日刊魔胃蹴

暑すぎてつらい。

パリーグCSファーストステージ 楽天が2勝1敗でファイナル進出!

2017年10月16日 | Sports

プロ野球は14日から日本シリーズ出場を懸けた「クライマックスシリーズ」が開幕。セリーグの阪神タイガースVS横浜DeNAベイスターズは1勝1敗の五分ですが、16日に予定されていた第3戦は雨天中止となりました。一方、メットライフドームで行われている埼玉西武ライオンズVS東北楽天ゴールデンイーグルス戦は、2試合終えて1勝1敗。この日の第3戦で勝った方が、パリーグ王者・福岡ソフトバンクが待ち構えるファイナルステージに進出します。勝てば福岡行き、負ければ終わりの最終決戦を制したのは?


両チームのスタメン
   埼玉西武      東北楽天
1(中)秋山翔吾   (遊)茂木栄五郎
2(遊)源田壮亮   (二)藤田一也
3(指)森友哉    (一)銀次
4(一)山川穂高   (右)ペゲーロ
5(二)浅村栄斗   (中)島内宏明
6(左)栗山巧    (三)ウィーラー
7(三)中村剛也   (左)岡島豪郎
8(右)外崎修汰   (指)枡田慎太郎
9(捕)炭谷銀仁朗  (捕)嶋基宏
 (投)野上亮磨   (投)美馬学



1回、西武先発・野上が3つの四球を与え、満塁の走者を背負う。先制のチャンスをつかんだ楽天は、ウィーラーが野上の4球目のカーブを引っ掛けたが、ショートへのタイムリー内野安打となり、楽天が1点を先制します。西武はその裏、1番の秋山が楽天先発・美馬の2球目を捉え、右中間への3塁打。無死3塁とチャンスを迎えたが、源田レフトフライ→3塁走者動けず、森と山川が三振に倒れてしまい、同点ならず。
4回、楽天は先頭のウィーラーがセンター前ヒットで出塁。1死2塁でバッター枡田の場面で、野上の3球目が暴投。ボールが転がる間にウィーラー2塁から一気にホームイン。バッテリーミスとウィーラーの好走塁で楽天に2点目が入ります。
2点を追う西武は、4回まで美馬の前に無失点に抑えられますが、5回に栗山と中村の連打の後、外崎の犠打で1死2,3塁と攻め立てる。ヒット1本で同点の場面で炭谷がライトへの犠牲フライを放って1点を返す。なおも2死3塁とチャンスが続くも、秋山が空振り三振に倒れて3アウト。楽天2番手・高梨雄平が西武の反撃を退けました。
2-1と楽天1点リードの7回、西武は途中出場・金子侑司がファウルで粘った末にヒットで出塁。2死後に炭谷がヒットで繋ぐ。2死1,2塁と同点または逆転のチャンスの場面で秋山に打席が回るが、空振り三振に倒れてしまう。またも秋山が反撃のチャンスをモノにできず。
ピンチを凌いだ楽天は8回、2死走者無しからウィーラーが西武5番手・シュリッターの6球目を振り抜く。打球はレフトへ高く飛び、スタンド上段へ!ウィーラーのソロ本塁打で楽天が1点追加。なおも四球の走者を置いて枡田が2球目の変化球を叩き、レフトスタンドへの2ラン本塁打!楽天はこの回、2本のホームランで3点を奪い、5-1とリードを拡げます。
西武は9回裏に浅村が楽天6番手・松井裕樹からソロ本塁打を放って1点を返したが、反撃もここまで。最後の打者・外崎が1塁ゴロに倒れてゲームセット。楽天が5-2で西武を下し、ファイナルステージ進出を決めました。



パリーグ クライマックスシリーズ 2017年10月16日(月)
西武VS楽天 第3戦 メットライフ
<楽天2勝1敗 観衆:31,755人>
楽|100 100 030|5
西|000 010 001|2
[勝] 宋家豪(1勝0敗)
[負] 野上(0勝1敗)
[本] ウィーラー(楽/1号)、枡田(楽/1号)、浅村(西/2号)


ファーストステージ最終戦は、レギュラーシーズン3位の楽天が2位の西武に勝利。対戦成績2勝1敗でファイナルステージ進出を果たしました。レギュラーシーズンでは西武が16勝8敗1分けと大きく勝ち越しましたが、CSで楽天が下克上を達成。初戦で0-10と大敗したけど、第2戦と第3戦を連勝。戦前の下馬評を覆しましたね。楽天は日本一を果たした2013年以来、4年ぶり3度目のファイナル進出。ホークスにとっては手ごわい相手となるかも。
この日の楽天は、ウィーラー選手が4打数3安打2打点の大活躍。第1打席で先制の内野安打、2打席目にはセンター前ヒットで出塁した後、相手の暴投で2塁から一気に生還。8回の第4打席ではレフトへの特大アーチを放ちました。第2戦まで無安打でしたが、負けられない一戦で大当たり。ヒットが1本出ると変わりますねぇ。
投手陣は美馬→高梨→宋家豪→ハーマン→福山博之→松井裕の6投手のリレーで逃げ切り。美馬投手が5回途中(4回2/3)まで1失点のあと、高梨投手と福山投手が同点のピンチを抑える好救援を見せました。
連敗を喫した西武は、再三のチャンスを作りながらも得点できず。初回に先頭の秋山選手が3塁打で出塁しながらも、後続が次々と凡退。5回には無死1,2塁と攻め立てながらも、炭谷選手の犠牲フライの1点のみ。7回に一打同点の場面で秋山選手が三振に倒れて無得点に終わった後、シュリッター投手が2本のホームランを被弾…。拙攻が大きく響き、2017年シーズン終了となりました。

パリーグのクライマックスシリーズは、17日から福岡ヤフオクドームでファイナルステージが始まります。パリーグ優勝のホークスは、1勝のアドバンテージがあるので、3勝すれば日本シリーズ進出が決まります。ホークスは15日までヤフオクドームで紅白戦を行い、デスパイネ選手や松田選手がホームランを打てば、バンデンハーク投手と武田翔太投手も無失点ピッチングを見せました。
ホークスがファイナルステージを戦うのは4年連続。一昨年はロッテに3連勝、昨年は日本ハムの前に2勝4敗でした。楽天との対戦成績は13勝12敗と勝ち越してますが、ヤフオクドームでの試合では5勝7敗と負け越しております。柳田悠岐選手の欠場は残念ですが、楽天を倒して日本シリーズ進出を決めてほしいです。








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高校通算111本塁打の清宮幸太郎がプロ志望宣言!

2017年09月22日 | Sports

高校通算で歴代最多の111本塁打の記録を持っている早稲田実業の清宮幸太郎選手が、22日にプロ志望届を提出することを明らかにしました。10月26日に開催される「プロ野球ドラフト会議」では、複数球団の指名は間違いないでしょう。



清宮選手は22日午後に早稲田実業高校のホールで記者会見を行い、プロ志望届を出すことを表明。卒業後の進路は当初、大学進学を希望していましたが、U-18ワールドカップの開催地・カナダから帰国してすぐにプロ入りを決断したそうです。プロの道を選んだ理由については、「昔からの一番の夢であり、一番高いレベルで野球をやりたかった」と述べました。ドラフトについては「12球団OK、厳しく指導してくれる球団に行きたい」と語り、早実の大先輩・王貞治氏を理想の選手に挙げ、「868本塁打を目指せるような選手になりたい」と力強くコメントしました。

清宮選手は甲子園に2度出場(2015年夏、2017年春)。主将として臨んだ今年の夏の西東京大会では、準決勝で高校通算107号本塁打を放ちましたが、決勝戦では東海大菅生に敗れ、甲子園出場を逃しました。先日行われた「U-18ワールドカップ」では、日本代表のキャプテンを務め、本大会で2本のホームランを放ち、高校通算の本塁打数を111本に伸ばしました。

卒業後の進路が注目されていましたが、プロを目指すことになりましたね。清宮選手の発表を受け、早くも阪神が1位指名を明言。清宮選手と父の克幸さん(ヤマハ発動機ラグビー部監督)は親子そろって阪神ファンだそうで、阪神が交渉権を獲得したらお父さん大喜びすると思います。王さんが理想=福岡ソフトバンクホークスか読売ジャイアンツも清宮獲得に動く可能性もありそう。
高校生の重複指名といえば、1995年に福留孝介選手(当時PL学園)に7球団が競合し、近鉄が交渉権を獲得するも入団拒否。2009年には菊池雄星投手(当時花巻東)を巡って6球団が競合し、西武が引き当てました。清宮選手の場合は何球団が指名に動くのか?


