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オリオン村(跡地)

千葉ロッテと日本史好きの千葉県民のブログです
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投の吉見であれ

2012-07-02 00:31:18 | 千葉ロッテ

ロッテもリリーフ陣の不調に苦しんでいますが日本ハムも増井が絶賛炎上中のようで、やはり7月に入ったところでの30試合超の登板がいかに過負荷かを表しているかのようです。
森福もやらかしたようですし、予想どおりに投高打低とは言いながらも接戦が多いことでの逆転現象が徐々に現実のものになりつつあります。
そうなれば多くの選手を上手く使い回してこそ長いペナントレースを戦い抜けるわけで、その意味では吉見の頑張りはチームの大きなオアシスになるかもしれません。

無事に11年連続の白星を手にした吉見は開幕二軍スタートでしたので、見返してやったぐらいの気持ちでよいと思います。
昨年、そして一昨年とチームに貢献をしながらの冷たい仕打ちでしたから、打が角中であれば投は吉見です。
ストレートは130キロ台前半で里崎が飛びついて捕るようなボールも少なくはありませんでしたが、そういった高めに抜けるボールが打者が手が出せるコースになかったことが結果的にはよかったと思われ、それ以外はやや甘めながらも低めに投げられたことが功を奏したのでしょう。
決め球にできるようなものではありませんでしたが緩いカーブも打者を惑わすには充分で、まずまずナイスピッチングでした。
味方が点を取ってくれた直後に失点をするところなどは反省材料ですが、勢いに乗るオリックス打線を相手に5回4安打1失点ですから文句はつけられません。
その五回で交代となるのですから前回と同様にベンチの信頼度はまだ低いままのようですが、それにめげずに頑張ってもらいたいです。
吉見が幸せになることはロッテの幸せとイコールだと考えていますので、その吉見の笑顔が多く見られることを願っています。

六回からは荻野忠、藪田、益田、内とオールスターリレーで、やむを得ない状況ではありながらも1点リードの場面で荻野忠と藪田を使うのですからベンチも勝負師です。
吉見をそのまま投げさせるよりはと判断をしたのでしょうが、かなりのギャンブルだったと言わざるをえません。
その荻野忠、藪田、そして益田までもが二死から走者を出すというキレの悪さで、それでも先頭打者を出すよりはマシです。
荻野忠はボールが全体的に高めでひやひやとしましたがマウンド上での躍動感が心地よく、藪田はやっぱり怖いなと、益田は間隔が空いたことで多少は戻ってきた感じがあります。
そして新守護神としての記念すべき初セーブを手にした内は僅か7球で締めくくり、ここからセーブ王争いに殴り込んでもらいましょう。
ファルケンボーグが再び登録を抹消されたことから当面のライバルは涌井でしょうから、全くの可能性がない話でもありません。
セーブがつく場面だけに限定をすれば病み上がりの内にとってもいいポジションですので、今度こそ幕張の防波堤の襲名となってくれればと思います。

吉見に負けじと角中がマルチヒットで、田中を抜いて首位打者に躍り出ました。
シーズンの半ばも終わらない時点での首位打者などに大した意味はありませんが、それでも角中にはいい刺激になるはずです。
昨日に抑えられた吉野の甘いボールを見逃すことなく初球から積極果敢に打っての勝ち越しタイムリーは澱んだ空気を一掃するのに充分で、ダメ押しのきっかけともなったツーベースも148キロのストレートに力負けをすることなく振り抜いた伸びのある打球はあっという間にライトの頭上を越えていきました。
これで右腕からは.336、左腕からも.317とともに大きく3割を超えており、しかも左腕に対しては68打席とそれなりの数をこなしていますのでかなりの価値があります。
同じくライバルの田中も右左に関係なく打ちまくっていますので、今後もこの両選手を軸に首位打者争いが繰り広げられていくと思います。

