ハムレット

「ハムレット」映画化いっぱいされてますよね。
ワタクシが書こうとしているのはケネスブラナーの「ハムレット」です。96年の作品でなんと、４時間５分の長丁場です。途中に、休憩入ります。原作にある場面を全部再現するとこんなに長くなるそうです。「そんなん、見たないわい」っていう人多いでしょう。仕方ないです。

ただ、この「ハムレット」は解釈がほかの「ハムレット」と違うんです。ハムレットとオフィーリアは、肉体関係がすでにあったっていう解釈なんです
「だって、そうじゃなかったら、ハムレットに振られたからってオフィーリアが気が狂うまでいくわけないじゃん」という発想らしいです。ハムレット研究家たちに言わせれば、「なんたることかっ！」なんでしょうけど、（実際、カナダにいたとき、ワタクシに本気でキレた人がいた）ワタクシは、なんとなく分かるような気がします。

たぶん、「そんな長いの見たない」っていう人が多いと思うので、ここでは別の作品をオススメします。ケネスブラナーの他のシェイクスピア作品です。この「ハムレット」もそうですが、彼の撮るシェイクスピアは、映像もきれいしなかなかに退屈しない作りになってます。

シェイクスピアというと何か高尚なものと思い込んでる方多いと思いますが、本当はそうではないと思うのです。彼の時代には、貴族も庶民も彼の芝居を楽しんだのです。彼は、庶民のアイドル。今の日本でも、人気脚本家って何人か思い浮かびますよね。そんな感じです。だからこそ、ケネスブラナーの現代っぽい演出が光るのではないかな。

４時間５分は長すぎると言う方に、ケネスブラナーの他のシェイクスピア作品紹介します。
初めは、「から騒ぎ」なんかいいでしょう。デンゼルワシントンやキアヌリーブスといったお馴染みの顔ぶれで楽しい展開です。
そして、<「恋の骨折り損」「オセロ」「ヘンリー五世」などにいって、「私、ショイクスピアいけるかも」と思った方は、いよいよ４時間５分に挑戦です！