清宮選手がプロ志望を表明した同じ日に、大阪・履正社高校の安田尚憲選手もプロ志望宣言。清宮選手と被ったことについては「たまたまだったけど驚いた」と言っていた安田選手、こちらも競合になるかもしれませんねえ。さらには夏の甲子園を制した花咲徳栄高校からは、清水達也投手、綱脇慧投手、西川愛也選手の3人がプロ志望届を提出したことが明らかになりました。

今年のドラフト会議は、清宮選手、安田選手、広陵高校の中村奨成選手の「高校BIG3」のほかに、「社会人ナンバー1左腕」と言われている田嶋大樹投手(JR東日本)といった選手が上位候補に入っています。今年もまた工藤公康監督がドラフトの目玉選手を引き当ててしまいそうな気がする…。ホークスに清宮選手か安田選手のどちらかが来てくれたら嬉しいな。


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埼玉に初めての大優勝旗!花咲徳栄が広陵に圧勝し、甲子園初優勝!

2017年08月23日 | Sports

今月8日から阪神甲子園球場で行われてきた第99回全国高校野球選手権大会は、大会14日目の23日に決勝戦を迎えました。今年の決勝戦は、1大会6本塁打の大会新記録を打ち立てた中村奨成選手を擁する広陵高校(広島)と、春夏通じて初の決勝進出を果たした花咲徳栄高校が激突。どちらが勝っても初優勝となるこの一戦、全国3839校の頂点に立ったのは?



両チームのスタメン
    広陵        花咲徳栄
1(右)高田誠也    (中)太刀岡蓮
2(二)吉岡広貴    (二)千丸剛
3(捕)中村奨成    (左)西川愛也
4(左)加川大樹    (一)野村佑希
5(一)大橋昇輝    (捕)須永光
6(中)佐藤勇治    (三)高井悠太郎
7(遊)丸山壮史    (右)小川恩
8(三)松岡直輝    (投)綱脇慧   
9(投)平元銀次郎   (遊)岩瀬誠良


決勝戦は初回から試合が動きました。1回表、花咲徳栄は先頭の太刀岡がセンター前ヒット、続く千丸がライト線への2塁打を放ち、無死2,3塁のチャンス。この場面で西川が広陵先発・平元の2球目を打ち返す。詰まった打球は2塁手の頭上を越えてセンター前にポトリ。この間に2人のランナーが生還。花咲徳栄が3連打で2点を先行します。
2点を追う広陵は、1回裏に1死から2番の吉岡がヒットで出塁すると、3番・中村がレフト線へ2塁打。こちらも連打でチャンスを作ったが、4番・加川は空振り三振、大橋は投手ゴロに倒れて2者残塁に終わる。2回、2死2塁で9番・平元が徳栄先発・綱脇から1塁線を破るタイムリー2塁打を放って1点を返します。
3回、徳栄は2死2,3塁から須永が低めの直球をセンター前に弾き返して2点を追加する。広陵はその裏、中村に2度目の打席が回ったが、綱脇の変化球の前に空振り三振。2死後、途中出場の村上嘉一がセンター前ヒットと盗塁で2塁に進むと、大橋がセンターへのタイムリー2塁打で1点を返す。3回まで終わり、花咲徳栄が4-2とリード。
5回、花咲徳栄は太刀岡の四球、千丸のヒットで無死1,3塁と攻め立て、西川が2球目の直球を捉え、右中間オーバーのタイムリー3塁打で2点を追加。なおも西川を3塁に置いて、野村のレフト前タイムリーでもう1点追加。これで広陵先発・平元はノックアウト。山本雅也が2番手に上がるが、徳栄打線の勢いは止まりません。1死2塁で高井がセンターへのタイムリー2塁打でこの回4点目。さらに2死後、相手のエラーと岩瀬のタイムリーヒットで2点を追加し、この回一挙6得点。スコアも10-2と大差がつく。
広陵も諦めません。先頭の高田がヒットで出塁すると、吉岡の左中間へのタイムリー2塁打で1点返す。徳栄は先発の綱脇を下げ、清水達也が2番手のマウンドに上がる。清水は中村に内野安打を許して2人の走者を背負ったが、村上を2塁ゴロ併殺打、大橋を3球三振に退け、広陵の反撃を1点に抑えます。
6回、徳栄は1死から西川がレフトへの2塁打のあと、野村がレフト前に弾き返すと、相手の左翼手が後逸する間に2塁走者が生還し、打った野村は3塁へ。記録はタイムリー3塁打。この後2死1塁から高井の2塁打、小川の死球で満塁とし、清水が遊撃ゴロ→遊撃手が2塁に送球したが、2塁手がボールをこぼしてしまう。走者も2人還り、13-3となる。続く岩瀬にもタイムリーが生まれ、この回4点追加で14-3と突き放した。
徳栄2番手・清水は、6回裏に1死1,2塁から山本にタイムリーを打たれて1点を失ったが、7回と8回は無得点に抑える。
徳栄10点リードで迎えた9回裏、1死1塁から中村が初球ストレートを強振し、レフト線への痛烈な2塁打。2死後、大橋が四球を選んで満塁となる。しかし、佐藤が初球を打ち上げてしまい、ライトフライで試合終了。花咲徳栄が14-4で広陵を下しました。




第99回全国高校野球選手権大会  決勝 
花咲徳栄(埼玉)-広陵(広島)
(観衆=43000人)
徳栄 202 064 000  14
広陵 011 011 000  4
【投手】
(花)綱脇、清水-須永
(広)平元、山本、森-中村



今年の夏の甲子園の決勝は、徳栄16安打、広陵13安打、両チーム合わせて29本のヒットが飛び交う乱打戦となりましたが、花咲徳栄が広陵に10点差の大差をつけての圧勝で、甲子園初優勝を果たしました。3回までは取られたら取り返すという展開が続きましたが、徳栄が5回に6点、6回に4点を奪って広陵を突き放しました。関東勢は一昨年の東海大相模、昨年の作新学院に続き、3年連続での優勝。埼玉県勢としては夏の選手権大会で悲願の初制覇。埼玉にようやく深紅の大優勝旗が渡りました…。埼玉県民の私も「ついにこの時が来たんだなあ」と感慨に浸ってます。

花咲徳栄はこの試合、3番の西川選手が3安打4打点の大活躍。1回の打席で先制の2点タイムリーヒット、第3打席では2点タイムリー3塁打、6回にも2塁打を放ち、ホームランが出ればサイクルヒットでした。4番の野村選手、9番の岩瀬選手も2打席連続でタイムリー安打を打っております。投手陣は先発の綱脇投手が、広陵の主砲・中村選手から変化球で三振を奪い、5回途中から2番手で登板した清水投手は、終盤の3イニングを無失点に抑えました。
1回戦から打線が爆発しまくった徳栄は、全試合で9得点以上。3回戦、準々決勝、決勝の3試合で2ケタ得点をマーク。全6試合で61得点、ヒットの数も80安打であります。全試合9得点以上で優勝したのは、1921年の和歌山中(現・和歌山県立桐蔭高校)以来96年ぶりだそうです。

