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ISOな日々の合間に

土曜日は環境保護の最新の行政・業界動向、日曜は最新の技術動向を紹介。注目記事にURLを。審査の思い出、雑感なども掲載。

「気象から見る温暖化」

2006年03月31日 | 温暖化/環境問題
「チーム・マイナス6%(http://www.team-6.jp/) メールニュース」の3/28号、コラム【4】「サクラの開花時期が2週間も早くなる?」から転載。
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「みなさん、もうすぐお花見シーズンですね。
 地方によって差はあるものの、やはりお花見といえば、3~4月の風物詩。
 毎年、テレビや新聞でお花見のニュースを目にして、
 本格的な春の訪れを実感される方も多いのではないでしょうか。

 ところで、地球温暖化によって冬から春の気温が上昇すると、
 サクラ前線にも変化があることはご存知でしたか?
 例えばソメイヨシノですが、このまま温暖化が進むと、
 2100年ごろには、現在よりも10日から2週間程度、
 開花が早まるかもしれないそうです。
 東京、静岡、名古屋、広島、福岡などの主要都市では、
 3月半ばに開花し、春分の日には満開となってしまうことも考えられるのです。

 その一方で、南九州から四国の一部では、
 サクラが咲かない恐れもあるそうです。
 ソメイヨシノは、ある程度、冬の寒さにさらされないと
 開花しないようなのですが、それらの地域では、
 十分な寒さにならない可能性があるためです。

 日本の春の風物詩であるサクラ。
 この大切な風物詩を失わないようにするためにも、みんなで
 温暖化を防がなければならないのです。」
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この記事にあるように、温暖化のスピードが速いと草木がその変化について行け
なくなる恐れがある。ソメイヨシノに限らず、ブナも同じことが懸念されている。

なぜなら、植物は繁殖しつつ移動するため、繁殖可能な時期に達するまでの期間の
短いものほど移動速度は大きいと推測され、繁殖可能な時期に達するまでの期間の
長い、つまり移動速度の小さい種は、気温の上昇に追い付けず、あるいは南方や
低地からの他種の追い上げにより消滅する可能性があると言われている。

写真は、朝のウォーキングルートの途中で撮ったもの。日本の原風景のような景色
であり、壊さずに済ませたい。

今後人口が減少するので、宅地に必要な面積は減るはず。あとは自然を残す価
値がある土地の相続税として、一定の上乗せ評価をした後、その物納を認める
と言った改革も必要になるのでは?

リコー、部品調達先にCO2削減を要請

2006年02月04日 | 温暖化/環境問題
http://www.nikkei.co.jp/news/main/20060203AT1D3106A02022006.html
京都議定書の採択・発効に伴い、ロジスティクス活動に伴う温室効果ガス排出削減の遅れが指摘され、矢継ぎ早に対策がうちだされています。

2008年4月1日に施行される「改正省エネルギー法」では、全ての荷主に省エネ対策を講じることが新たに求められている。
特に、年間で3000万トンキロ(距離xトン数)(月25日稼動と仮定して月当たり10万トンキロ)を越える貨物輸送を委託している「特定荷主」には、省エネ等の計画提出、輸送量やCO2排出量の報告義務が生じます。

これらに関連して以下のマニュアルが公開されています。
 荷主対応マニュアル
 http://www.eccj.or.jp/law/pamph3/law_h1804.pdf 
 ロジスティック分野におけるCO2排出量計算方法
 http://www.greenpartnership.jp/co2/pdf/guidelinev1.0.pdf

特定荷主が国に削減計画等を提出したり、排出量を報告のためには、製品の物流委託先だけでなく、部品材料調達先の協力も得て、削減目標を設定したり、生産・輸送時の排出データを収集する必要が出てきたというのがこの背景です。

この影響を受けてISO14001に取組む企業は、資源・エネルギーに関連する測定指標の一つとしてCO2排出量を採用する動きが加速するでしょう。