シネマ日記

超映画オタクによるオタク的になり過ぎないシネマ日記。基本的にネタバレありですのでご注意ください。

踊る大捜査線 THE MOVIE3~ヤツらを解放せよ!

2010-07-06 | シネマ あ行

ワタクシもうちのにゃおも「踊る」シリーズは大好きなので、7年ぶりの「踊る」公開初日に張り切って行ってまいりましたよ。

やっぱりこのシリーズは映画館も超満員でみんなの「待ってました!」っていう声が聞こえるようです。映画館もテーマソングずーーーっと流して盛り上がりまくり。

係長になった青島俊作織田裕二は今回引っ越し対策本部長に任命されておりまして、新しくできた湾岸署のお引越しに大忙しですね。この最初のシーンからダダダダダーっとお馴染みのメンバーが登場して、いよいよ始まるぞーってほんとにワクワクしました。

個人的には交通課の新人警官だった篠原夏美内田有紀が“女版青島”として青島の課に配属されてきたのがものすごく嬉しかったです。「そうそう、そう言えば内田有紀ちゃんも踊るファミリーだったんだぁ」みたいな。こんなふうにちゃんと昔からのキャラを大切にしてくれるところが好きです。
新キャストとして、和久さんの甥っ子和久伸次郎伊藤淳史。彼が持ってる和久ノートですがね、、、あんな使いかたってちょっともったいないなぁ。もっと本当にいいところで登場しないと。あんなむやみやたらと読み上げられてもありがたみが半減してしまった。
そして、これは新しい客寄せパンダなの?と思った本店と所轄の調整役鳥飼誠一小栗旬。彼の存在もちょっと中途半端だったかなぁ。あーいうキャラにするなら最後には熱い青島ともっと戦わせなきゃいけなかったんじゃないかな。
あとはなんと言ってもワンさん!滝藤賢一。この人なんのために出てるんだろう?ただのにぎやかし?って思ってたら、「中国6000年の歴史っ」ってやってくれちゃうんだよなー。あそこ、一番ウケたかも。

あのキャビアデートから7年も経ってすみれさん深津絵理と青島とはどうなっているのか!?っていうのが実は一番気になっていたところなんですけど、あんたら、なーんも変わってないのね…と。ここはもうちょっと進展があっても良かったんじゃないの?「X-ファイル」のモルダーとスカリーみたいにちゃんとくっついてよ。スピンオフで「青島君とすみれさん」って作って。いやーそれにしても、ふかっちゃんは綺麗だなぁ。このシリーズを通して13歳年を取ってるはずなのにどんどん綺麗になってるんだから、どーゆーことよ?ワタクシは内田有紀ちゃんのファンだけど、この作品中では完全にふかっちゃんのほうがめちゃくちゃ綺麗だった。すみれさんは今回シリアスな演技が多かったですね。でも、青島が余命いくばくもないなんて一人で思い込んでるもんだから、彼女がシリアスに演技をすればするほど観客が笑うというとても不思議な状態になっていたのが最高だった。

いつも笑わせてくれるスリーアミーゴス北村総一郎小野武彦斉藤暁はいつも通り最高でした。あのメイクで記者会見とかのところは確かにやり過ぎだけど、それでもウケた。最後ではせっかくカッコつけたのにねぇ…やっぱりダメだったな。

今回は室井さん柳葉敏郎と青島のからみが超少なくて、しかも最後に取ってつけてようにあっただけなのがすごく残念だった。室井さん、警察庁ナンバー2?そこまで偉くなっちゃったらもう青島と関わってるヒマないよね。自分がするのは政治だって言ってたし。

真下ユースケサンタマリアも偉くなっちゃってねぇ。忘れがちだけど実は彼もキャリア組だからね。奥さんの雪乃さんが今回は出ないのが残念だった。

これで主要キャストはひととおり網羅しましたかね。このキャストに再び会えただけでも許しちゃいたくはなるんだけど、やっぱり今回、お話自体はねぇ…若者がインターネットでどうのこうのっていうのもなんか目新しさがないしなぁ。日向真奈美小泉今日子を登場させるならもっとゾッとするようなことやってほしかったな。室井さんの命令で青島が説得に行くけど、大して説得できてなかったし。

なんか湾岸署のメンバーと本店の人たちだけでいっぱい詰め込まなきゃいけないし、事件も起こさなきゃいけないしで無理やり作った感があったなぁ。広くあさ~くって感じで。どんなに人気のあるシリーズでも脚本がしっかりしてなきゃ面白くないんだよね。「踊る」人気だけで突っ切っちゃえば誰にも気付かれないとでも思ってる?っていう感じのデキでした。もうこのシリーズは終わりなのかな?もし、また作るとしたらもっといい脚本で作ってほしいです。好きなシリーズだけに頑張って欲しい。

オマケ稲垣吾郎がワンシーンしかないのに、エンドロールでヘアメイクさんまで紹介されていたのが面白かったです。ゴローちゃんやっぱり髪が命なんだね。



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