広陵高校は守備での細かいミスが相次ぎ14失点。またも決勝で涙を呑み、4度目の準優勝となりました。中村選手が決勝でも3本のヒットを放ちながらも、得点につながらず…。甲子園を大いに沸かせてくれた中村選手は、この大会で28打数19安打、打率.679、6本塁打、17打点。優勝こそはなかったけど、この夏のMVPは間違いなく中村選手だと思います。今後の進路ではプロ入り志望を明言。秋のドラフト会議では清宮幸太郎選手(早実)、安田尚憲選手(履正社)と同じく、1位で指名されるでしょう。

花咲徳栄の優勝で幕を閉じる99回目の夏の甲子園。今年は史上最多となる68本のホームランが生まれました。開幕から毎日のようにホームランが出てたなぁって思いました。広陵・中村選手が1試合2本塁打を2度もやってのけたり、盛岡大附VS済美戦の「満塁ホームラン返し」というのもありました。
来年は100回目の記念大会。出場校も56校に増え、埼玉からは「北埼玉」と「南埼玉」の2校が出場します。今年の夏の王者・花咲徳栄は、春日部共栄と同じ北埼玉大会、浦和学院と聖望学園は南埼玉大会に出場。花咲徳栄高校の選手の皆さん、そして家族の皆さん、甲子園初優勝おめでとうございます。あなたたちは埼玉県民の誇りです!




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第99回全国高校野球選手権準決勝!広陵・中村奨成が大会新記録の6本塁打!

2017年08月22日 | Sports

第99回全国高校野球選手権大会(@阪神甲子園球場)は、大会13日目の22日に準決勝2試合が行われました。第1試合の広陵(広島)VS天理(奈良)は、今大会4本塁打を放っている広陵の主砲・中村奨成選手が、清原和博氏の持つ「1大会5本塁打」の記録更新に挑戦。第2試合の花咲徳栄(埼玉)VS東海大菅生(西東京)の関東勢同士の対決は、延長戦までもつれる死闘となりました。



準決勝第1試合:広陵(広島) 12-9 天理(奈良)
広陵は1回表、先頭打者が内野安打でヒットで出塁すると、1死2塁で3番・中村が天理先発・碓井涼太の初球をしっかり叩き、センターバックスクリーンに飛び込む先制2ラン本塁打!中村がいきなり快音を響かせ、今大会5本塁打目!
天理は3回裏、2死1,2塁から4番・神野太樹が右中間を破る2点タイムリー2塁打を放ち、2-2の同点とします。
4回、広陵は1死2塁で8番・山本雅也がライト線へのタイムリー2塁打を打って3-2と勝ち越しますが、その裏に天理が連続ヒットで無死1,2塁のチャンスを作ると、8番・杉下海士がライトオーバーの2点タイムリー2塁打。3連打で3-4と逆転します。
5回表、広陵は初回に先制2ランを放った中村に打席が回る。この日の3打席目となる中村は、碓井の3球目を狙い撃ち!打球は左中間スタンドに飛び込む完璧なソロホームラン!中村奨成がこの大会6本目のホームランが生まれ、広陵が4-4の同点に。
主砲の2発で流れをつかんだ広陵は、6回に2死満塁から途中出場・平元銀次郎がセンター前に2点タイムリーヒットを放って6-4と勝ち越す。さらに7回、2死満塁の場面で中村が登場し、レフト線を破る走者一掃のタイムリー2塁打。これで3点を追加し、9-4と突き放す。
天理も7回裏に2死1塁で6番・安原健人が広陵2番手・平元からレフトスタンドへの2ラン本塁打を放ち、9-6と3点差に詰め寄る。
9回、広陵は9番・丸山壮史のソロ本塁打、3番・中村と4番・佐藤勇治の連続タイムリーで3点を追加し、12-6と勝利をほぼ決定づける。天理は9回裏に5連打で2点を返すと、2死満塁から押し出して1点を加え、12-9と3点差に。なおも満塁のチャンスが続き、ホームランが出れば大逆転サヨナラだったが、2番・山口乃義は空振り三振に倒れてゲームセット。広陵が天理の追撃を振り切り決勝に進出しました。



準決勝第2試合:花咲徳栄(埼玉) 9-6 東海大菅生(西東京)
関東勢同士の一戦は、初回に東海大菅生が1,2番の連続ヒットでチャンスをつかむと、2死2,3塁で5番・奥村治の場面で、花咲徳栄先発・綱脇慧の3球目のスライダーがワンバウンドすると、ボールが転がる間に3塁走者が本塁に突入して1点を先取。さらに奥村の2塁ゴロを徳栄2塁手・千丸剛が悪送球し、菅生が2点目が入る。
2回、徳栄が内野ゴロの間に1点を返すが、その裏に菅生は7番・牛山千尋が3塁打を打つと、9番・松本健吾のセンター前タイムリーヒットで3点目が入る。
3回、徳栄は3つの四死球で満塁とした後、5番・須永光が三塁強襲の2点タイムリーヒットで3-3の同点。しかし、菅生は3回裏に6番・佐藤弘教がライト線へのタイムリー2塁打を放ち、3-4と再びリードを奪います。
1点を追う徳栄は4回、7番・小川恩がヒットで出塁。2死2塁で1番・太刀岡蓮がレフトへのタイムリーヒット。4-4と徳栄が再び追いつきます。4回裏、綱脇が1死2塁と得点圏にランナーを背負ったところで、エース・清水達也がマウンドに上がる。清水は4球で打者2人を打ち取ります。
序盤の点の取り合いから一転、5回以降は膠着状態が続きましたが、8回に試合が動きます。徳栄は先頭の4番・野村佑希が相手のエラーで出塁すると、6番・高井悠太郎の死球、小川の四球で満塁とする。2死となり、9番・岩瀬誠良が、菅生2番手・戸田懐生の直球を捉え、レフト線を破る2点タイムリー2塁打。6-4と徳栄が初めてリードを奪います!
4回途中からマウンドに上がった2番手の清水は、8回まで菅生打線を抑え続ける好リリーフ。しかし9回裏、清水の前に抑え込まれていた菅生打線が反撃開始。2本のヒットで1死1,2塁と攻め、1番・田中幹也がショート強襲のタイムリーヒット。ボールが転がる間に2人の走者が一気に生還!東海大菅生が6-6の同点に持ち込み、勝負は延長戦へ。
延長11回表、花咲徳栄は2本のヒットで2死2,3塁と一打勝ち越しのチャンスを迎える。何としても1点が欲しい場面で、高井が菅生3番手・山内大輔の3球目を狙い撃ち。ライトへの鋭い打球は、右翼手の頭上を越えるタイムリー2塁打!2人が生還して徳栄が8-6と勝ち越す。さらにこの後、振り逃げで1点を追加し、この回3点を挙げて勝負あり。花咲徳栄が9-6で東海大菅生に競り勝ちました。






準決勝は2試合とも乱打戦となりましたが、広陵高校と花咲徳栄高校が23日の決勝戦に駒を進めました。花咲徳栄は春夏通じて初めての決勝進出で、埼玉県勢としては1993年の春日部共栄高校以来24年ぶりの快挙です。10年ぶり4度目の決勝進出となる広陵は、過去に準優勝3回。10年前の決勝では、野村祐輔投手(広島)と小林誠司捕手(巨人)を擁しながらも、佐賀北高校に逆転負けしております。
「大会№1スラッガー」の呼び声が高かった広陵の中村選手、準決勝で2本のホームランを放ち、1大会6本塁打の大会新記録を樹立しました。最初の打席でいきなりバックスクリーンに運んで清原氏の記録に並ぶと、5回の第3打席では左中間スタンドへの完璧な一発。豪快なホームランを2本打ったあと、6回に3点タイムリー2塁打、9回にもタイムリーヒットを放ち、この試合4安打7打点と大活躍。守備でも5回裏無死1,3塁の場面で、相手打者のスクイズに反応してダイビングキャッチ→3塁走者が飛び出したのを見て、3塁に送球して併殺打にしました。中村選手は好守で大活躍でしたねえ。
ここまで6本のホームランを放っている中村選手は、1回戦の中京大中京(愛知)戦で2打席連続本塁打を放つと、2回戦の秀岳館(熊本)戦でも9回にダメ押し3ラン本塁打。3回戦の聖光学院(福島)戦では、9回に決勝2ラン本塁打。レフトスタンドへの大きな一発でした。3回戦まで3試合連続本塁打、準々決勝の仙台育英戦ではホームランこそありませんでしたが、5打数2安打。ここまで5試合を終えて、23打数16安打、打率.696、17打点、38塁打。決勝でも中村選手の豪快なアーチに期待したい。