また昨日のゲキが効いたのかサブローが先制アーチはもちろんのこと、八回に今江の一塁ゴロで目を切ることなく李大浩が弾いたのと同時にスタートをしてのホームインが試合の流れとしては大きく、当たり前のプレーを当たり前のようにできたことを喜んでいます。
少しでも気を緩めればスタートが遅れた可能性がありますので、地味ですが貴重な追加点でした。
また六回の勝ち越し点もしっかりと送ったからこそもたらされたもので、継続こそ力なりです。
ちょっとダメだからバントは意味がないとしてしまえばこれまでの繰り返しになりますので、一方で盗塁やエンドランが激減をするなど偏りすぎの嫌いがないわけではありませんが、こういった堅実な作戦をとり続けていけば一時の落ち込みはあってもトータルで見れば得点力は上がります。
最終回に井口に守備固め、早坂で固めたことになるかどうかは置いておくとしても、これでフル出場の呪縛から完全に脱したことは間違いないでしょう。
あとは満遍なく選手を使ってくれればこと攻撃面については大きな不満もなくなるのですが、大松のアクシデントが禍を転じて福となすのきっかけになればと思います。
久しぶりにスタメン出場の福浦がマルチヒットでこれまた大きすぎるダメ押し点を叩き出しましたから、やはり俺たちの福浦です。
大松の膝の具合さえ戻ればここまで我慢をしたのですからレギュラーに復帰をするのでしょうが、いろいろな選択肢があることがプラスになることは言うまでもありません。
そういう意味ではオフに捕手を補強するべきかどうかを判断するためにも、もう一歩踏み込んで小池に白黒をつけるベンチであってもらいたいです。

週明けからQVCマリンでの6連戦は藤岡の抹消がありませんでしたから、成瀬に唐川、渡辺俊にグライシンガー、そして藤岡に吉見で乗り切るのでしょう。
今ひとつの天候ながらも雨で中止にはなりそうにもない予報ですから、願わくば4勝2敗で勝ち越したいところです。
その後も一日おいて9連戦とオールスター前の過酷な日程が続きますが、今日にフューチャーズを相手に小野とペンが投げましたので、くどいですが積極的な入れ替えを願います。
小野らに限らず使ってダメなら戻せばいいだけの簡単な話で、あるいは第二の角中、吉見が眠っているかもしれません。
野手では先の小池に高濱、投手では上野に秋親あたりを抜擢してくれればと、是非とも検討を願います。


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千葉ロッテ

0 0 0 1 0 1 0 2 0 4 12 0

 オリックス

0 0 0 1 0 0 0 0 0 1 6

0


◆7月1日(日) オリックス-千葉ロッテ8回戦(オリックス4勝3敗1分、13時1分、京セラドーム、29,735人)
▽勝 吉見 2試合1勝
▽S 内 16試合1勝1S
▽敗 小松 8試合1勝1敗
▽本塁打 サブロー5号(小松)

▽バッテリー
千葉ロッテ 吉見、荻野忠、藪田、益田、内―里崎
オリックス 小松、吉野、香月、中山、平野、岸田―伊藤

 

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雨と城の大分 旅情篇

2012-07-01 20:51:13 | 独り言

 

大分はおそらく20年以上ぶりぐらいなのですが、大分駅はどうやら再開発をしているようです。
がっつりホームを壊しており、なかなか見られる光景ではありません。
新駅ビルの完成は2015年ぐらいのようですからまだ先ですが、次に訪れるときにはニュー大分駅がお目見えしていることでしょう。

今回の旅はとにかく雨に泣かされました。
初日の豊後竹田もかなりの雨でしたが四日目の大分も半端ではなく、全く雨が降らなかったのは二日目のみです。
それなりに目的はこなしましたがかなりの根性がいりましたし、しかし根性だけでは写真に写り込んだ雨はどうにもなりません。
これほど天気予報があてにならなければ何を信ずればいいのか、平年よりも梅雨入りが遅かったことで今月の対馬もまだ梅雨が明けていないと思われます。
さすがに連続の雨は厳しすぎますので、晴れ予報でなければ今度こそ延期をするかもしれません。

梅雨と言えばあじさい、あじさいと言えばかたつむりです。
あじさいを見たのは久しぶりのような気がしますし、これだけ大きなかたつむりも同様です。
こういうものをネタにするぐらいに味気ない、乾いた生活環境で生きているのかもしれません。

カエルも雨のイメージがつきまといますが、商品のないところにいたので最初はオブジェだと思ってしまいました。
暫く見ていましたが微動だにせず、なかなか辛抱強いです。
また大分駅前の大友宗麟像の側でうずくまっていた鳩もお休み中で、これだけの距離に近づいても動かないのであるいは怪我でもしているのかとも思ったのですが、さすがに触ろうとしたら飛び立ちましたので余程に人間に慣れているのでしょう。

生き物繋がりで言えば蚊も元気でした。
城が中心とは言いながらも今回も墓巡りはありましたし、嫌がらせのように鬱蒼とした場所にありましたので蚊の宝庫です。
前回に懲りて虫よけを持っていったのですが古かったのが理由か全く役に立たず、イヤと言うほどの献血状態です。
一番に酷かったのは暘谷の松屋寺にある木下氏墓所で、ほんの数秒でも立ち止まれば数匹が食いつく始末でした。
そのため足踏みなどをしながらの写真撮影だったので、かなりぶれている出来に凹んでいます。

その松屋寺の目玉は木下氏墓所ではなく、国の天然記念物となっている日本一の大蘇鉄です。
高さが6.1メートル、幅は南北9.7メートルに東西8.5メートルで、日出藩の2代藩主である木下俊治が府内城から移植をしたと伝えられています。
江戸時代から日本一の蘇鉄として名高かったとのことで、樹齢600年とも言われていますから何があっても枯らすわけにはいきません。
天然記念物ともなると国からそれなりの補助があったりもするのかなと、ちょっと下世話なことを考えたりもしました。

植物繋がりのひまわりにも驚かされました。
あまり大きなものではありませんでしたが、6月からひまわりってどうよという感じです。
蚊があれだけ大発生をしているのですから不思議でも何でもないのかもしれませんが、関東在住としてはまるで別世界です。
伊藤咲子もビックリでしょう。

昨年に横手で見てから久しく巡り会わなかった絵柄のマンホールが、大分ではあちらこちらで見かけました。
そのほとんどが雨模様で水がたまっていたので写真が撮れる状態ではなかったのですが、中津を皮切りに片手では足りなかったはずです。
いろいろとメンテナンスにコストがかかるとも言われていますが、大分ではちょっとしたブームが続いているのかもしれません。

津久見ではみかんのベンチに十字架のテトラポットです。
時期的にずれているのか見かけませんでしたが、みかんは津久見の名産のようです。
また大友宗麟だから十字架のテトラポットだとは勝手な思い込みかもしれませんが、せっかくですからそれでアピールをしてみたらいかがでしょう。

臼杵では臼杵祇園まつりの練習にぶつかりました。
臼杵祇園は中津祇園、日田祇園と並ぶ大分三大祇園の一つで、県の無形民俗文化財に指定をされています。
7月中旬に行われるものの練習で、ケーブルテレビが取材に来ていました。
地元の方に聞いたところですと度胸試しの意味合いがあるらしく、町毎の持ち回りで4年に一度ですので人前で練習をすることで慣れる目的も兼ねているそうです。

その臼杵でも駅に併設をされている観光案内所でレンタサイクルを借りたのですが、時間は気にせずに鍵は駅に預けてくださいとのことだったので甘えてしまい、臼杵祇園まつりの練習を見たりゆっくりと夜ご飯を食べたりして思わぬ時間になり、駅に着いたときにはちょうど乗る予定の電車が入ったところでした。
慌てて飛び乗ったために気がつけば駅員の方に渡すはずの鍵を握りしめており、停車中に駅に電話をして翌日に郵送で返却する旨を伝えて大分に着いてからコンビニで封筒と切手を買ってすぐに投函、我ながら焦ってしまうと何をやらかすかが分からないことを痛感しています。
翌日は大雨だったために台数が足りなくて迷惑がかかったということにはならなかったとは思いますが、申し訳ない気持ちでいっぱいです。
やはり時間の余裕を持って動かなければダメだなと、そんなことを思い知らされたちょっとした事件でした。


【2012年6月 大分の旅】
雨と城の大分
雨と城の大分 旅程篇
雨と城の大分 史跡巡り篇 竹田の巻
雨と城の大分 史跡巡り篇 小倉、中津の巻
雨と城の大分 史跡巡り篇 津久見、佐伯、臼杵の巻
雨と城の大分 史跡巡り篇 大分の巻
雨と城の大分 史跡巡り篇 暘谷、杵築の巻
雨と城の大分 グルメ篇
雨と城の大分 スイーツ篇
雨と城の大分 おみやげ篇

 

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いらいらする

2012-07-01 00:57:52 | 千葉ロッテ

ただ負けるのであれば諦めもつくのですが、どうにもいらいらとする負け方を週末にやられると欲求不満が爆発しそうです。
試合全体にキレが感じられず、もったりとした試合展開は拷問に近かったりもします。
豪快に散るのであればそれもまた野球の醍醐味ではあるのですが、蛇の生殺しのような試合はもう勘弁、明日こそはスカッと爽やかコカコーラといってもらいましょう。

藤岡は京セラドームですら140キロがまともに出ないストレートと逃げているようにしか見えない変化球とのコンビネーションではあまりに厳しすぎで、危惧をしたように前回の好投を繋げることなくあっけなく3回も持たずのKOでついに黒星が先行をしてしまいました。
ルーキーですからあまり大きな期待を寄せすぎるのも可哀想ですが、それにしても足踏み状態が長すぎてそろそろ床が抜けそうです。
相変わらずに立ち上がりから球数が多くてテンポが悪く、見ているファンが苛立つのですから守っている野手はそれどころではないでしょう。
追い込んでも攻めきれないのはボールに力が無いからとしか言いようがなく、残念ながら今の藤岡は一軍で投げていくだけの心技体が伴っていないように見えます。
あっさりと先頭打者を四球で歩かせるところなどが象徴的で、完全に気持ちで負けてしまっています。
浦和に成本コーチが控えているので正直なところ不安がいっぱいなのですが、強い気持ちを取り戻すためにもその浦和で出直すことを考えるのもありでしょう。
150キロなどは神宮モードですから信じてはいませんが、せめて140キロ台をコンスタントに投げられるようになるまではいばらの道が続きそうです。

それであれば大谷を先発に起用するのもありかなと思っていた矢先の打球直撃はあまりに痛く、無事であることを祈るばかりです。
幸いにも骨折ではなく左尺骨打撲とのことですが暫くは投げられないでしょうから、例によっての枠の無駄遣いではなく登録を抹消することが大谷にとってもプラスになるでしょう。
そうなれば荻野忠や中郷、古谷あたりの頑張りが求められますが、荻野忠はやはりスピードが乗らずにカーブも落差が足りず、暫くは今のポジションでのリハビリが優先です。
中郷も今ひとつピリッとしませんし、いよいよ上野の登場とは身贔屓な願いですが、禍を転じて福となすといった選手起用に期待をします。

打線は今日はサブローがブレーキで井口も精彩を欠き、やはり寺原のようなパワーピッチャーには苦手なところを露呈しました。
気になるのはここのところのサブローで、繋ぎを意識しすぎているのではないかと思います。
自分で決めるとの意識が強すぎるのも困りますが、サブローはあまりに自分で決める意識に欠けているように見て取れます。
四球が多いのは必ずしもプラスにはならず、次の角中が好調だからこその繋ぎの四番のサブローのつもりかもしれませんが、今日の見逃しの三振などは四球を狙ってのことのように思えますし、どうにも受け身になっているような気がしてなりません。
繋ぐとは決定権を他に譲ることではないと、そのあたりを勘違いしないよう願います。
何にせよ散発5安打ですからどうにもならず、送るべきところは送り、走るところは走り、ヒットエンドランなども見せましたので作戦としては問題ありません。
ここぞというところで一本が出ないからとにかく打つなんて作戦をやられた日にはドツボにはまることは必至ですから、迷わずに堅実にやっていってもらいたいです。
継続こそが力となることを念頭に置いて、一か八か野球に戻るという道を誤ることのないベンチであってもらいたいです。


  1 2 3 4 5 6 7 8 9

千葉ロッテ

0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 5 0

 オリックス

1 0 2 0 0 0 0 0 X 3 8

1


◆6月30日(土) オリックス-千葉ロッテ7回戦(オリックス4勝2敗1分、18時、京セラドーム、26,277人)
▽勝 寺原 9試合3勝5敗
▽敗 藤岡 13試合4勝5敗

▽バッテリー
千葉ロッテ 藤岡、大谷、荻野忠、中郷―田中
オリックス 寺原―伊藤

 

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