goo blog サービス終了のお知らせ 

オリオン村(跡地)

千葉ロッテと日本史好きの千葉県民のブログです
since 2007.4.16
写真など一切の転用、転載を禁止します

何も止められなかった

2016-04-20 01:48:40 | 千葉ロッテ

ソフトバンクの連勝、バンデンハークのデビュー連勝記録、そして柳田の連続試合四球、そのいずれも止められそうな手応えのあった試合でしたが八回の押し出し四球で全てがパー、終わってみれば何一つ止められずに首位攻防戦の初戦を落として首位陥落となりました。
ここまで頑張ってくれていましたし左対左のセオリーから松永の起用に異論はないものの、ダメでも諦めがついたのは内、あそこは内の投入を期待したのが本音でもあり、あのコース、高さはストライクにならないのは前の何球からして想像ができなかったのか、との悔いもあります。
七回に追いついた直後の二死三塁で田村に代打を出せない、バッテリーの呼吸を考えてのことでしょうがそもそも代打の候補がいない、田村の後を吉田には任せられない、との背景もあってのことと思われ、このあたりが今の布陣での限界なのかもしれません。
伊東監督は粘った、と自分に言い聞かせるようなコメントですが、強い冷たい風に震えた、そんな重苦しい敗戦でした。

復帰の石川は八回の途中までを2失点、何の文句もありません。
あまり調子はよくなかった、とは本人の弁ですが、力押しのピッチングは昨年までよりも威圧感があり、故障さえなければ二桁勝利はいける、と思わせるピッチングです。
八回から継投の選択肢もあったでしょうが球数、またローテーションの軸としての立場からして続投は当然でしょう。
惜しむらくは柳田、内川、松田であればまだしも高谷一人にやられたこと、油断があったとは思いませんが、後に引くような黒星ではあります。
同期同窓の鈴木がやらかしたっぽいピンチを切り抜けた藤岡は収穫、最後のストレートは見事でしたし、やはり今季は中継ぎでのフル回転でいきましょう。

100球を超えても150キロを投げるバンデンハークを見れば、そりゃロッテにとっての救世主、スタンリッジをリリースする余裕もあるだろうな、と妙な納得をさせられてしまいましたが、それでも7回5安打1失点ながらも111球、イヤなイメージは植え付けられたのではないかと思います。
六回の中村はフルカウントでもないのにスタートの連発、高谷が不安げに何度もベンチを見ていましたし、七回の井口も細谷とのエンドランで相手バッテリー、ベンチに「今年のロッテは違う」と引き出しの多さを見せられたのは明日に繋がると、そう前向きに考えています。
これでデスパイネがホームランの全てがセンターから右、の意味に気がついてくれればよいのですが、ここまで打線を引っ張ってきた岡田、細谷の下降線で大きく打線をいじったもののなでるようなスイングしかできていない荻野、やはり調子を落とし気味の角中の打球は抜けず、今は取らぬナバーロの皮算用しかできません。
しかしそんなことも言ってはいられず、ベンチの采配にきっちりと応える打線が二木を援護、和田を撃ち落としましょう。


にほんブログ村 野球ブログ 千葉ロッテマリーンズへ
一日一クリック応援をお願いします。

  1 2 3 4 5 6 7 8 9

ソフトバンク

0 0 1 0 0 0 0 1 0 2 8 1

千葉ロッテ

0

0

0 0 0 0 1 0 0 1 7

0

◆4月19日(火) 千葉ロッテ-ソフトバンク4回戦(ロッテ2勝1敗1分、18時15分、QVCマリン、14,453人)
▽勝 バンデンハーク 4試合3勝
▽S サファテ 9試合1敗5S
▽敗 石川 2試合1勝1敗
▽本塁打 高谷2号(石川)、デスパイネ4号(バンデンハーク)

バッテリー
千葉ロッテ
 石川、松永、藤岡―田村
ソフトバンク バンデンハーク、森、森福、サファテ
―高谷、鶴岡
 

コメント (22)

真・首位攻防戦

2016-04-19 00:28:13 | 千葉ロッテ

先日の楽天との首位攻防戦はお粗末な戦いながらも3タテを食らわせましたが、明日からはソフトバンクとの真・首位攻防戦です。
前回の対戦では粘り腰で2勝1分と勝ち越しをしましたが、ソフトバンクはそこから6連勝、気がつけば息づかいを感じるところまで迫られています。
しかも来日11連勝で負けなしのバンデンハーク、和田、千賀を相手にすることになると思われ、相当に苦しい展開は避けられません。
迎え撃つは首痛から復帰の石川、先日にプロ初勝利の二木、エース涌井となるのか、木曜日は天候が怪しいので2連戦となる可能性もあり、そうなれば初戦がさらに重要です。
石川がどこまで戻っているのか、先日に浦和で1イニングを投げましたが間隔が空きすぎて肩が軽すぎる、なんてこともあるでしょう。
前回がそうだったからと言って今回も逆転勝ちを中継ぎ陣の奮投に期待するのは酷、先制を打撃陣に期待するのも酷、そんなネガティブモードを打ち破る勢いを明日は親子ゲーム、平沢やナバーロを目当てにかなりな数のロッテファンが駆け付けるでしょうから、ファンの声援が頼りです。
遅ればせながら19時ぐらいまでには球場に着く予定ですので、熱気ムンムンなスタンドであってくれることを願います。