埼玉勢で久しぶりの決勝進出となった花咲徳栄は、1回戦から全て9得点以上。3回戦の前橋育英(群馬)戦で10得点をたたき出すと、準々決勝の盛岡大附属(岩手)戦でも2ケタの10得点。5戦合計で47得点と、広陵の44得点を上回っています。2年生で4番に座る野村選手は、今大会2本塁打。3番の西川愛也選手は埼玉大会で4本のホームランを打っております。徳栄が優勝するには、広陵の中村選手をしっかり抑えること、それに先行逃げ切りでしょう。

どちらかが勝っても初優勝となる決勝戦は、23日午後2時に試合開始予定。広陵・中村選手に有終の一発が生まれるのか?それとも、花咲徳栄が埼玉に初めての深紅の優勝旗をもたらすのか?決勝戦は乱打戦になるかもしれません。



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世界陸上男子400mリレーで日本が銅メダル!ボルトのラストランは途中棄権。

2017年08月13日 | Sports

ロンドンで行われている「世界陸上2017」もいよいよ大詰め。日本時間13日早朝に男子400mリレーの決勝戦が行われました。昨年のリオデジャネイロ五輪で史上初の銀メダルを獲得した日本チームは、今大会でもメダル獲得に挑戦。そして、男子100mで銅メダルに終わったのウサイン・ボルト選手は、これが現役最後のレース。金メダルで有終の美を飾るはずが、まさかの結末が待っていました。



現地時間12日午前に行われた予選で、第1組に登場した日本は、多田修平→飯塚翔太→桐生祥秀→ケンブリッジ飛鳥の布陣で臨みましたが、バトンリレーで詰まるところもあれば、アンカーのケンブリッジ選手が伸びきれず、38秒21のタイムで、アメリカ、イギリスに次ぐ1組3位で決勝に進出。
続く第2組、ボルト選手がアンカーで登場したジャマイカは、37秒95で1位通過。その後、フランスと中国も決勝に駒を進めました。
予選では、アメリカが全体トップの37秒70を記録し、イギリスが37秒76で2番目、ジャマイカは3番目のタイム。日本のライバル・中国が38秒20で全体5位、日本は僅差で6番目の成績となりました。


迎えた決勝レース、日本はを不調のケンブリッジに代わって、藤光謙司選手をアンカーで起用。アメリカは第2走者にジャスティン・ガトリン、アンカーにはクリスチャン・コールマンが控える。英国はウジャー→ジェミリ→タルボット→ネサニエル・ミッチェル=ブレークの4人。ジャマイカは1走にマクレオド、2走にフォルテ、ヨハン・ブレークが3走、ボルトがアンカー。
大外9レーンに入った日本は、第1走者の多田が得意のロケットスタートを決めると、勢いそのままに第2走者の飯塚にバトンを渡す。飯塚もジャマイカ、米国、英国と互角の走りを見せる。第3走者・桐生は、英国・タルボットと競り合い、最終コーナーで控えるアンカーの藤光にバトンパス。4コーナーを回った時点で、英国先頭、米国2番手、ボルトと藤光が3番手を争うが、残り50mでボルトが故障発生!日本が3番手に上がり、英国が1着で金メダル、米国が2着、そして日本・藤光が3番手でゴールイン!日本が400mリレーで銅メダルを獲得しました!

男子400mリレー 結果
金メダル イギリス  37秒47
銀メダル アメリカ  37秒52
銅メダル 日本    38秒04


日本の男子短距離陣がまたしてもやってくれました。昨年のリオ五輪に続き、今回のロンドン世界陸上でも400mリレーでメダルを獲得しました。「史上最強メンバー」という前触れで、メダルの期待が高かったけど、200mで決勝に進出したサニブラウン・ハキーム選手が右太もも裏を痛めて欠場、ケンブリッジ選手も状態が悪く、予選タイムも全体の6番目だったので、メダルは厳しいだろうと思いました。決勝では多田選手が抜群のスタートを決めれば、飯塚選手と桐生選手も安定した走りを見せ、ケンブリッジ選手の代役・藤光選手の頑張りのおかげで銅メダル。個の力は他の国に劣るけど、チームワークでは世界トップクラスだ。
日本の銅メダルもすごかったんですが、ボルト選手が左太もも裏の違和感で途中棄権…。ボルトがレース中に苦痛の表情を浮かべるなんて見たことなかったので、本当にショックでした。100mで銅メダル、ラストランのリレーでまさかの故障…。10年近く世界の頂点に君臨し続けていた選手が、不完全燃焼の形で別れを告げることになります。一旦休んだ後に復帰して「東京五輪を目指す」って事はないよな…。




そして、またも日本陸上界に嬉しいニュースが飛び込んできました。現地時間13日午前に行われた男子50キロ競歩で、日本の荒井広宙選手が3時間41分17秒で銀メダル、小林快選手が3時間41分19秒で銅メダルを獲得しました。日本が競歩種目で複数のメダルを獲得したのは今回が初めての快挙です。また、丸尾知司選手も5位入賞を果たし、日本勢3選手が全員入賞という最高の結果となりました。
レースの方はヨアン・ディニズ(フランス)が3キロ過ぎから先頭に立つと、一旦トイレ休憩の後に再び引き離して独歩態勢を築きます。日本の荒井・小林・丸尾は2位集団で我慢のレースを続けますが、しばらくして丸尾が脱落。37~38キロのところで、荒井と小林が2位集団から抜け出し、この2人が銀メダルを争う展開に。丸尾も粘りの歩きで5位に浮上。終盤、グラバン(ウクライナ)に追い上げられますが、荒井が2位、小林が3位でフィニッシュ。優勝したディニズ選手は、2位に8分以上の大差をつけての圧勝。3時間33分12秒の大会新記録で金メダルです。

いやぁ、男子競歩は素晴らしい。一昨年の北京大会では谷井孝行選手が銅メダル、昨年のリオ五輪では荒井選手が銅メダル、今年は複数メダルの快挙達成です。メダリストを多く輩出しているマラソンに比べて、競歩は地味な印象でしかありませんでしたが、今年のロンドン世界陸上で競歩は男子50キロで全員入賞したのに対し、マラソンは男女ともに入賞無し。立場が逆転しましたね。日本の競歩の未来は明るいと思います。







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最強伝説に終止符。ウサイン・ボルト、最後の男子100mは銅メダルに終わる。

2017年08月06日 | Sports

日本時間の今月4日から、イギリス・ロンドンスタジアムで「世界陸上競技選手権2017」が行われていますが、6日未明に男子100mの準決勝と決勝が行われました。この種目には、「人類最速の男」ウサイン・ボルト選手(ジャマイカ)が登場。100m世界記録保持者&五輪3連覇のレジェンドは、今大会限りでの現役引退を表明。最後の100mレースで金メダルを獲得することができたのか。日本勢からは、サニブラウン・アブデル・ハキーム、ケンブリッジ飛鳥、多田修平の3選手が準決勝に進出。日本人初の9秒台&決勝進出の偉業達成は?



