シネマ日記

超映画オタクによるオタク的になり過ぎないシネマ日記。基本的にネタバレありですのでご注意ください。

ゲットスマート

2008-09-29 | シネマ か行
試写会に行ってきました。

60年代にアメリカで人気のあったドラマのリメイクっていうんですよね。主役はジョンカレル。なんとか相手役にアンハサウェイをもってはきたものの、彼女も「プラダを着た悪魔」の子と言えば分かる人も多いだろうけど、まだまだ日本での知名度はどこまでかな?って感じだし、その上コメディなんですよね。アメリカのこういうタイプのコメディって日本での興業的にはどうかしらねぇ?って感じですよね。内容的にも、すごくアメリカンだったらちょっと笑えないなぁって思ってたんですが。

いろいろとコマコマした笑いが随所にあって、それがアメリカン過ぎなくて適度なハズし具合。5分に1回はクスってしてたんじゃないかなぁと思うほど。そんな大爆笑するようなことはないんだけど、小さなジャブで笑わせてくれます。ドタバタもありつつ、それがオーバー過ぎず、セリフの面白さで笑わせるところも結構あって良かったです。ジョンカレル演じるスマートがどこまでも真面目で全然人のことなんか笑わせようとしていないところが逆に良かったのかなー。

ストーリーもこういうコメディものにしてはしっかりとスパイエージェントが敵をやっつけるっていう話になっていたところも気に入ったな。だいたいこういうのって話が最後はグダグダで終わっちゃうっていうパターンが多いけど、この作品はスパイものとしてのストーリーはきちんと成り立っていますからね。

ジョンカレルって「リトルミスサンシャイン」のお兄ちゃんだなーと思って見ていると、エージェントのボスが同じく「リトルミスサンシャイン」おじいちゃんアランアーキンだったから、意味なく彼の登場シーンでプッと笑ってしまったのは会場広しと言えどもワタクシだけだったかもしれないな…アンハサウェイの衣装も結構楽しかったかな。彼女って美人なんだかそうじゃないんだかよくわかんないけど、今回のパリッとした衣装はとてもよく似合っていましたね。

ピーターシーガル監督と言えば、「50回目のファーストキス」「NY式ハッピーセラピー」の人だから、それを考えるとワタクシも最初からもうちょっと期待しても良かったでしょうね。