にほんブログ村 野球ブログ 千葉ロッテマリーンズへ
一日一クリック応援をお願いします。

コメント (10)

シリウスの道

2016-04-19 00:07:14 | 読書録

シリウスの道(上)

文藝春秋

このアイテムの詳細を見る

シリウスの道(下)

文藝春秋

このアイテムの詳細を見る

テロリストのパラソル、これがとにかく面白かった、と言いますかのめり込めたので藤原伊織の電子ブック化をちょくちょくチェックしていたのですが、気がつけばずらっとリリースをされていて、まず手に取ったのが続編の位置づけなのかもしれないシリウスの道です。
札幌遠征で羽田-新千歳空港、新千歳空港-札幌と移動時間がかなりあったことでの一気読み、もったいないな、とは思いつつもページをめくる指を止められませんでした。
息をつかせぬ展開、魅力たっぷりな登場人物、ちょっと格好よすぎる感じもありますが、ぐいぐいと引き込まれていきます。
今年に入ってからほぼ全著作が電子ブック化をされましたので、今後も追い続けていきます。

広告代理店の副部長である主人公の辰村が大手電機メーカーの証券業参入にかかるコンペのメンバーとなり、社内の政治的なところによる嫌がらせを受けながら奮闘する中で、クライアントの重役からの一本の電話で25年前の出来事、封印をしていた思い出に悶え苦しみ、答えを求めていくといったストーリーです。
続編とは言いながらも一部の人物が絡んでいるだけで直接的な関係はありませんが、しかし重要な役割でもあり、ご都合主義な側面や人間関係が前作とどこか似通っているのが引っ掛かりはするものの、ビシッと一本の筋が通った哲学とでも言いますか、その生き様には憧れてしまいます。
作中で呆れられたように実際にそんな生き方ができるわけもないのですが、だからこそ魅力的なのでしょう。
辰村とタツ、の関係も気にはなりますが更なる続編が望めないのが哀しく、隆慶一郎、そして藤原伊織と、その短すぎる執筆期間が残念でなりません。


2016年4月17日 読破 ★★★★★(5点)


ブログランキング・にほんブログ村へ
明日への活力にクリック応援をお願いします。


ごめん、スタンリッジ

2016-04-18 03:01:34 | 千葉ロッテ

 

札幌弾丸ツアーから帰ってきました。
1勝1敗の痛み分けながらも天国から地獄、サヨナラ負けで連敗の雰囲気が漂っていただけに、延長戦を制してくれたことに感謝感激です。
忘れもしない大阪ドームでの近鉄戦、初回と二回の2イニング連続の打者一巡で10-0の試合が終わってみればサヨナラ負け、しかし史跡巡りで四国に行く途中だったことで最後まで見届けることができずに結果を知ったのは友人からの電話で、帰りの飛行機の時間からして12回までもつれていたら二の舞になるところでした。
また今日は前日よりも前の列で、しかも目の前が幼児だったので視界が開けたのもラッキー、二刀流を回避した大谷の今季初勝利なんて話題の提供を避けられましたし、その大谷に黒星はつけられませんでしたが増井を墜としたことで与えたダメージはむしろ大きかったのではないかと思います

それにしてもスタンリッジには申し訳ない、慰めの言葉が見つかりません。
ここまで4試合に先発をしていずれも7イニングをきっちりと投げての全てがQS、トータルで見れば涌井よりも出来がよく4戦4勝でもおかしくはないピッチングも借金を背負っているのが現実で、ただの巡り合わせでしかないのかもしれませんが気の毒なことになっています。
試合に負けなかったのが不幸中の幸いとでも言いますか、これが負けていればもっと気が滅入ったでしょう。
やや短気な素振りを見せることもありますが140キロ台前半から半ば、時折に後半のストレートで押すかと思いきやスライダー、カーブで打たせてとるのが身上で、今日はややストライクとボールがハッキリとしていて苦労をする場面もありましたが、守備にも助けられてのナイスピッチングでした。
気持ちを切らさずにやってくれれば白星はついてくるはず、正直なところ期待以上のスタンリッジに爺パワーが報われる二桁勝利を心から願います。
そして西野が今季初失点となりましたが無駄な四球を反省するところは反省をして、そしてその出来不出来が勝敗に直結をする守護神なわけですから今日に負けなかったことを前向きに、いつかは失点をする通過儀礼を無事に乗り切ったとでも考えればよいと思います。