男子100m準決勝第1組には、ケンブリッジの他に、ジャスティン・ガトリン(米国)、フォート(ジャマイカ)、地元イギリスのダサオル、シンビネ(南アフリカ)らが出場。スタートは横一線で、ケンブリッジもいい飛び出しを見せる。しかし、中盤になってからシンビネが抜け出し、5レーンからガトリン、6コースからメイテ(コートジボワール)が追い上げるが、最後はシンビネが10秒05で1着。ガトリンが2着で決勝に進出。ケンブリッジは10秒25で6着に終わり、決勝進出はならず。
続く第2組、サニブラウン、ヨハン・ブレーク(ジャマイカ)、蘇炳添(中国)、クリストファー・ベルチャー(米国)、プリスコッド(英国)らが登場。日本勢初の決勝へ2着以内に入りたいサニブラウンは、低い体勢で飛び出したが、直後にバランスを崩して後退…。レースは序盤で抜け出したブレークが1着、2着争いでは、大外から追い上げたプリスコットが、ゴール前で蘇炳添をかわして2着。3着だった蘇炳添も決勝に進出。サニブラウンは10秒28で7着に終わった。
最終第3組、ボルトと多田が同組に入り、クリスチャン・コールマン(米国)、ジミー・ビコ(フランス)、チジンドゥ・ウジャ(英国)も出場。レースは多田がロケットスタートを決め、50mあたりまで先頭を走る。だが、後半に入ってコールマンが多田をかわして先頭。ボルトも2番手に上がってきたが、コールマンがそのまま先頭でゴール。ボルトは2着で決勝進出。コールマンは9秒97、ボルトは9秒98と2人とも9秒台をマーク。前半見せ場を作った多田は、10秒26で5着フィニッシュ。結局、日本勢は3選手ともに決勝進出を逃し、夢の9秒台はまた次に持ち越しとなりました。



迎えた決勝、ボルトは4レーン、準決勝全体トップのコールマンは5レーン、シンビネが6レーン、ブレークが7レーン、ガトリンが8レーンに入った。ボルトには場内から大歓声が上がる一方で、ガトリンにはブーイングが浴びせられる。
注目のスタートは一発で決まり、コールマンが好スタートを決め、ボルトが少し出遅れる。40~50m辺りでコールマンがリード。ラスト30mで内からボルト、外からガトリンが追い上げる。そしてゴール前、ガトリン、ボルト、コールマンの3人がほとんど並んだ状態でフィニッシュ!微妙な状態だったが、僅差でガトリンが金メダル、コールマンが銀メダル、ボルトは3位で銅メダルとなりました。

男子100m 決勝結果
金メダル ジャスティン・ガトリン(米国) 9秒92
銀メダル クリスチャン・コールマン(米国) 9秒94 
銅メダル ウサイン・ボルト(ジャマイカ) 9秒95


世界最強スプリンターの座を守り続けてきたウサイン・ボルト選手が、最後の100m走で敗戦。ジャスティン・ガトリン選手が、ゴール前でコールマン選手を差し切って金メダルを獲得。アメリカに10年ぶりの100m金メダルをもたらしました。コールマン選手も2着に入り、アメリカ勢が1,2位を独占しました。ボルト選手は3位に終わり、世界陸上3連覇はなりませんでした。
ボルト選手は後半に結構追い上げたんですが、スタートでの出遅れが大きく響きました。準決勝でもスタートが決まらず、コールマン選手に先着を許しました。決勝で金メダルを獲得し、最速と最強のまま引退してほしかっただけにとても残念です。コールマン選手はスタート後の飛び出しも素晴らしかったし、先行力も抜群。再来年の世界選手権、3年後の東京五輪では金メダルの有力候補となるでしょう。
優勝したガトリン選手は、2004年のアテネ五輪で金メダル、2005年のヘルシンキの世界陸上で金メダルを獲得しましたが、2006年にドーピング違反により4年間の出場停止。このままフェードアウトして行くのかと思われましたが、30代で再び世界の舞台に戻ってきました。2015年の北京大会では0.01秒差で銀メダル、昨年のリオデジャネイロ五輪でもボルト選手に惜敗。ラストチャンスとなった今回のロンドン大会、ついにボルト選手を破りました。12年ぶりに世界陸上で金メダルを獲得。しかし、表彰式でもガトリン選手へのブーイングが発生。一度ドーピングを犯したからという理由でブーイングをしているけど、35歳で再び世界一に輝いたのだから、そこは勝者を称賛すべきだと思います。

100mで金メダルを逃したボルト選手は、この後男子4×100mリレーに出場します。リレーにはガトリン選手も出るし、スタートでミスを犯したサニブラウン選手も汚名返上に燃えていると思います。昨年のリオ五輪では、日本がジャマイカを追い詰め、史上初の銀メダルを獲得。あの感動をもう一度見たいものです。



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マイナビオールスター2017 第2戦もパリーグ逆転勝利!MVPは同点弾のデスパイネ。

2017年07月15日 | Sports

プロ野球の「マイナビオールスターゲーム2017」は15日、ZOZOマリンスタジアムで第2戦が行われました。第1戦では、終盤に勝ち越したパリーグが6-2で勝利し、8回に決勝タイムリーを打った内川聖一選手がMVPに選ばれました。千葉での第2戦、パリーグの連勝か、それともセリーグが前夜の借りを返すのか?


両チームのスタメン
    パリーグ
1(右)秋山翔吾(西武)
2(中)柳田悠岐(ソフトバンク)
3(一)内川聖一(ソフトバンク)
4(指)デスパイネ(ソフトバンク)
5(三)レアード(日本ハム)
6(左)T-岡田(オリックス)
7(二)鈴木大地(ロッテ)
8(捕)田村龍弘(ロッテ)
9(遊)源田壮亮(西武)
 (投)則本昂大(楽天)

    セリーグ
1(右)糸井嘉男(阪神)
2(中)丸佳浩(広島)
3(三)マギー(巨人)
4(指)筒香嘉智(DenA)
5(一)阿部慎之助(巨人)
6(左)ゲレーロ(中日)
7(二)宮﨑敏郎(DenA)
8(遊)田中広輔(広島)
9(捕)小林誠司(巨人)
 (投)菅野智之(巨人)

第2戦の先発ピッチャーは、全パ・則本VS全セ・菅野。全セは千葉県出身の丸と阿部が共にスタメン入り。全パはロッテ所属の鈴木と田村が共にスタメンに名を連ね、昨季までロッテに在籍していたデスパイネが4番に座りました。


全パ先発・則本は、1回に糸井と丸を打ち取った後、3番・マギーを高めのストレートで3球三振に切って取る。2回は全セ4番・筒香から見逃し三振を奪うと、さらに阿部にも三振を取り、この回も3者凡退。則本は2イニングをパーフェクトに抑えます。
対する全セ先発・菅野は、1回に秋山にライト前ヒットを許すと、2死後に4番・デスパイネにもヒットを打たれ、1,3塁のピンチを背負ったが、レアードを空振り三振に仕留め、立ち上がりのピンチを切り抜ける。2回は3者凡退で終え、こちらも2回無失点でした。
0-0で迎えた3回、全セは2死走者なしで9番・小林が全パ2番手・金子千尋(オリックス)の初球を振り抜き、レフトスタンドに突き刺さるソロ本塁打!伏兵の一発で全セが1点を先制します。
しかし4回裏、全パはデスパイネが全セ2番手・秋山拓己(阪神)の2球目をフルスイング!センターバックスクリーンに飛び込むソロ本塁打を放ち、1-1の同点とします。
5回、全パ3番手・美馬学(楽天)が3者凡退に抑え、その裏の全パの攻撃で、先頭の鈴木が全セ3番手・井納翔一(DeNA)の直球を捉え、ライトフェンス直撃の3塁打。一打勝ち越しのチャンスを迎えた全パは、2死後に秋山がライトへのタイムリー2塁打を放ち、全パが2-1と勝ち越します。
1点をリードした全パは、6回から4番手の二木康太(ロッテ)が登板し、2イニングを無失点に抑える。
7回裏、前の打席で3塁打を打った鈴木が、全セ4番手・小川泰弘 (ヤクルト)の5球目を狙い撃ち!ライトへ舞い上がった打球は、スタンドへ吸い込まれた!鈴木大地が本拠地でホームランを放ち、全パが1点追加!その直後、大谷翔平(日ハム)が代打で登場。大谷は小川の高めの直球を捉え、レフトポール際に大きな当たりを放ったが、フェンス手前でキャッチされた…。
2点を追う全セは、9回に梅野隆太郎(阪神)がヒットで出塁。ホームランが出れば同点の場面だったが、鈴木誠也(広島)と丸が倒れて2死、鳥谷敬(阪神)は内野ゴロに打ち取られゲームセット。第2戦も全パが3-1で全セを下しました。




