日刊魔胃蹴

暑すぎてつらい。

夢舞台・ダービーへのラストチャンスをモノにしたのは…?

2011年05月08日 | 競馬

ゴールデンウィークもいよいよ大詰めを迎えた8日は、京都競馬場では京都新聞杯(GⅡ)、東京競馬場では日本ダービートライアル・プリンシパルステークスが行われました。この2つのレースは5月29日の日本ダービーのステップレースでもあります。頂上決戦まで約3週間、夢舞台への切符を手にしたのはどの馬か?


第59回京都新聞杯(GⅡ・芝2200m)は15頭で争われ、重賞3勝目を狙う幻のクラシック候補生・⑫レッドデイヴィス(せん馬)をはじめ、⑪ユニバーサルバンク、⑤クレスコサウンド、①ダノンフェニックス、③レッドセインツなどが出走し、ゴール前では大激戦となりました。
レースは好スタートを切った⑥サンビームが先手を取り、レッドデイヴィスやユニバーサルバンクは前の位置でゴール板を通過。1,2コーナーから向正面に差し掛かり、サンビームが先頭、②ルイーザシアターが2番手で追走。3番手にユニバーサルバンクとダノンフェニックスが並び、デイヴィスはその後ろの5番手をピッタリ。中団の7番手にクレスコサウンド、⑨パッションダンスが8番手、9番手に⑮テンペルと⑩サウンドバスターが並ぶ。ディープインパクト産駒のレッドセインツは最後方を追走。
外回りの3コーナーの下り坂で縦長の状態になり、サンビームが依然として先頭キープ。ダノンフェニックスがわずかに3番手、ユニバンは4番手、5番手集団の中にデイヴィスとクレスコがいる。外側に⑭コスモヘイガーが浮上。残り600mでコスモヘイガーが4番手まで上がり、デイヴィスはまだ馬群の中で最後の直線コースへ。サンビームが直線でもう一度引き離し、ルイーザシアターとユニバーサルバンクが必死に追いかける。残り200m~100mを切り、ユニバーサルバンクが粘るサンビームを捕らえるが、外からクレスコサウンドとサウンドバスターが猛追し、最後ユニバンとクレスコ、サウンドバスターの3頭が並ぶような態勢でゴールイン!大接戦となったこのレースは写真判定となり、判定の結果クレスコサウンドが1着!
ゴール前は3頭横並びでしたが、クレスコサウンドが大接戦の京都新聞杯を制しました。ユニバーサルバンクは鼻差の2着、サウンドバスターはアタマ差に敗れました。圧倒的1番人気に押されていたレッドデイヴィスは、馬群から上手く抜け出すことができず10着と惨敗。前走より16キロ減が影響したのでしょうか?
勝ったクレスコサウンドは、今年1月にデビューし、4戦目の未勝利戦で初勝利、前走のムーニーバレーレーシングクラブ賞で2連勝。今回は重賞初挑戦&武豊騎手とのコンビで臨み、直線で末脚を炸裂し、重賞初V&3連勝を飾りました。この馬の血統は父が2002年のダービー馬・タニノギムレット、母の父がサンデーサイレンス、姉がアプリコットフィズという良血。3連勝で一気にダービー挑戦、距離的にも互角の勝負ができると思うが…。


東京のメイン・プリンシパルステークスは、フルゲート18頭によって争われました。1着しかダービーの優先出走権が与えられないこのレースには、18頭中8頭がディープインパクト産駒で、青葉賞で3着だった⑩トーセンレーヴが連闘で参戦し、⑥サトノオー、⑧ターゲットマシン、⑪ヒラボクインパクト、⑮ダノンシャークも出走。他にも皐月賞で10着だった⑱ステラロッサ、14着の②カフナ、地方・船橋所属の⑫ダブルオーセブンがダービーへの切符獲りに挑みました。
スタート後の先行争いで、カフナが内枠の利を活かして前に出るが、⑯タカオノボルと⑰ディープサウンドの8枠勢が一気に進出し、ディープサウンドが先頭に立ち、タカオノボルと③アンバーシェードが2番手争い。④ムーンリットレイクが4番手。6番手にターゲットマシン、カフナ、ダブルオーセブンと続き、トーセンレーヴは9番手から。10番手にはヒラボクインパクトとダノンシャークが並び、⑤ハーバーコマンド14番手。後方では15番手にステラロッサが追走し、サトノオーと⑭メイショウトチワカ、⑦ムステカール最後方。
縦長で進む中、先頭のディープサウンドは1200mを1分13秒台で通過し、メイショウトチワカがそとから徐々に進出。ターゲットマシンは中団、トーセンレーヴは最内で待機。直線に差し掛かり、先頭争いはトチワカが前に出るが、ムーンリットレイク、カフナ、だーゲットマシンが迫ってくる。残り200mでトーセンレーヴが内から進出し、カフナとムーンリットに接近。残り100mでレーヴがムーンリットレイクをかわし、半馬身近く抜け出して1着でゴールイン!トーセンレーヴがダービーに間に合った!
プリンシパルステークスはトーセンレーヴが勝利し、ダービーの優先出走権を獲得。青葉賞からの連闘と条件的にも厳しいものでしたが、池江調教師とウィリアムズ騎手の執念が実り、ラストチャンスを見事にモノにしました。ディープ産駒でブエナビスタの弟という超良血、クラシックの最有力候補と言われ、デビュー2連勝の後、毎日杯と青葉賞で挫折を味わいました。しかし、約2か月ぶりの勝利でダービーの最後の切符を得ることに成功。本番では連闘の疲れがドッと出て惨敗を喫してもらいたくないですね。


8日は京都新聞杯でクレスコサウンド、プリンシパルステークスでトーセンレーヴが勝利しました。この2頭を含め、皐月賞馬・オルフェーヴル、サダムパテック、ダノンバラード、ウィンバリアシオン、ショウナンパルフェ、デボネア辺りが日本ダービー出走が決定的。このうち池江泰寿厩舎からは3頭もいるので、本番では上位独占も期待されます。
そして9日は3歳マイル王決定戦・NHKマイルカップが行われます。前日前売りの単勝オッズでは、⑬グランプリボスが1番人気、2番人気に⑰コティリオン、①リアルインパクト3番人気、その後に④エーシンジャッカル、⑨ヘニーハウンドと続きます。マイルカップには他にも⑥ダンスファンタジア、⑧プレイ、③エイシンオスマンも出走します。現在1番人気のグランプリボスにとっては、父・サクラバクシンオーのためにもここは勝つしかないと思います。父に捧ぐGI制覇という劇的なシーンは起きるでしょうか?



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