浦和では平沢が守備でポロポロやっていますから一軍はまだ遠い存在ではあるのでしょうが、しかし1割台だった打率がいつの間にやら.339、昨日に3本目のアーチも放って細谷、中村、高濱、三木の耳に聞こえてくるのはナバーロの足音だけではないはずです。
当然に生き残りの戦いはヒートアップで、今日はその面々が頑張ってくれました。
細谷はノーヒットながらも二回に中田の火を噴くかのようなライナーをファインプレー、先制をした直後でしたしスタンリッジがその後に連打を浴びたことからあれが抜けていたら一気に崩れたかもしれず、序盤の流れを掴むのにかなりな貢献だったと思います。
その先制打を放ったのが中村で珍しくも右方向への打球、そちらに打ったと言うよりはただ飛んでいっただけのような気もしますが、やはりパワーは魅力的です。
三木は肝心な守備でやらかしましたが勝ち越しのきっかけとなるツーベースを放ち、そして高濱は勝ち越しタイムリーでお立ち台となりました。
兄貴の貫禄、はその場にはいない弟に伝わったかどうかは微妙ですが、日本ハムファンにはその存在を刻みつけたでしょう。
こうなると誰が落ちるのか、結局は捕手二人体制で江村がナバーロの代わりに浦和行きになるのではないかとも思いますが、次の波に向けてのさらなる競い合いが楽しみです。
気になったのはコリジョンルールへの対処で、三回の無死満塁から井口のライトフライで突っ込んだ清田のアウトは正しいジャッジですが走路妨害に見えないこともなく、ジャッジの後に主審が一塁側ベンチを気にしていたのが笑えるといえば笑えるのですが、それよりもロッテの走塁です。
あのタイミングで突っ込ませるのであれば清田は回り込むのではなくライン上を走るべきで、そうでなければ突っ込ませてはダメでしょう。
何もぶつかりにいけと言うつもりはありませんが、回り込むことで結果的に捕手のやや疑惑な動きが追認されるプレーが多いような気がします。
どのみち今日の一塁塁審のように派手なだけで技量が伴っていないのもいますからこだわっても仕方がないのかもしれませんが、勝ったからよし、で済ませたくはありません。


にほんブログ村 野球ブログ 千葉ロッテマリーンズへ
一日一クリック応援をお願いします。

  1 2 3 4 5 6 7 8 9 10

千葉ロッテ

0 2 0 0 0 0 0 0 0 3 5 8 3

日本ハム

0

0

0 0 1 0 0 0 1 1 3 7

0

◆4月17日(日) 日本ハム-千葉ロッテ6回戦(3勝3敗、14時1分、札幌ドーム、37,365人)
▽勝 西野 8試合1勝6S
▽S 益田 9試合1勝2S
▽敗 増井 5試合1敗3S

バッテリー
千葉ロッテ
 スタンリッジ、内、西野、益田―田村
日本ハム 大谷、高梨、増井、鍵谷
―大野、市川
 

コメント (21)

札幌ドーム、大嫌い

2016-04-17 00:25:51 | 千葉ロッテ

 

5年ぶりの北海道は人生初の野球観戦だけを目的とした旅で、なかなかにヘビーな出足です。
昨春の仙台遠征のように史跡巡りを兼ねていれば野球で負けても凹むだけの一日にはならないのですが、しかし北海道では松前、頑張っても函館までが興味の範囲ですから札幌周辺ともなれば野球以外に手を伸ばせるものがなく、そうなれば野球の白黒がダイレクトに響いてきます。
もちろんただ負けるだけであれば勝負の世界ですからある程度は割り切れるものの、しかしそれ以外の要素が絡んでくるとどうにもなりません。
福岡ドーム、大阪ドーム、昨年のkoboスタ宮城、西武ドームに加えて今回の札幌ドームでビジター本拠地を一回りした中で一番に観戦環境が劣悪だったのが札幌ドーム、大阪ドームなどは近鉄の本拠地としてのそれですから今は状況が違うのかもしれませんが、それにしても札幌ドームは酷すぎます。
バックネット裏がシーズンシート扱いなのか一般でチケットがとれたのはベンチの辺り、それでも前から4列目、それなりにいい席のはずなのですが高すぎる塀、と言うべきなのかフェンスとは違うような、いずれにせよ視界を遮るそれのおかげで左打者の足元がギリギリに見えるか見えないかで、さらには列ごとの段差が小さいために前の席の人の頭が邪魔でろくにプレーが見えず、マウンド上も似たようなものですからむしろもう少し後ろの席の方が高さがあって見やすいのかもしれません。
神宮ほどではないにせよ足元も狭く、それが理由か球場内の通路、階段に座り込んで飲食をする人たちがずらりと並んで雰囲気も最悪、札幌ドームは大嫌いです。

試合も酷いものでした。
初回の攻防が全て、と言ってもいいぐらいで、粘りに粘った細谷がヒットで出塁をしての一死一塁でその細谷が盗塁死、左腕ですから単独スチールは考えづらいので細谷か清田のどちらかがサインを勘違いしたのか、間違えたのか、いずれにせよプロ初先発のルーキーの立ち上がりを見事なぐらいにアシストしてしまいました。
逆に大嶺祐は不運なヒットが続いての一死満塁からショートゴロで併殺、と思ったところで鈴木が後逸、堪えきれずにいきなりの3失点です。
相変わらずのボール先行で守りのリズムにも影響があったのかもしれませんが、その他でもエラーにはならずとも内野陣がポロポロ、スクイズを外したかと思えば吉田が悪送球、そのイメージとは違って打たせて取るタイプの大嶺祐にとってはしんどすぎる状況で、これでは打たせまいとさらに力が入ってしまっても仕方がないでしょう。
ベンチはリードに問題があると判断をしたのか田村を早々に代えましたし、そして大嶺祐は大嶺祐、周りも周りで足を引っ張り、ともに負の影響を与え合ったような感じです。
投手は四球からの失点、打者はボールを追いかけて力ないスイング、明日は大谷ですから仙台の貯金を一気に吐き出してしまいそうです。
しかし今日の中田に続いて二刀流の大谷にやられてマスコミにネタを提供するのは耐えられませんので、最後ぐらいは意地を見せてください。