オールスター 2017年7月15日(土)
全パVS全セ 第2戦 ZOZOマリン
(全パ2勝、26,407人)
セ|001 000 000|1
パ|000 110 10X|3
勝:美馬(1勝)
S:谷元(1S)
負:井納(1敗)
本塁打:[セ] 小林1号(3回表ソロ)
    [パ] デスパイネ1号(4回裏ソロ)、鈴木1号(7回裏ソロ)



ZOZOマリンスタジアムで行われたオールスター第2戦は、菅野投手と則本投手の両先発が共に2回無失点の好投を見せた後、3回に巨人・小林選手の先制ホームランが生まれました。しかし、全パはデスパイネの同点弾、秋山選手のタイムリーで逆転、7回はロッテのキャプテン・鈴木選手のソロ本塁打で突き放しました。パリーグは前日に続いての逆転勝ち。2011年以来の連勝を飾りました。
MVPには4回にソロ本塁打を放ったデスパイネ選手が選出。勝ち越しタイムリーを打った秋山選手か、2本の長打でファンを大いに沸かせた鈴木選手が選ばれるだろうと思いましたが、まさか2日続けてホークスの選手が選ばれるとは…。デスパイネ選手は最初の打席で菅野投手からシングルヒット、次の打席ではロッテ時代の応援歌が流れ、その曲に乗せてバックスクリーンに直撃する会心の一撃。さらに第3打席でもヒットを打ち、3打席連続ヒットの猛打賞。古巣の本拠地でMVPを獲得したデスパイネ選手、ロッテファンにいい恩返しができましたね。
鈴木大地選手も本拠地で奮闘しました。5回の打席では高めの球を強振し、ライトフェンス直撃の3塁打。打球も高く上がって、あと少しでスタンドに入りそうでした。その次の7回の打席では、低めの直球をすくい上げ、今度は正真正銘のホームラン。ロッテの主将としての面目躍如の活躍ぶりでした。

今年のオールスターは、パリーグの2連勝で終了。来年は京セラドーム大阪、熊本・藤崎台県営野球場で開催されます。熊本での開催は、2016年熊本地震の復興支援の一環として行われます。

17日からはペナントレース後半戦が始まります。セリーグ首位の広島は、甲子園球場で2位・阪神との3連戦。パリーグ首位の楽天は、18~20日まで日本ハムと3連戦(18日は函館)。福岡ソフトバンクホークスは、パリーグ3位・西武との3連戦。17,18日はヤフオクドーム、19日は北九州市民球場で鷹の祭典が行われます。ホークスは現在3連敗中で、首位・楽天に1.5ゲーム差で追う展開。後半戦は勝ちまくって、2年ぶりのパリーグ王座奪還を果たしてほしいです!





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マイナビオールスター2017 第1戦は全パが逆転勝ち!内川聖一が2度目のMVP!

2017年07月14日 | Sports

今年もまたプロ野球真夏の祭典がやってきた!「マイナビオールスターゲーム2017」は14日、ナゴヤドームで第1戦が行われました。今年の球宴は、福岡ソフトバンクから7人、セリーグ独走中の広島からも7人、パリーグ首位・東北楽天は4人が選出。ナゴヤドームの第1戦、MVPに輝いたのは誰だったのか?


スタメンはこちら
   セリーグ
1(中)糸井嘉男(阪神)
2(三)鳥谷敬(阪神)
3(遊)坂本勇人(巨人)
4(左)筒香嘉智(DeNA)
5(指)ゲレーロ(中日)
6(右)鈴木誠也(広島)
7(一)新井貴浩(広島)
8(捕)梅野隆太郎(阪神)
9(二)菊池涼介(広島)
 (投)バルデス(中日)

   パリーグ
1(右)秋山翔吾(西武)
2(二)浅村栄斗(西武)
3(指)大谷翔平(日本ハム)
4(中)柳田悠岐(ソフトバンク)
5(三)松田宣浩(ソフトバンク)
6(一)中田翔(日本ハム)
7(左)上林誠知(ソフトバンク)
8(捕)嶋基宏(楽天)
9(遊)今宮健太(ソフトバンク)
 (投)千賀滉大(ソフトバンク)


先発投手は、全セは今季5勝の左腕・バルデス、全パは愛知出身の千賀投手が登板。全セは侍ジャパンの主砲・筒香が4番に座り、セリーグ本塁打王・ゲレーロが5番DHで出場。全パの方は、大谷が3番DHに入り、両リーグ最多得票の柳田が4番。ホークスは他にも松田、上林、今宮もスタメン入り。




試合はいきなり動きました。1回表、全パ1番・秋山が、全セ先発のバルデスの2球目のストレートを強打。レフトへ飛んだ打球はぐんぐん伸びて、スタンド最前列に飛び込んだ!秋山の先頭打者ホームランが飛び出し、全パが早々と1点先制!いきなり一発を浴びたバルデスだったが、その後に大谷から空振り三振を取ると、4番・柳田を抑えました。
全パ先発の千賀は、全セ1番・糸井に四球を与えたが、後続を抑えて初回を無失点に終える。2回はゲレーロをフォークで空振り三振に仕留め、鈴木と新井を打ち取り3者凡退。千賀は2イニングを投げて無失点で終えました。
全セは3回から2番手で登板した田口麗斗(巨人)が、2イニングを投げてパーフェクトピッチング。4回裏、1死走者なしで4番・筒香が全パ2番手・菊池雄星(西武)の初球ストレートを狙い撃ち!レフトスタンドに突き刺さるソロ本塁打を放ち、全セが1-1と試合を振り出しに戻します。
1-1の同点で迎えた6回、全セは1死から坂本がヒットで出塁した後、2塁への盗塁を決める。2死2塁と一打勝ち越しの場面で、ゲレーロが全パ4番手・山岡泰輔(オリックス)のチェンジアップを合わせ、レフト線を破るタイムリー2塁打。1-2と全セが勝ち越しに成功します。
しかし7回、全パもすぐさま反撃。大谷の代打・内川聖一(ソフトバンク)が、全セ4番手・又吉克樹(中日)からセンター前ヒットを放つと、途中出場・西川遥輝(日ハム)もヒットでつなぐ。2死1,2塁で上林の代打・デスパイネ(ソフトバンク)が初球を弾き返してレフト前へのタイムリーヒット。デスパイネの流し打ちで全パが2-2と追いつき、なおも1,3塁と一打勝ち越しのチャンスでレアード(日ハム)が登場しますが、結果は空振り三振に終わって2者残塁…。
8回、全パは秋山が内野安打と盗塁で2塁に進む。2死2塁で内川が全セ5番手・マテオの直球を打ち返し、センター前タイムリーヒット。2塁走者が生還し、全パが3-2と試合をひっくり返す。なおも2死1塁で西川がマテオの4球目のスライダーをフルスイング!ライトへの大飛球は、5階席直撃!西川の超特大アーチでさらに2点を追加し、5-2と全パが3点をリード。9回には中田が全セ6番手・山崎康晃(DeNA)からバックスクリーンへのダメ押しソロ本塁打を放ち、全パが6-2で勝利しました。



