シネマ日記

超映画オタクによるオタク的になり過ぎないシネマ日記。基本的にネタバレありですのでご注意ください。

セッション9

2006-02-07 | シネマ さ行
「マシニスト」の監督ブラッドアンダーソンの作品。100年前に建てられた精神病院を解体しにきた5人の男たち。ここでは昔、ロボトミーの手術やショック療法が行われていた。作業を始め、そこに残る過去の狂気の記録に次第に彼らも不思議な感覚にとらわれていく。本当に精神を病んでいるのは誰か?それともみな正常で無事にこの解体を終えられるのか?

まず、設定が廃病院というだけで恐いじゃないか。それって、もう反則よなー。だいたい、ホラー映画は見ないんやけど、これはホラーっていうジャンルではないもんねぇ。ぎりぎりセーフってとこでしょうか。まぁ、「セブン」や「ソウ」がいけるワタクシなら大丈夫でしょう。

けどやっぱ、ロボトミーとか多重人格とか聞くだけでゾクッと怖い感じがしちゃうんですよねー、ワタクシは。多重人格に関しては過去のつらい経験でそうなって、そこから抜け出そうと頑張っていらっしゃる方もいるからこんなこと言っちゃいけないんやけど、やっぱ映画の世界ではイコール犯罪とかサイコに結びついていきますからね。

誰がいったいおかしいのか、見ている自分が勘ぐりすぎておかしくなっているのか、話が進むうちに分かった!と思ったと思ったら、また、あれ、やっぱり違うか?とか思ったりしてなんか心の中は忙しかったなぁ。結局、自分の予想は合っていて「あー、やっぱり」とは思ったのに、それでもそんな途中経過があったから映画自体は楽しめたな。

設定も地味ならキャストも地味ですが、サイコサスペンスがお好きな方にはオススメいたします。



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