かっこうのつれづれ

麗夢同盟橿原支部の日記。日々の雑事や思いを並べる極私的テキスト

国民に謝罪といってももう手遅れなんじゃないでしょうか?

2012-11-08 21:17:40 | Weblog
 昨夜は少し気温が高かったせいなのか、またなんだかうまく寝付けないでいたのですが、今朝は何故か5時に目が覚めてしまいました。さすがにこれはまずい、となんとか二度寝をしようと布団の中でじっとしていたのですが、こういう時に限って妙に目が冴えて少しも二度寝しようという気になりません。しょうがないので三〇分ほどで諦めて起きましたが、今日は果たしてちゃんと寝られるのか、気にしてもしょうがないと思いつつもやっぱりちょっと気になってしまいます。

 さて、民主党が、大勝した前回の衆院選で麗々しく掲げていたマニフェストについて、見通しの甘さを認めて、国民に対し全面的な謝罪を行う内容の説明資料を制作しているのだそうです。近く最終案をまとめて、ホームページや集会などで公開していくらしいですが、まあ何を今更、と溜息をつきたくなるような話です。謝罪する気があるのならもっと早い段階で、例えば遅くとも消費税増税を決める前とかにやるべきではなかったでしょうか。そりゃ謝らないより素直に謝ったほうがマシ、というものかもしれませんが、このタイミングでそんな話をされても、もうどうしょうもないように感じるのです。
 都道府県連からは、「謝るばかりでなく、やってきたことを誠実に話せば伝わる」との意見も出たと言うのがまた信じがたい脳天気ぶりです。一体何をどう伝えようと思っているのか、本当に伝えるだけのネタがあるのか? と小一時間問い詰めたくなるような物言いです。それは確かに高校無料化とか農家の戸別所得補償とかマニフェスト170件のうち53件は実現できたそうで、一応やったといえるものもあるにはあります。でも、単に政策実現した数だけ誇示されても白けるばかりでしょう。誰もそれほど反対しない利害対立の少ない簡単に実現できる政策など誰がやっても同じなわけで、民主党に票を入れたのは、そんなおためごかしじゃなくて自民党ではできそうにない、と思われた様々な利害得失の絡む困難で重要な政策課題を、しがらみのない新政権ならきっちりこなしてくれる、と期待したからなのではないでしょうか? 私は民主党に入れませんでしたが、それでも発足した新政権にはそんな勢いを期待していました(今となっては自分の不明を恥じるばかりですが)。
 せめてそれらのうち一つでもやり遂げていれば、まだ話せば伝わるところもあるでしょうが、そう言った課題は結局何一つできなかったばかりか、外交的な失策や東北地震の復興の遅れなどマイナスばかりが目立つことも査定しなければ、民主党政権の功罪(というよりは犯罪?)は判断できません。
 もはや民主党は解党的反省をもってしなければ、野党転落どころか、かつての野党第一党のようにただ消え去るのみの小勢になってしまうんじゃないかと思います。



 
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする