シネマ日記

超映画オタクによるオタク的になり過ぎないシネマ日記。基本的にネタバレありですのでご注意ください。

バイオハザードIII

2007-11-12 | シネマ は行
静まり返っている映画館で「あ、これ“1”の最初やっ」と子供が言いました。「黙れっ」と思ったけど、「そうや、ほんまやな、これ“1”の最初と一緒やな」と納得。その後もその子はちらちらしゃべってましたが、話が進むにつれ、迫力に負けたのかひとことも発しなくなりました。

そう、なぜか“1”の最初と同じ始まり方をする「III」なぜかアリスミラジョヴォヴィッチが同じ服を着ている。ここはあのアンブレラ社。アリスはあっけなく死んでしまう。あれ?どういうこと?と思っているとすぐに謎が解ける。あ~、そういうことか。良かったぁ。

ってなわけで始まります「バイオハザードIII」今回の舞台は砂漠。感染は全世界に広がり、地球は砂漠化。生き残った数少ない人々はアンデッドを避けて、旅を続けています。

見終わった感想は「ちょっと分からんとこもあったけど、面白かった」でした。恥ずかしながら前2作の内容をちょっと忘れておりまして、、、それで分からんとこもありましたけど、それでも面白かった。

最初のほうで出てくるケルベロス(ゾンビ犬)なんかは、このシリーズファンにとっては怖いけど、出てきてくれて嬉しい存在。こういうのを出してくれるあたりが、シリーズを大切にしてる感じがして好き。それにしても、なんで人間はアンデッドになると歩くのが遅くなるのに、犬の場合はこの法則を完全に無視しちゃってるんだろう?ま、ま、いっか。

舞台が砂漠だけあって、アリスの衣装はさながら近未来のローンレンジャー。超かっこいいなぁ。アリスがパワーアップしてる分、アンデッドを食べたカラスの大群やら、アンブレラ社が生んだ俊敏なアンデッドやら、敵もパワーアップ。その分アクションシーンがさらに大げさになってます。

生き残りの人々を率いているクレアレッドフィールドアリラーターが前作のジル同様、今作でアリスと組むヒロインなんだけど、アリラーターがすごくカッコいいだけにもっと見せ場あっても良かったんじゃないかなぁと思う。このシリーズは女性がすごくいいポジションを占めているよね。強くて美しい女性がいっぱい出てきて楽しいな。

シリーズを通して、どんどん人間離れして強くなっていくヒロインということや、ヒロインのクローンが作られるっていうとこなんかが「エイリアン」シリーズのリプリーととても重なる気がします。あの少し哀しげな瞳とかもね。「III」の終わり方では続編も作れそうだったけど、作る気あるのかな?そしたら、今度はアリスはハゲぼうずか?