日刊魔胃蹴

暑すぎてつらい。

岩嵜翔ようやくプロ初勝利!6回に4連続タイムリーで牧田をKO!

2011年05月14日 | HAWKS

3タテを狙った12日のオリックス戦は、小久保裕紀が通算400号のメモリアルアーチで先制したものの、山田大樹が中盤に2失点を喫して逆転負け。オリックスとの3連戦を2勝1敗で終えました。一夜明けた13日、ここまで代役守護神を務めてきたファルケンボーグが右ひじの違和感を訴えて登録抹消。交流戦を目の前にクローザーを再び失うのは非常に痛手と言えよう。
現在パリーグ首位の福岡ソフトバンクホークスは、13日からヤフードームで埼玉西武ライオンズとの3連戦。西武は現在3連勝中ですが、ロッテとの3連戦が全て雨天中止。未だにBクラスと苦戦する相手に勝ち越して、リーグ首位で交流戦を迎えたいところです。初戦の先発はソフトバンクが岩嵜翔、西武・牧田和久。プロ4年目で未だ未勝利の岩嵜、今度こそ初勝利なるか?


スタメンはこちら。あの男が帰って来たっ!
1(遊)川崎宗則
2(二)本多雄一
3(左)内川聖一
4(一)カブレラ
5(指)小久保裕紀
6(右)多村仁志
7(三)松田宣浩
8(中)福田秀平
9(捕)細川 亨
右太ももを痛めてしばらくスタメンから外れていた内川が3番レフトで先発復帰。代役を務めていた松田は7番に入りました。


初勝利が欲しい岩嵜は、初回に先頭の片岡に四球で出塁され、盗塁と内野ゴロの間に3塁まで進められますが、中村剛也を遊撃ライナーに打ち取り先制点を許さず。2回は1死から坂田と浅村を連続三振に仕留めて3者凡退。3回にはヒットと振り逃げで2死1,3塁とピンチを背負うも、中島をストレートで空振り三振。3イニングを投げて無失点。
岩嵜のためにも援護点が欲しいホークス打線は、2回にカブレラと多村のヒットで1死1,2塁とチャンスを作るも、後続が相次いで凡退し0点。3回、先頭の細川がショートへの内野安打で出塁するも、川崎が送りバント失敗。この後2死2塁となり、内川が牧田の変化球を捕らえ、センター前に弾き返すタイムリーヒット。2塁から川崎生還で1点を先制します。
援護をもらった岩嵜は、4回に連続四球で無死1,2塁とされるが、バントミスと併殺打で0点に抑えると、5回はこの日2度目の3者凡退に抑え、5回まで無失点と勝ち投手の権利を獲得。ところが6回、先頭の栗山にヒットを許すと、おかわり中村にはファウルで粘られた末に四球。1死1,2塁でフェルナンデスに甘く入ったフォークを狙われ、レフト線へのタイムリー2塁打を浴びて同点とされ、なおも2,3塁で坂田の2塁ゴロの間に中村生還で逆転された。
1点ビハインドとなったホークスは6回裏、カブレラが倒れて1死の後、小久保が2球目のチェンジアップをジャストミート!レフトへの大きな打球はスタンド前列に突き刺さるソロ本塁打!小久保の一発で振り出しに戻したホークス、2死から打線が繋がりを見せます。松田が四球を選ぶと、福田のライト前ヒットで1,3塁と勝ち越しのチャンスを迎え、細川が左中間へのタイムリー2塁打を放ち、2人が一気に生還して逆転!なおも2死2塁で川崎も牧田の変化球を左中間に弾き返し、タイムリー3塁打で5点目。これで牧田はKOされました。この後も本多と内川にもタイムリーが生まれ、なんと5連打&4連続タイムリー!この回打者一巡の猛攻で6点を奪いました!
7回からはホークス2番手・大場が登板し、2本のヒットと四球で無死満塁とされ、中島の犠牲フライで1点を返されますが、西武の反撃を1点に留めます。9回は森福がしっかりと3者凡退に抑えて試合終了。ホークスが逆転勝利で西武との3連戦初戦を制しました。


パ・リーグ 2011/05/13(金)
ソフトバンク-西 武 4回戦 
(ソフトバンク3勝1敗、ヤフードーム、18:01、30015人)
L 000 002 100  3
H 001 006 00x  7
【投手】
(西)牧田、星野、岩崎、平野、武隈-銀仁朗、上本
(ソ)岩崎、大場、森福-細川
【責任投手】
(勝)岩崎3試合1勝1敗
(敗)牧田5試合1勝3敗
【本塁打】
(ソ)小久保2号ソロ(6回、牧田)


5回まで無失点に抑えていた岩嵜が6回に2失点を喫した後、6回に小久保のホームラン&4連続タイムリーの集中打で西武投手陣を粉砕。キャプテンの一打が無ければ岩嵜投手の白星がまたしてもお預けになるところでした。西武の連勝を止めたホークス、試合のなかった2位・日ハムに1ゲーム差に拡げました。
この日の先発の岩嵜投手は、6回を投げて被安打3・4奪三振・4四死球・2失点。味方打線の援護もあり、今季3度目の登板&プロ4年目で待望の初勝利を挙げました。お立ち台では「幸せです」と語って嬉し涙を流すところもありました。これまでに1軍での先発登板の機会が何度もありながらも、なかなか勝ち星に恵まれず。この日も本当に不安でしたが、ようやく勝てて安心しました。ここまで来るのに長かったなあ~。今後は2勝目&先発ローテ確保を目指して欲しい。
打線の方は全体で13安打で、先発全員安打も達成。前回2安打に抑えられた牧田から10本のヒットを放ちました。スタメン復帰の内川選手は、4打数2安打2打点とチャンスメーカーぶりを発揮。これで完全復活ですな。6回に逆転タイムリーを放ち、打のヒーローに選ばれた細川選手は2安打2打点。3試合連続ヒットとバッティングも良くなりましたね。2試合連続アーチの小久保とカブレラもマルチヒット。小久保の400号が先に出たけど、カブレラの350号本塁打はまだ~?
またまたカード初戦を勝ったホークス。14日の予告先発はソフトバンクが杉内俊哉、西武が岸孝之となっています。杉内は4試合でいまだ勝ち星なし、目下2連敗と苦しんでいます。これ以上勝ち星から遠ざかるとエースとは言えども期待できなくなりそう。対する岸は今季初登板となります。どちらが勝っても初白星になるでしょう。杉内のためにも大量援護してほしいのだが…。



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