かっこうのつれづれ

麗夢同盟橿原支部の日記。日々の雑事や思いを並べる極私的テキスト

脳に直接埋め込んだ電極で外部のロボットアームの触覚を自分で感じるというすごい研究が進んでいるそうです。

2016-10-21 22:48:20 | Weblog
 今日の最高気温は21.3℃。昨日に比べて5℃も低くなりましたが、雲の多い空模様で、あんまり秋らしいさわやかな感じはありませんでした。明日以降も一応晴のようですが、やっぱり曇りがちな天気が続く模様です。西からは、台風崩れの低気圧が寄ってくるようですし、なかなかはっきりした秋空は観られそうにありません。

 さて、アメリカ国防高等研究計画局DARPAの研究で、事故により四肢が麻痺した人が、ロボットアームによって触覚を取り戻すという画期的な実験に成功したとのことです。

Providing a Sense of Touch through a Brain-Machine Interface


 この実験、大脳に微弱な電流を流す4つの電極を埋め込み、頭皮から出した末端にロボットアームと接続するソケットを取り付けるという、なかなか大掛かりなシステムのようですが、この手術を受けたヒトは、離れたところにあるロボットの指一つ一つを、ほぼ間違いなく自分の手のように感じ取ることが出来たといいます。
 動画を見る限り精度などはまだまだこれからという感もあるようですが、また一歩、ブレードランナーの世界が近づいたかと思うとなんとも感無量な映像です。人間の脳の処理能力次第なところはあるでしょうが、そう遠くない未来には、頭から生えたジャックを機械に差し込めば、例えば何本ものフレキシブルな「腕」を全て自分の思いのままに動かしてみたり、リアルサイズの人間の手よりはるか巨大な、それこそアニメの巨大ロボットのようなものが自分の手と変りなく動いたり、手だけじゃなくて身体が車などの乗り物そのものになって自在に移動したり、なんていうような事ができるようになるかもしれません。いえ、そういう方向にヒトが望めば、それはきっといつの日か実現することでしょうし、国防高等研究というからには軍がらみの話でもあるのでしょうから、案外早くそんな日がやって来るかもしれません。問題は、そんな未来が、私が老いて死ぬまでに訪れてくれるかどうかです。実用化して普及するまでにはハードルは色々当然ながらあるのでしょうが、是非この目でその素晴らしい未来を観てみたいと思います。

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