にほんブログ村 野球ブログ 千葉ロッテマリーンズへ
一日一クリック応援をお願いします。

  1 2 3 4 5 6 7 8 9

千葉ロッテ

0 0 0 0 0 0 2 0 0 2 6 1

日本ハム

3

1

0 0 0 1 0 3 X 8 9

0

◆4月16日(土) 日本ハム-千葉ロッテ5回戦(日本ハム3勝2敗、14時、札幌ドーム、41,138人)
▽勝 加藤 6試合1勝
▽敗 大嶺祐 4試合1勝1敗

バッテリー
千葉ロッテ
 大嶺祐、南、香月良―田村、吉田、江村
日本ハム 加藤、谷元、マーティン、井口
―市川
 

コメント (20)

10年目

2016-04-16 01:29:03 | 独り言

今日からオリオン村は10年目に突入です。
その誕生日に札幌遠征、数時間後には機上の人になる予定で、これは意識をしたわけではなくたまたまではありますが、節目の記念イヤーにチームともども出足好調です。
また「目指せ1億アクセス!」計画どおりに年間500万アクセスをキープ、そして延べ訪問者は1000万人を超えました。
目標達成にはあと13年は生き延びなければなりませんが平均寿命からすれば大丈夫ではないかと、肩こりと花粉症ぐらいしか持病らしきものはありません。
加齢による体力の衰えは自転車野郎でカバー、史跡巡りを筆頭にやりたいことはまだまだありますから、ひたすら前進をするのみです。
そんなこんなで相変わらずにバタバタした騒がしい状況ではありますが、今後ともよろしくおつき合いをいただければ幸いです。


【オリオン村の歩み】
誕生:2007年4月16日(Yahoo!ブログ)
引越:2007年4月22日(gooブログ)
1万アクセス:2007年6月4日
10万アクセス:2007年9月17日
50万アクセス:2008年5月10日
100万アクセス:2008年10月3日
500万アクセス:2010年1月2日
1000万アクセス:2011年1月3日
2000万アクセス:2012年11月23日
3000万アクセス:2014年10月18日

記事数:4,478
総アクセス数:37,509,299
最高アクセス:45,284(2015年10月22日)
総アクセスIP数:11,289,619
最高アクセスIP:16,904(2011年11月30日)
最高アクセスIP順位:5位(2011年11月30日)
総コメント数:66,360
総トラックバック数:10,970
(2007年4月16日~2016年4月15日:9年間)


ブログランキング・にほんブログ村へ
一日一クリック応援をお願いします。

コメント (28)

古谷轟沈

2016-04-16 00:00:33 | 千葉ロッテ

長いシーズンですのでこんな試合もあるわけで、今日に勝って明日に札幌入り、そこで連勝が止まれば気持ちのいいものではありませんから、古谷の気配りとでも思うことにします。
序盤の大炎上で内や西野らがブルペンでの肩慣らしすらしなかったのであれば過負荷な中継ぎ陣の完全休養日でもあり、中途半端な試合展開で無駄遣いをしなかっただけでもよかったかなと、阿部が3回51球を投げたことで古谷の代わりに明日の朝イチで誰かを呼び寄せるなんてことはないでしょうから、頑張ってくれ大嶺祐、といったところです。
幸いにも骨折を免れた清田、あるいは鈴木を早々に引き上げさせた捨て試合、今日から札幌入りをされたロッテファンにはお気の毒でした、としか言いようがありません。

それにしても古谷が轟沈に過ぎました。
全体的にボールが高めに浮きがちで、ストライクとボールもハッキリとしていて、打たれたボールは当たり前のように甘いところに入ったものでしたが気持ちのいいぐらいにミートをされていましたから、見た目よりも球威、キレともに足りていなかったのでしょう。
前回の登板ではボール先行で勝負にならず、勝負にいってみれば炎上、かなりヤバい状況です。
これまでも際どいところからカムバックをした古谷ですからベテランの意地を期待していますが、どれだけ打たれても「責任をとれ」とばかりに4回80球と始末をさせられたことからして帰葉後の二軍落ちは確実、伊東監督のコメントからして次のチャンスはなかなかもらえそうにもありません。
そんな試合でしたから打線もただバットを振るだけ、序盤のチャンスを潰したのは痛かったですが結果は変わらなかったかなと、ホームランはいずれもセンターから右方向のデスパイネにその意識があるのかは疑問ながらも、それでもパンチ力を見せつけた高濱のプロ初アーチとともに明日への流れからすれば悪くはない二発が救いではあります。
大勝の翌日は沈黙、が日本ハムに当てはまるかどうかは分かりませんが、明後日が大谷でしょうから明日の加藤、千葉出身のルーキーに名を上げさせるわけにはいきません。


にほんブログ村 野球ブログ 千葉ロッテマリーンズへ
一日一クリック応援をお願いします。

  1 2 3 4 5 6 7 8 9

千葉ロッテ

0 0 0 0 0 0 0 3 0 3 9 0

日本ハム

0

6

2 3 0 0 2 0 X 13 17

0

◆4月15日(金) 日本ハム-千葉ロッテ4回戦(2勝2敗、18時3分、札幌ドーム、17,679人)
▽勝 メンドーサ 4試合1勝2敗
▽敗 古谷 2試合2敗
▽本塁打 レアード5号(古谷)、西川2号(阿部)、デスパイネ3号(メンドーサ)、高濱1号(榎下)

バッテリー
千葉ロッテ
 古谷、阿部、香月良―田村、江村
日本ハム メンドーサ、榎下
―大野
 

コメント (13)

エース、粘る

2016-04-15 01:20:50 | 千葉ロッテ

昨日に今江への死球で今日は欠場、その仕返しでもないでしょうが4死球は遺恨勃発か、その死球で左手小指の打撲らしい清田は途中交代ですのでお約束のひっくり返される診断にならないことを願うしかなく、不幸にも万が一のことがあれば代役は荻野ではなくナバーロの合流を視野に、レフト細谷になるかもしれません。
こいつ、の我慢が分からないでもない中村のパワーも見せつけられましたし、この両選手はまだまだ見てみたいです。
バントをさせてもらえないのは気になりますが高濱も貴重な追撃のタイムリー、浦和では平沢がバッティングではプロのスピードに慣れつつあるようで、第三ラウンドのゴングです。

連勝してエースの登板、ともなれば逆にイヤな感じがするもので、中盤までのそういった展開に雨が降らなかったことを恨みかけましたが、しかしロッテのエースが踏ん張りました。
ストライクとボールがハッキリとしていて高めに抜けがちでもあり、なかなか調子に乗り切れない涌井ではありましたが、しかしそれでも6回126球と苦しみながらも2失点にまとめた粘りのピッチング、悪いときでも悪いなりに投げられるのはさすが、開幕4連勝で首位を走るチームを引っ張ります。
昨年と同じく早々とした中5日で歯車が狂いつつあるような気がするものの、打線の援護でリリーフ陣の温存もあり、涌井様々、な今日の試合でした。

粘りと言えば角中も持ち味の軟体ぶりを発揮しての勝ち越しタイムリー、初顔のブリガムを粉砕しました。
アウトになった打席も痛烈な打球でやや落ちかけた調子を取り戻してきたのか、今日の2盗塁でリーグトップ、盗塁王を目指すと舌もなめらかです。
もっとも春先に走るのは例年のことで驚くほどのものでもなく、どこまで走り続けられるからでしょう。
角中だけではなくチームとしてもリーグトップの16盗塁、今日はスクイズもありましたし、これまた昨春に喜んだ引き出しの多さを今年は翔破できるのか、あのスイングであそこまで飛ぶのか、そんな井口の代打起用も当たりましたし、追い風に乗ったまま札幌での白星、プレゼントをお待ちしています。
ただ中川に勝たせてもらった、そんな試合でもありましたから、勝って冠の緒を締めましょう。


にほんブログ村 野球ブログ 千葉ロッテマリーンズへ
一日一クリック応援をお願いします。

  1 2 3 4 5 6 7 8 9

千葉ロッテ

0 0 0 0 2 3 2 2 0 9 9 1

楽天

0

1

0 0 1 0 0 0 0 2 7

2

◆4月14日(木) 楽天-千葉ロッテ5回戦(ロッテ4勝1敗、18時、コボスタ宮城、20,064人)
▽勝 涌井 4試合4勝
▽敗 ブリガム 1試合1敗
▽本塁打 中村2号(古川)

バッテリー
千葉ロッテ
 涌井、松永、南、香月良―田村、吉田
楽天 ブリガム、古川、戸村
―嶋、伊志嶺
 

コメント (17)

QED 龍馬暗殺

2016-04-15 00:20:15 | 読書録

QED 龍馬暗殺

講談社

このアイテムの詳細を見る

最近は興味が薄れていますがかつては維新の嵐、でキーボードを連打したこともありますので、幕末ものは嫌いではありません。
ただ史跡巡りの旅でもたまたまぶつかれば、といった程度で、探してまでは、が実際のところではあります。
それでもQEDシリーズでは自分にとって距離の近いテーマでもあり、これまでに比べればページをめくるのが楽しかったタタルの独演会でした。

ただQEDが目的であれば殺人事件を絡めることもないのでは、そんな違和感が強くなってきています。
どうにも無理矢理感がありますし、学術的な意味合いで持論を展開する、そんなストーリーでもよいのではないかと思います。
立て板に水の沙織もいかがなものかと、結局のところはスピリチュアルに行き着いてしまうのは仕方がないにせよ、ミステリー仕立てにしている必要性が感じられません。
肝心の龍馬暗殺、その犯人は無難と言いますか意外性はなく、まあそんなところなのだろうなと、ほたえやな!な龍馬の最期でした。


2016年4月14日 読破 ★★★☆☆(3点)


ブログランキング・にほんブログ村へ
明日への活力にクリック応援をお願いします。


井口の使いどころ

2016-04-14 00:33:17 | 千葉ロッテ

首位攻防戦とは名ばかりの、両チームともにお粗末な試合でした。
それでも勝利してリーグ10勝一番乗り、二木と李大恩で辛島と美馬に勝ったのですからツキはまだあります。
そうなれば一気に3タテといきたいところですが涌井に来日初先発のブリガムのマッチメイクは逆に心配でもあり、やはり雨乞いに力を入れることにします。

美馬を力押しと見るか技巧派と見るか、イメージは前者ですが実情は後者だと考えていますので井口スタメンかと思いきや、今日は井上でした。
その見なしはさておきベテランの起用法が昨年までとは違い、打ったから使い続けるわけではないのが今のポジションを維持できている理由の一つでしょう。
これで井上にヒットが出れば言うことはなかったのですがそこまでは甘くなく、これまた見極めが難しそうなブリガムですが後者で井口かなと、毎日のスタメンが楽しみです。
その井口、自分であれば七回に送らせたところで岡田に代打、バントを失敗しても代打、八回も田村のところで代打、なのですが、今日は出番がありませんでした。
結果的には田村が歩いて勝ち越し点に繋がりましたのでベンチの判断が是だったのでしょうが、競り負けていれば悔いが残ったかもしれません。
五回に細谷に送らせなかったのもそう、細谷が好調で清田が今ひとつなのが理由なのでしょうが、流れからしてあそこでは確実に得点圏に走者を進めておきたかったです。
これまた負けていればポイントになったところですし、個人的には結果オーライとしか思っていません。
七回の清田の同点タイムリーも中村のバントミスと田村の中途半端な走塁を楽天の守備陣がうわっかぶせてミスってくれただけの話ですし、九回になぜデスパイネに代走を出さなかったのか、崖っぷちで必死に走者を進め、またファインプレーで土俵中央に押し戻した高濱の技ありのヒットをレフトゴロにした責任は、デスパイネとベンチで折半です。
また清田はセンター中心のバッティングで猛打賞、これが続けば、とのところまできましたが、振り回しが抜けないデスパイネの浮上は遠そうです。
そんなこんなで愚痴が先になる攻撃陣でしたが、自滅であるにせよ戸村からキラーを剥がしたことは今後に繋がるでしょう。

同じく苦手意識を払拭した益田が今季初勝利、今日も中継ぎ陣に支えられました。
藤岡は2回2/3のロングリリーフ、勝ち越してからは内、西野の鉄板リレー、相手からすれば絶望的な継投だったでしょう。
ただやはり過負荷の影響か各投手ともに快投といった感じでもなく、明日に雨に恵まれないのであれば涌井にも二木に続く完投、もしくは八回までの奮投を願います。
そしてせっかく前回に軽くあしらわれた美馬を打線が攻略をしてくれた直後に4連続四死球で同点に追いつかれた李大恩は昨年からの神経質なピッチングに変化はなく、陳冠宇が一発降格だったことからして既に仙台を離れたか、あるいは今日に浦和で復帰登板をした石川が一軍に戻ってくるまでは中継ぎとして頑張ってもらうのもありでしょう。
いずれにせよ先発としての李大恩はもう見たくありませんし、来年がない投手に我慢をする必要もありません。
しかしそれでも勝てたのはもちろんリリーフ陣あってこそ、感謝の言葉もありませんが、これこそが勢い、ベンチが機能をしていることの証左ですから、投打とも負けていてもおかしくはない要素がてんこ盛りながらも競り勝った、この一事が今日のポイントだったと考えます。


にほんブログ村 野球ブログ 千葉ロッテマリーンズへ
一日一クリック応援をお願いします。

  1 2 3 4 5 6 7 8 9

千葉ロッテ

0 2 1 0 0 0 1 1 0 5 11 1

楽天

0

2

1 1 0 0 0 0 0 4 7

1

◆4月13日(水) 楽天-千葉ロッテ4回戦(ロッテ3勝1敗、18時1分、コボスタ宮城、22,783人)
▽勝 益田 8試合1勝1S
▽S 西野 7試合6S
▽敗 戸村 1試合1敗
▽本塁打 松井稼1号(李大恩)

バッテリー
千葉ロッテ
 李大恩、藤岡、益田、内、西野―田村
楽天 美馬、戸村、金刃
―嶋
 

コメント (23)

孝行息子ボーン

2016-04-13 00:39:16 | 千葉ロッテ

井口か井上か、夕方にスタメンの確認をしてみれば、とっくに試合は終わっていました。
今日がデーゲームという認識はゼロ、春休みは終わっていますのでQVCマリンのそれとは違って寒さ対策、とも言えないは明日、明後日がナイターだからで、両日ともにデーゲームであれば希望どおりに明後日は雨天中止の可能性が高まったのにと思ったりもしています。
とにもかくにも指を折れば片手では足りないぐらいに意味、意義のあった貴重すぎる白星に万歳です。

二木がプロ初勝利を、完封こそ逃しましたが完投で手にしました。
終わってみれば大差ですが五回までは僅差、勝ち投手の権利のかかったイニングも淡々と、高卒下位指名三年目としてはロッテらしからぬ名刺代わりの白星です。
推しメンですのでとにかく嬉しく、角中がそうであったようにさして話題になっていないころから注目をしていましたので、俺が育てた、ぐらいの勢いになっています。
八回で110球、7点リードですので最終回の続投は当然の判断、残念ながら1点を失い結果的に133球と次の登板に影響があるかもしれない球数になってはしまいましたが、今後を考えればこの23球、そして最後の打者の空振り三振はかけがえのない成長の糧、思い出となるに違いありません。
今日も8安打を浴びて被打率が3割を大きく超えていますから平坦な道が開けているわけではなく、しかしだからこそ壁を乗り越えたときに得るものが大きくなります。
あまり数字が出ていませんでしたが、数字以上に伸びが感じられるストレート、この宝物を大切に育てていきたいです。
二木のチーム初完投で中継ぎ陣が休めましたから、明日の李大恩にはこれ以上にないプレゼント、この快挙に続かなければ嘘でしょう。

