かっこうのつれづれ

麗夢同盟橿原支部の日記。日々の雑事や思いを並べる極私的テキスト

空気中にも漂うマイクロプラスチック。まずはその危険性を明らかにしてもらいたいです。

2019-11-19 20:12:00 | Weblog
 今日は、夜中の日が変わる頃が最も気温が高く、その後どんどん下がってきて、多分また日付が変わる頃に最低気温を記録しそうな天気になりました。確かに今朝は昨日同様妙に生ぬるい空気でしたし、帰宅時にはまた随分と冷え凍える空気になっていました。一応今朝の奈良市の最低気温は12.5℃、昼の最高気温は15.9℃、五條市の今朝の最低気温は12.2℃、最高気温は14.1℃でした。この文だと明日朝はかなりの冷え込みになりそうですが、本格的な寒さは明後日の朝のようですね。真冬並みの冷え込みになりそうなので、注意が必要です。

 さて、福岡工業大学の研究グループの調査で、福岡市内で採取した空気から、大きさ数十〜数百μmの非常に微細なプラスチックを検出したとして、報告がありました。微細なプラスチックは、雪や雨に含まれていることが報告されており、南極とかマリアナ海溝の深海域とかからも発見されていて話題になっていますが、普通に国内の大気中にも浮遊しているというのが確認されたわけです。まあプラスチックと無縁の極域とかで見つかるのですから、大本の一つとも言うべき我が国の大気中に含まれていないはずはなかろうというものですが、それにしてもどうやら地球全体がいまや微細なプラスチックで汚染されていると考えて間違いないようです。
 ところで、環境問題として大きく取り上げられるようになったマイクロプラスチックですが、実際にどれくらい危険でどの程度人体に影響するものなのか、よくわかりません。専門家の話でも、実験室レベルで小動物や魚に高濃度で暴露すると異常が生じるのは認められているようですが、自然界ではどうか、というと、間違いなくマイクロプラスチックの影響であると言い切れるほどのデータはなく、ヒトへの影響に至っては今のところは全く判らず、ヒトを使った暴露試験が倫理上できない以上、地道に疫学的調査を行っていくしか無い、というような状況の模様です。なんとなく気になるけれど、気に障るほどのデータの積み上げはない、ということですね。もちろん、将来的にその危険性が明らかになる可能性はありますし、その危険性が示唆されるからこそこうして調査も研究もなされるわけですから、無害なんじゃないのと楽観的に観るのはいささか脳天気に過ぎるような気もします。とにかく早く危険度の見極めを行って、蔓延するマイクロプラスチックの除去方法の研究開発へと世の中動いていって欲しいです。

コメント
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