これは正直好きな映画とは言いづらいものがあります。映画館で見ていたときも眠気が来て結構辛かった。全体が章ごとに分かれていて全部で9章あると始めに知らされるので、章の題名が出るたびに「あと3章、あと2章」とカウントダウンしながらなんとか見切ったという感じだった。
ラースフォントリアーという監督は独特の世界感を持っている人だ。この作品の前の「ダンサーインザダーク」は好きな作品ではないけど、「イディオッツ」や「奇跡の海」は結構好きでいつか取り上げると思う。作品ごとに好きか嫌いかは別として、共通して言えるのは、人間の中にある混沌とした感情のうずというか、なんかどろどろしたものやその中にある清らかなものなどをえぐって見せるという印象を受ける。そして、映像的にも実験的なことをするのが好きな人だ。
この作品も非常に実験的なもので、セットというものがない。まるで、子供の頃のままごとのように地面に「ココはだれだれの家」「ココは集会場」とか書いてあるだけで、その上に家具を置いてある。壁はなく、ドアも窓も想像上でしか存在しない。けど、この登場人物たちの中ではそれは完全に普通にあるものとして定義されていて、彼らは家に入るときにはきちんと(目には見えない)ドアを開ける(しぐさをする)。そんな設定だから、それぞれの人の家の中は丸見え。役者たちは自分の出番じゃなくてもその中で生活している様子を常に演技していなければならない。
その町に流れてきた女ニコールキッドマンを巡って町の人たちの人間性が試される。ということなんだろうけど、なんせ話が暗いし、なんでそうなるわけ?みたいな展開を見せる。ニコールが町中の男から辱められることになったり、見ているほうは目を伏せたくなる場面もある。しかし、最後には、これも無茶苦茶な展開だけど、見ているこっちはすっきりしたりなんかもしたのであった。
そんで、結局何が言いたいねんっていうのはワタクシもよう分からんのですけどねー。
あんまり、好きではない作品だけど取り上げてしまったのは、やっぱりこのヘンテコな実験的な作品は見ておいて損はないかなと思うのであります。
ラースフォントリアーという監督は独特の世界感を持っている人だ。この作品の前の「ダンサーインザダーク」は好きな作品ではないけど、「イディオッツ」や「奇跡の海」は結構好きでいつか取り上げると思う。作品ごとに好きか嫌いかは別として、共通して言えるのは、人間の中にある混沌とした感情のうずというか、なんかどろどろしたものやその中にある清らかなものなどをえぐって見せるという印象を受ける。そして、映像的にも実験的なことをするのが好きな人だ。
この作品も非常に実験的なもので、セットというものがない。まるで、子供の頃のままごとのように地面に「ココはだれだれの家」「ココは集会場」とか書いてあるだけで、その上に家具を置いてある。壁はなく、ドアも窓も想像上でしか存在しない。けど、この登場人物たちの中ではそれは完全に普通にあるものとして定義されていて、彼らは家に入るときにはきちんと(目には見えない)ドアを開ける(しぐさをする)。そんな設定だから、それぞれの人の家の中は丸見え。役者たちは自分の出番じゃなくてもその中で生活している様子を常に演技していなければならない。
その町に流れてきた女ニコールキッドマンを巡って町の人たちの人間性が試される。ということなんだろうけど、なんせ話が暗いし、なんでそうなるわけ?みたいな展開を見せる。ニコールが町中の男から辱められることになったり、見ているほうは目を伏せたくなる場面もある。しかし、最後には、これも無茶苦茶な展開だけど、見ているこっちはすっきりしたりなんかもしたのであった。
そんで、結局何が言いたいねんっていうのはワタクシもよう分からんのですけどねー。
あんまり、好きではない作品だけど取り上げてしまったのは、やっぱりこのヘンテコな実験的な作品は見ておいて損はないかなと思うのであります。
メリハリが欠けるし、舞台セットのような映像がなんとなく浮いている気がしたんですよね。でもそれをブログに書こうとして内容を調べてみたら、最後の方の展開が面白そうだったので、後でもう一度観ようと思って書きませんでした。
映像としては斬新ですが、内容はどうなんでしょうね・・・
けど、最後は確かにすっきりしましたよ。まぁ、それだけでこの作品の評価が上がることはないですが…
あぁ~ファンの人怒らないでぇ~。
が、
この続きの作品が気になっているのも事実です。