打線は二回に先制をするも後が続かず、しかし粘投の二木に応えて終盤に一気に試合を決めました。
今日もスタメンの井口が貴重すぎる追加点をもたらしたツーベースを含めたマルチヒット、溜めていたものを一気に吐き出す活躍です。
そうなれば落ち着かないのは井上で、この展開であれば打席に立たせるチャンスはあったはず、本人のモチベーションのためにも井口へのプレッシャーとしても、強いチームの戦い方ではありますが試合中にあまり動きを見せないオーダーがやや気になってはいます。
またナバーロが浦和で実戦復帰、初打席でヒットよりもセカンドを守ったのが相当に中村を焦らせているはず、その中村は相変わらずのプルヒッターながらも遠心力なスイングでマルチヒット、だからと言って安心はできない細谷もタイムリー、明日はDHナバーロにしてみても面白いかもしれません。
最後は勝手に相手が崩れての大勝でしたが「首位攻防戦」に先勝、前回にやや手こずった辛島に仕返しができたので美馬にもやり返し、96球も投げさせずに60球でKOです。


にほんブログ村 野球ブログ 千葉ロッテマリーンズへ
一日一クリック応援をお願いします。

  1 2 3 4 5 6 7 8 9

千葉ロッテ

0 1 0 0 0 2 4 0 0 7 10 0

楽天

0

0

0 0 0 0 0 0 1 1 8

1

◆4月12日(火) 楽天-千葉ロッテ3回戦(ロッテ2勝1敗、13時、コボスタ宮城、21,520人)
▽勝 二木 3試合1勝1敗
▽敗 辛島 3試合1勝2敗

バッテリー
千葉ロッテ
 二木―田村
楽天 辛島、古川、金刃、青山
―嶋、伊志嶺
 

コメント (21)

ロード6連戦

2016-04-12 01:14:12 | 千葉ロッテ

幕張からすれば鬼門の仙台、札幌でのロード6連戦、ただでさえ6番手が固まらないうちに石川が離脱をしましたので、ローテーション争いが注目されます。
先日の陳冠宇、古谷に続いて機関紙が報ずるには水曜日は李大恩とのこと、来年にはいなくなりますし浦和でもピリッとしていないようですから心情的には結果を残している木村でいってもらいたいものの、このぐらいはベンチの嗜好の範疇でしょうから仕方がありません。
その李大恩、攻めきれずに四球で崩れるのは相変わらずで自滅パターンから抜け出せるかどうか、寒の戻りで今日に幕張でナイターがあれば試合内容に関係なく凍えたであろうところでの仙台の寒さ、このコンディションの悪さが李大恩、それを見守るファンを苦しめたりしないことを願うばかりです。
そして観戦予定の方には申し訳ないながらも90%予報の雨が確実に終日降り続くこと、そうなれば涌井をカードの頭に戻せますから、木曜日は蛇の目でお迎えをお願いします。


にほんブログ村 野球ブログ 千葉ロッテマリーンズへ
一日一クリック応援をお願いします。

コメント (9)

すがる思いでワセリン

2016-04-12 00:25:24 | 独り言

 

例年になく苦しみまくっている花粉症、パブロン鼻炎カプセルは効くのですが眠気がしんどく、対策をネットで調べてみました。
甜茶、べにふうき茶、グァバ茶、ヨーグルトなどの乳酸菌など飲食物が多い中で最近になって話題となっているのがワセリン、花粉症は花粉が鼻などの粘膜に付着をすることにより生ずるもので、このワセリンは油脂の膜を張って花粉の付着を防ぐという仕組みがそれっぽいです。
そろそろ終わりの季節が近づいていますが何もしなければ今後も何も変わりませんので動くのみ、そこにはすがる思いしかありません。

サンホワイト

日興リカ

このアイテムの詳細を見る

ボクシングの試合で目の上などを切ったときに塗られているのがワセリンで、滑るのでパンチの威力を軽減させるためにてんこ盛りでテカテカ光らせているなんて指摘もありますが、本質的には油脂の膜で血が流れるのを止める、いわゆる止血効果が目的です。
そんなこともあり流れるような性質ですと意味がありませんからベタベタ感もあり、それを左右するのが精製度だとか、評価が高いのがサンホワイトでした。
医薬部外品に指定をされており、そもそもワセリンは化学合成物質ながらも保湿効果で化粧品や、あるいは赤ちゃんにも使えるぐらいに副作用がほとんどないとのことで、マツモトキヨシなどのメジャーどころの薬局では取り扱っていないようなのでネット購入、さっそくに塗りたくりです。
結果的にはまだ二日ほどですが効果てきめん、朝に塗れば一日もつといったことにはならず何度か塗り直す必要はありますが、薬を飲まずに乗り切りました。
もちろん症状が重かったりすぐになんとかしたい場合は薬に頼らざるをえませんが、その頻度はかなり減らせるでしょう。
とりあえずお試しでチューブタイプの50gを買ったのですが、400gでお得なケースタイプを追加購入して家に置き、チューブのは会社用にします。
誰にでも効くわけではないでしょうし、いつまで効くのかも分かりませんが、今春はこれで乗り切ります。


ブログランキング・にほんブログ村へ
一日一クリック応援をお願いします。

コメント (3)

