この手のイベントものは弱い、には驚きもしませんが、赤CHIBAの初陣もあっさりと黒星スタートです。
今日はタオルの配布があったことも理由でしょうが2万5千を超える観客を集めながらも、こういった試合をやっていればリピーターを増やすのはなかなかに難しいでしょう。
昨年の青ユニ、そして赤CHIBAと二度あることは、なのか、三度目の、なのか、新青ユニのデビューは今月24日です。
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どうも大嶺祐がピリッとしません。
スリーボールになってもなかなか歩かせないのが持ち味だったはずが、あっさりと歩かせての5回4失点でした。
3併殺の拙攻があったので大炎上にはならなかったものの、全体的にボールが高めに抜けがちで制御ができず、抑え気味のストレートが甘く入ったところを打たれるという悪循環、オープン戦ではしっかりと型ができて大きな飛躍が期待されただけに、それでかえって気負ってしまっているのかもしれません。
球数からして六回は投げられたはずの交代はあまりにリズムが悪かったからか、次回はまずそこから手をつけましょう。
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同点の六回からの継投は南がメヒアに一発を浴びてプロ初黒星、ただピッチングとしては悪くはありませんでした。
別人モードはそのままに、力押しのスタイルでこのポジションを任されるだけの力量を見せてくれたと思います。
ただやはりストレートにこだわりすぎ、は南なのか田村なのか、もっとカーブを上手く使えば緩急でメヒアなどは手玉にとれるのにと、組み立てが単調すぎる気がします。
また結果的に1点ビハインドで益田、内の投入はもったいないながらも、あそこで阿部というわけにはいきませんから仕方がありません。
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秋山のそれはスタンドインだったのに細谷の打球はサヨナラアーチとはならず、幕張の風は冷たかったです。
それでも清田が敬遠で一死満塁ですから同点、サヨナラを期待したところで、デスパイネと角中が打ち取られての試合終了は無常に過ぎます。
あそこまで振り回さずとも当てるだけでも外野フライぐらいは打てるのではないかと、しかしデスパイネの辞書にはフルスイングしかありません。
そして赤いユニフォームのデスパイネは恐るるに足らず、西武ベンチの作戦にはまってしまいました。
また流れとしては六回のチャンスを逃したのが痛く、浮き上がるような軌跡なのでしょうが高めのくそボールを強振した中村、見た目だけは新井ですが実力はまだまだそこには至らず、鈴木との呼吸も今ひとつな二遊間はクルーズ以前の状態に戻ってしまい安定感を欠いた併殺プレーも心許ないです。
今季は不調ながらも苦手の十亀をマウンドから引きずり降ろしただけに、悔いの残る逆転負けでした。
そんなこんなで岡田がやや調子を落とし気味ながらも二代目ポッピーを荻野が襲名したことで取って代わる役者がおらず、しかしなかなか揃い踏みとはならないものの絶不調な選手がいるわけでもなく、もう一押し、あと一本が出ればガラッと変わる雰囲気はありますから、マーくんはお手上げをしているわけではなく、明日、明日です。
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◆4月9日(土) 千葉ロッテ-西武2回戦(西武2勝、14時1分、QVCマリン、25,618人) ▽バッテリー |