オールスター 2017年7月14日(金)
セ・リーグ VS パ・リーグ
(全パ1勝、観衆36,111人)
パ 100 000 131  6
セ 000 101 000  2
勝利投手 [パ] 山岡(1勝)
敗戦投手 [セ] マテオ(1敗)
本塁打  [パ] 秋山1号(1回表ソロ)、西川1号(8回表2ラン)
        中田1号(9回表ソロ)
     [セ] 筒香1号(4回裏ソロ)



オールスター第1戦は、5回まで両チームともソロホームラン1本ずつというロースコアの展開で進みましたが、全パが7回以降得点を加え、6-2で全セを下しました。全パは2014年の第2戦(@甲子園)以降引き分けを挟んで3連敗中でしたが、3年ぶりの白星を挙げました。
この試合の最優秀選手(MVP)には、2安打1打点を挙げた内川選手が選ばれ、賞金300万円を獲得。最初の打席でセンター前ヒットで出塁すると、デスパイネ選手のヒットで2塁から生還。8回の2打席目には、決勝点となるタイムリーヒット。2打席連続ヒットでチームの勝利に大きく貢献した内川選手は、この球宴ではパリーグの最年長選手。首の痛みの影響がまだ残っているけど、シーズン後半戦に繋がるMVPになることでしょう。それに、通算2000本安打まで残り34本なんで、シーズン中に達成できるといいですね。
全パはこの試合で3本のホームランが飛び出し、1回に秋山選手が先頭打者本塁打、8回には西川選手の超特大アーチ、9回は中田選手のバックスクリーン弾。西川選手の一発はライトスタンド5階席まで飛び、推定飛距離141m。思えば昨年の日本シリーズでサヨナラ満塁ホームランを打っており、こういった大舞台で大活躍するなあ。9回にソロ本塁打を打った中田選手は、7度目の出場でオールスター初本塁打。意外といえば意外ですな。
全セは筒香選手が「オールスター3試合連続ホームラン」、中日のゲレーロ選手がタイムリー2塁打と奮闘しましたが、終盤に出てきた投手陣が次々と失点を喫しました。7回に登板した又吉投手が3本のヒットを浴びて1失点、8回のマテオ投手は3失点、9回の山崎投手もホームランを被弾して1失点…。第2戦では巻き返しとなるか…。

15日の第2戦は、千葉ロッテの本拠地・ZOZOマリンスタジアムで行われます。予告先発は、全セが菅野智之投手(巨人)、全パは楽天のエース・則本昂大投手が登板します。両リーグの最多勝同士の投げ合いですね。8試合連続奪三振のプロ野球記録を打ち立てた則本投手が、全セ打線を相手に三振の山を築けるかどうか?
次戦は千葉ロッテの選手、昨年までロッテにいたデスパイネ選手、さらには阿部慎之助、丸佳浩といった千葉県出身の選手がスタメン出場すると思います。それに、いまプロ野球ファンの間で話題となっているロッテの新キャラクター「謎の魚」も登場するよ。つば九郎、ドアラ、ハリーホーク等の12球団マスコットとの絡みはあるのか?ス~イ。ス~イ。







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第98回センバツ決勝戦 大阪桐蔭が一発攻勢で履正社を粉砕!

2017年04月01日 | Sports

阪神甲子園球場で開催中の第98回選抜高校野球大会は、4月1日に決勝戦が行われました。今大会の決勝カードは、「大阪桐蔭高校VS履正社高校」という組み合わせに。大阪桐蔭が勝てば5年ぶり2度目のセンバツ優勝、履正社は春夏通じて初の全国制覇となります。大阪勢同士の決勝は、大熱戦となりました。



両チームのスタメン
   履正社        大阪桐蔭
1(右)石田龍史    (中)藤原恭大
2(二)溝辺冬輝    (左)宮崎仁斗
3(三)安田尚憲    (一)中川卓也
4(左)若林将平    (右)山本ダンテ武蔵
5(一)浜内太陽    (三)山田健太
6(投)竹田祐      (捕)福井章吾
7(中)筒井太成    (二)坂之下晴人
8(捕)片山悠      (遊)泉口友汰
9(遊)西山虎太郎   (投)徳山壮磨



決勝戦はいきなり試合が動きます。1回表、大阪桐蔭の先頭打者・藤原が、履正社先発・竹田の5球目の変化球を捉え、ライトスタンドへの先頭打者本塁打!大阪桐蔭が早々と先制点を挙げると、2回には2死走者無しから坂之下が高めのストレートを叩き、レフトスタンドへのソロ本塁打を放ち1点追加。2-0とリードを拡げます。
大阪桐蔭先発・徳山は、初回に履正社の上位打線から3者連続三振を奪うと、その後もランナーを背負いながらも要所を締め、5回まで履正社打線をノーヒットに抑えます。
6回、大阪桐蔭は1番・藤原が竹田のストレートをジャストミート!今度は右中間スタンドに突き刺さるソロ本塁打!藤原のこの日2本目のホームランで、3-0とします。
1点を返したい履正社は、6回裏に先頭の西山がチーム初安打となる3塁打を放つと、2死後に安田が四球を選び、2死1,3塁とホームランで即同点のチャンスを迎えたが、4番・若林が見逃し三振に倒れて2者残塁。7回も先頭打者が出塁するも、ゲッツーで無得点。
8回、履正社は2死1塁から安田がレフト前ヒットで繋ぐと、2死1,3塁で4番・若林がレフト前へのタイムリーヒット。大阪桐蔭・徳山からようやく1点を返します。なおもランナー2人置いて、浜内が2球目を振り抜き、左中間へのタイムリー2塁打。2塁走者が生還すると、1塁走者もヘッドスライディングでホームイン!履正社が2死からの3連打で、3-3の同点とします。
同点で迎えた9回、大阪桐蔭は先頭の竹之下がヒットで出塁すると、1死2塁で徳山の代打・西島一波が、竹田の4球目のストレートを狙い撃ち!レフトへの大飛球は、グングン伸びてスタンド到達!西島の2ラン本塁打で大阪桐蔭が5-3と勝ち越し!これで勢いづいた桐蔭は、藤原の3塁打の後、途中出場・根尾昂のあと少しでホームランというレフトフェンス直撃のタイムリー2塁打で1点追加。さらに、中川と山本にもタイムリーが生まれ、この回一挙5得点。8-3と突き放しました。
9回裏、履正社は2つの四球で1死1,2塁とするも、石田が遊撃ゴロ併殺打に打ち取られ試合終了。大阪桐蔭が大阪勢同士の決勝戦を制し、春のセンバツ王者に輝きました。




第89回センバツ高校野球大会 決勝 2017/04/01(土) 
大阪桐蔭(大阪)-履正社(大阪)
大桐蔭 110 001 005  8
履正社 000 000 030  3
【投手】
(大)徳山、根尾-福井
(履)竹田、松井-片山
【本塁打】
(大)藤原1号ソロ(1回、竹田)、2号ソロ(6回、竹田)
   坂之下1号ソロ(2回、竹田)、西島1号2ラン(9回、竹田)


「大阪ダービー」となった今年のセンバツ決勝戦は、大阪桐蔭が一発攻勢で履正社を下し、5年ぶり2度目のセンバツ優勝を果たしました。夏の選手権を含めると、通算6度目の甲子園制覇。さらに、この勝利で甲子園春夏通算50勝目となりました。履正社は8回裏に3連続ヒットで3点差を追いつき、もしかしたら逆転するんじゃないかと思っていたんですが、竹田投手が9回に代打の選手にホームランを浴び、その後も連打を浴び、この回だけで5失点を喫しました…。
大阪桐蔭はこの試合4本のホームランが生まれたましたが、センバツ決勝で史上初の記録も作りました。1番に座った藤原選手は1試合2本塁打。1本目は竹田投手のスライダーを捉え、ライトスタンドへのソロ本塁打。2本目は右中間への完璧な一発を放ちました。その後、9回の打席でライトへの3塁打を打ち、3安打2打点の猛打賞をマークしております。
9回に決勝2ランを放った西島選手は、なんと「決勝戦初の代打本塁打」。西島選手のコメントによると「公式戦初本塁打」。この大会では「ブルペン捕手」を務めていましたが、打席に立つと勝負強さを見せており、2回戦の静岡高校戦では8回に代打で登場し、勝ち越しタイムリー3塁打を打ちました。「代打の神様」的な活躍を見せた西島選手、夏の大会ではレギュラーの座を獲得できるのか?

