間中は2着・3着と惜しいレースが何度もありましたが、過去5戦は2ケタ順位が続き、前走のクイーンステークスは8頭中7着でした。今回実に24戦ぶりの美酒を味わうことになりました。長いトンネルからやっと抜け出しましたね。進退を懸けて挑んだ一戦に勝ったんで現役続行は確実、秋はエリザベス女王杯に向かうのでしょうか?


この日の東西重賞は牝馬が共に勝利。夏競馬最終日のWIN5は波乱が2つも起こりました。
対象その1 小倉10レース・西日本スポーツ杯  ②タマモクララ(3番人気)
対象その2 新潟10レース・麒麟山特別  ⑦タナトス(2番人気)
対象その3 函館11レース・丹頂ステークス  ②サイモントルナーレ(11番人気!)
対象その4 小倉11レース・小倉2歳ステークス ③ホウライアキコ(2番人気)
対象その5 新潟11レース・新潟記念  ④コスモネモシン(10番人気)
今回の結果は「②-⑦-②-⑨-④」の組み合わせで、払戻金は1億2937万1980円。的中票数はわずか4票でした。今年に入っては2度目の「億馬券」となりました。当日は1番人気の馬が全敗に終わり、函館メインの丹頂ステークスでは11番人気の馬が勝ち、残り票数が約15万票から1712票まで減少。最終的には4票残りました。悪天候と馬場状態の悪さが、メインレースの波乱、WIN5の高配当に繋がったのではないかと思います。


来週からは秋競馬がスタート!中山競馬場の「京成杯オータムハンデキャップ」には、NHKマイルカップ2着のインパルスヒーロー、中京記念の勝ち馬・フラガラッハ、昨年の覇者・レオアクティブ、安田記念3着・ダノンシャーク、過去5戦で4勝のルナ、クラウンロゼ、ゴットフリート、3連勝中のエクセラントカーヴが登録。阪神競馬場ではサマースプリント最終戦・セントウルステークスが行われ、最強スプリンター・ロードカナロアが登場!他にもハクサンムーン、マイネルエテルネル、シュプリームギフト、ドリームバレンチノ、ティーハーフ、サドンストームも出走を予定しています。




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