初めて映画館で予告編を見たとき、喋るテディベアだよー、楽しい映画かなー、と思ったらなんとR-15!孤独な少年ジョン8歳のクリスマスプレゼントのテディベア。友達のいないジョンが「このぬいぐるみが本当に喋れたらいいのに」と願うと、その願いが叶っちゃったからびっくり。それから27年の歳月が過ぎ、ジョンとテディベアの友情は続き、、、なんと35歳になったジョンマークウォールバーグと一緒にテディベア(テッド)セスマクファーレンもおっさんになっていた。という設定がまずユニークで面白い。
このテッドが喋ったことで、超有名になって一世を風靡したっていう設定も傑作だし、いまはもう過去の人になってるけどファンがいたり、ちゃんと人間と一緒で運転したり携帯電話で話したり風呂入ったり、人間のお姉ちゃんとセックスまでできちゃうというのがまた面白さを増していますね。
おっさんになっても親友同士の二人は、だらだらとカウチでマリファナを吸いテレビを見る。ジョンにはロリーミラクニスという恋人がいて4年も付き合っているが、ルームシェアしてるテッドが娼婦をいっぱい呼んで変なプレイしてることにとうとうキレちゃってジョンにいい加減テッドを追い出してお互い自立するように言い渡す。ロリーが大事なジョンはテッドに新しいアパートを見つけてやり、仕事も探すように言う。
スーパーのレジ係として働き始めるテッド。しかし、別々に暮らし始めてもやっぱりジョンとテッドはべったりの生活をやめず、ロリーは嫌気がさしてジョンに別れを告げる。
ロリーを取り戻す手伝いをするテッド。ジョンとロリーがもう一度うまく行きかけたその時、テッドはストーカージョヴァンニリビシに誘拐されてしまう。
テッドが次々に繰り出すギャグがもう完全にR-15。下品だし、エロいし、口は悪いし、もう最悪です。って、ワタクシはもちろん大笑いしましたけどね。でも、ネタが80年代に子供時代をアメリカで過ごした人たちにしか分からないものっていうのも結構あって、日本人にはツライところもありますねー。字幕は日本人がウケるようなギャグに変更してありましたが。アメリカの有名人の名前とかがバンバン出てくるので、ちょっとアメリカのエンタメ界に詳しくない人は何が面白いのか分からないところも結構あるかも。ワタクシはテッドが口を開くたびにウケていたと言っても過言ではありません。生真面目さんには絶対に向かないギャグのオンパレードです。
トムスケリットとノラジョーンズが本人役で登場して笑わせてくれますねー。ノラジョーンズってあーいうおふざけOKな人なんだ。こういうのは多分、テッド役&監督のセスマクファーレンのアメリカでの人気のおかげなのかな。ワタクシはあんまりこのセスマクファーレンという人を知らなかったんですが、この作品を見る限り才能のある人なんでしょうね。ギャグの感じはセスローゲンとちょっと似てるなぁと思いました。「宇宙人ポール」とちょっと似てた。
さてさて、この下品なエロくまテッドですが、バカばっか言ったりやったりしているくせに、最後にはちょっとホロッとさせられて、「アカン!こんなエロくまに泣かされたらアカン!」と涙をこらえる場面がありました。最初っからこういうクライマックスも予想できるんですけど、それでもやっぱいいよね、こういう素直な展開が。
それにしても、マークウォールバーグとミラクニスって年齢一回りも違うんですよね。いくらジョンが成長しきれてない大人子供とは言え、不自然過ぎるわ。なんかもうミラクニスと共演したかっただけやろ!って思ってしまいますね。
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