爺&爺で連敗ストップ

2016-04-11 00:54:17 | 千葉ロッテ

 

せっかく福岡で連勝をして帰ってきたのに地元で連敗、イヤな負け方が続いただけに大きすぎる逆転勝ちです。
初回の攻防で負けフラッグが立ってしまったところからのひっくり返しですから、ビジター6連戦に向けて風向きが変わってくるでしょう。
その締めくくりの土日、札幌ドームに参戦予定ですので、人生初の野球だけが目的の旅、笑顔で帰ってこれるようお願いします。

ここにきて今季初スタメンの井口が逆転スリーランを放つのですから、伊東監督の勝負師ぶりには拍手しかありません。
もちろん閃きではなく変化球が主体のバンヘッケンにはベテランを、との判断だったのでしょうが、ここまではまるとは伊東監督も思っていなかったでしょう。
一打席目にそのフォークを空振りしての三振でやはりダメか、と思わせたところで同じ低めのフォークをすくい上げての一発、最後は左腕一本で運んであそこまで飛ぶのですから恐れ入ったと言いますか、昨日の秋山に細谷と同じく今日はデスパイネに井口とでも言いますか、幕張の風は気まぐれです。
これで井口が次もスタメン、となるかどうかは伊東監督の胸三寸、井上も2試合ノーヒットだっただけでベンチに死蔵するほどの状態でもなく、結果を残した選手を次もは当然、しかし相手に合わせて使い分ける選手起用ともなれば今後が楽しみになってきます。
粘って四球を選んだからこその逆転劇ではありましたが角中までもが湿りかけてきたことで期待薄なクリーンアップだけに、辛島や美馬といったところにどういったオーダーで臨むのか、打てないのであればベンチの采配の妙で勝ち抜く、そんな鬼門の仙台、札幌を撃破といきましょう。

スタンリッジは移籍後初勝利、しかしここまでの3試合の中ではもう一つな調子での白星ですから巡り合わせは面倒です。
いきなり四球病を罹患したかのような立ち上がりにクリーンアップに打たれての2失点、それでもどんよりとした雰囲気の中で立ち直ったのはさすがでした。
田村と呼吸が合わなかったのか、あるいはもっさりとした打者の挙動に苛つくような素振りも味方が逆転をしてくれた後は本来のペースを取り戻しての7回5安打2失点、やはりスタンリッジを活かすには早いイニングでの打線の援護が必須のようです。
そんなスタンリッジには厳しいロッテの環境ですがリリーフ陣が強固なのはアドバンテージ、内がメヒアを見逃し三振に切ってとった外角低めのストレートには身震いをしましたし、すっかりと三者凡退が似合う男になった西野は安心をして見ていられます。
そうなればやはり先発陣、仙台は二木の次に誰を投げさせるのか、落合コーチの手練手管で楽天打線を手玉にとってください。


にほんブログ村 野球ブログ 千葉ロッテマリーンズへ
一日一クリック応援をお願いします。

  1 2 3 4 5 6 7 8 9

西武

2 0 0 0 0 0 0 0 0 2 6 1

千葉ロッテ

0

1

3 0 0 0 0 0 X 4 6

0

◆4月10日(日) 千葉ロッテ-西武3回戦(西武2勝1敗、13時、QVCマリン、19,090人)
▽勝 スタンリッジ 3試合1勝2敗
▽S 西野 6試合5S
▽敗 バンヘッケン 3試合2敗
▽本塁打 井口1号(バンヘッケン)

バッテリー
千葉ロッテ
 スタンリッジ、内、西野―田村
西武 バンヘッケン、郭俊麟、C.C.リー、武隈
―炭谷
 

コメント (20)

疑心 隠蔽捜査 3

2016-04-11 00:05:08 | 読書録

疑心 隠蔽捜査 3

新潮社

このアイテムの詳細を見る

あまりに面白かったので立て続けに読んだ隠蔽捜査シリーズですが、この第三弾は期待外れでした。
より内面に踏み込んだのはそれはそれでいいのですが、隠蔽も捜査もどこかに置き忘れてしまったような、そのバランスが悪すぎます。
颯爽とした竜崎が悩み苦しむそのギャップを描きたかったのかもしれませんが訴えるところが弱く、そんなものは鏡に向かってやってくれといったところです。
周りを固めるキャラも中途半端なモブでしかなく、人物としてもストーリーとしても魅力を出し切れなかった疑心でした。

妻からも唐変木、と言い放たれる竜崎の人生初の恋、そんなものがシリーズに必要だったとは思えません。
確固たる信念を持って我が道を行く、キャリア官僚としては「変人」の竜崎がその道を邁進するところが魅力なわけで、事件よりも人間関係に重きを置いているとは言いながらもさすがにこれは道を外れすぎてしまったと、正直なところ途中から読むのが苦痛で斜め読みになってしまいました。
事件そのものも何のひねりもなく単純で、その大半が竜崎の懊悩、しかも本を読んだら解決って、いくら何でも馬鹿にしすぎでしょう。
こんなにも同一のシリーズで天地の差が生まれるとは信じられない思いで、落ち着くためにもちょっとインターバルを空けることにします。


2016年4月10日 読破 ★★☆☆☆(2点)


ブログランキング・にほんブログ村へ
明日への活力にクリック応援をお願いします。