大阪桐蔭の優勝で幕を閉じた今年のセンバツ。ベスト4には関西勢3チームが残った一方、関東勢は早々と敗退するチームが相次ぎ、昨年夏の王者・作新学院も2回戦で敗れ、最後の砦だった健大高崎も準々決勝で姿を消しました。今年の夏の選手権も「西高東低」となるのか?関東勢の奮起に期待したいと思います。






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センバツ2017 早実は明徳義塾に逆転勝ち!部員10人で挑んだ不来方は完敗。

2017年03月24日 | Sports

3月19日から阪神甲子園球場で開催中の第89回選抜高等学校野球大会は、24日に大会5日目を迎えました。この日は清宮幸太郎選手を擁する早稲田実業(東京)と、部員わずか10人で甲子園出場を果たした不来方高校(岩手)の2チームが登場しました。



第2試合:早稲田実業VS明徳義塾(高知)
早実は1回戦で明徳義塾と対戦。強豪校チーム同士の対決は終盤にドラマが待っていました。
1回表、早実は1死1塁から3番・清宮が初球を叩いてセンター前ヒットを放ち、1死1,3塁と先制のチャンスを作ったが、4番・野村大樹が2塁ゴロ併殺打に倒れて無得点。
明徳義塾はその裏、早実先発・池田徹の立ち上がりを攻め立て、2死満塁から6番・今井涼介がレフト前への2点タイムリーヒットで先制すると、続く7番・近本攻生の2塁打でもう1点追加し、この回3点を挙げます。
早実は2回に2死1,3塁の場面で、9番・野田優人のライト前タイムリーヒットで1点を返す。3回、1死走者無しの場面で清宮の打席。清宮は明徳千発・北本佑斗の3球目のスライダーを捉え、センターへ大きな当たりを放ったが、あと一歩伸びずセンターフライに終わる。6回の第3打席では、初球を打ち上げてキャッチャーフライ。
7回、早実は2死1塁で野田が右中間を深々と破るタイムリー3塁打を放ち、2-3と1点差に詰め寄る。
8回、早実は清宮が初球ストレートをレフトへ弾き返すが、フェンス手前でキャッチされレフトフライ。対する明徳は、4番・谷合悠斗が早実2番手・服部雅生から左中間スタンドへのソロ本塁打を放ち、2-4と2点差に拡げる。
これで勝負ありかと思われた9回、早実は2塁打とヒットで無死1,3塁のチャンスを作ると、野田の併殺崩れの間に1点を返し、3-4と再び1点差。2死後、ランナー2人を置いて清宮に打席が回る。長打が出れば逆転の場面で、清宮は四球を選ぶ。2死満塁となり、4番・野村が四球。押し出しで4-4の同点に追いつく。
迎えた延長10回、早実は1死から7番・橘内俊治がレフトへの2塁打を打ち、2死3塁で野田が北本の直球を叩き、センター前へのタイムリーヒット。この一打が決勝点となり、早実が5-4で逆転勝利を挙げました。



第3試合:静岡VS不来方
21世紀枠の不来方は、初回に1死から2番・桜井琉太郎がセンター前ヒットを放つと、2死後に4番・小比類巻圭汰が直球をセンター方向へ打ち上げ、フェンス直撃のタイムリー2塁打で先制点をもぎ取る。
しかしその裏、先発の小比類巻が1死満塁のピンチを背負うと、静岡5番・森康太朗の遊撃ゴロ併設崩れの間に1点を失う。なおもピンチは続き、6番・藤田誠也にセンターへの2点タイムリー2塁打を浴びると、7番・稲角塁にも2塁打、9番・池谷蒼大にセンター前ヒットを許し、3連続タイムリーを浴びて5失点…。
この後、3回に押し出し四球で1点を追加されると、5回には2本のタイムリーと内野ゴロで3点取られ、1-9と点差は拡がるばかり。
7回、不来方は4番・小比類巻と6番・吉田圭太のヒットで1死1,2塁のチャンスを掴み、相手の暴投で2死2,3塁としたが、8番・菅原岳人が三振に倒れ2者残塁。その裏に静岡は4番・成瀬和人のタイムリー2塁打で10点目を挙げる。
8回、不来方は3本のヒットで1死満塁と攻め立て、4番・小比類巻の場面で相手投手が暴投。3塁走者が生還して2点目を挙げる。さらに小比類巻の2塁ゴロの間にもう1点挙げ、この回2点を返す。しかし、その裏に静岡が2点を追加し、12-3となった。
不来方は9回に10人目の選手・斉藤圭汰が代打で登場し、ファウルで粘った末にセンターフライ。そして、最後の打者・菅原岳人が内野ゴロに倒れてゲームセット。部員10人の不来方の初めての甲子園は初戦で終わりました。



おまけ:東海大福岡2-1神戸国際大付
2回に神戸国際大付が1点を先制するが、3回に東海大福岡が1-1の同点とする。その後は膠着状態が続いたが、東海大福岡が9回裏に1死1,2塁と一打サヨナラのチャンスで、橋本尚樹が遊撃ゴロ。2塁封殺の後、神戸国大の2塁手が悪送球。この間にランナーが生還し、東海大福岡がサヨナラ勝ちで2回戦に進みました。



大会5日目は、早稲田実業が明徳義塾を下して初戦突破。初回に3点も取られ、8回まで2点ビハインドでしたが、土壇場の9回に同点に追いつき、延長10回に試合をひっくり返してみせました。清宮選手ばかり注目が集まりがちですが、この日は野田選手が3安打4打点と大活躍。7回にタイムリー3塁打、10回の第5打席で勝利を決めるセンター前タイムリーを放ちました。注目の清宮選手は4打数1安打。最初の打席で痛烈なセンター前ヒットを打ったけど、あと少しでホームランというような当たりが2本もありました。次の2回戦こそセンバツ初アーチが見てみたいですね。
21世紀枠の不来方高校は、ほろ苦い甲子園デビューとなりましたが、選手達の一生懸命なプレーにスタンドから惜しみない拍手が沸きました。エースで4番の小比類巻投手は、初回にタイムリーを打ったけど、その裏のピッチングで3連続タイムリーを浴びるなど5失点。その後も失点を重ねながらも、最後まで投げ切りました。選手達のみなさんには、この経験を活かしてもっと強くなってほしいし、新入生がたくさん入部することを願うばかりです。
ところで、今大会の21世紀枠は不来方を含め、中村高校(高知)、多治見(岐阜)の3チームが出場しましたが、全て初戦で姿を消すことになりました。多治見は報徳学園(兵庫)の前に0-21と大敗。40年ぶりの甲子園出場だった中村高校も前橋育英に1-5で敗れました。21世紀枠の学校がジャイアントキリングを起こすのは難しいですね…。



大会6日目の25日は、第1試合に大阪桐蔭VS宇部鴻城、第2試合からは2回戦が始まり、呉(広島)VS履正社(大阪)、第3試合は昨年の優勝校・智弁学園(奈良)VS盛岡大付(岩手)が予定されています。


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