噂には聞いていたもののマリーンズストアで金泰均と大松のタオルが安売りをされているのを実際に目にして、さすがに気が滅入ってしまいました。
同い年で4番を争ってくれることを期待していた両選手のグッズが在庫整理のような扱いをされているのは情けないですし、そして腹立たしくもあります。
井口のTシャツも同じように山積みとなっていましたので必ずしも戦力外の前触れというわけでもないでしょうが、そんな心配をしたくもなる大松です。
そして意外にも今日は左腕に対してスタメンで起用をされた大松ですが、このことにどういった意図が隠されているかが今ひとつ分かりません。
不調な左打者にはむしろ左腕をぶつけて肩の開きを意識させる、という荒療治も一つの方法論ですので金森コーチあたりが提案をしたものなのか、はたまた単に右打者が足りていないからという消極的なものなのか、気持ち的には前者であって欲しいところですが現実は後者のような気がしています。
もっとも前者であっても親の心子知らず、というわけでもないでしょうが、肩が開きまくっての三振など大松のダメっぶりに改善の兆しがこれっぽっちも見られませんでしたので、やはり浦和で一からやり直すぐらいの決断がそろそろ必要ではないかと考えます。
ようやくに今季2試合目のQVCマリンで初白星といきたかったのですが、残念ながらストレスの溜まる敗戦となってしまいました。
右肩の張りから復帰をした唐川は肩を気にしているような素振りこそなかったものの、高めに抜けたり低めにおじぎをしたりとコントロールに苦しむピッチングとなってしまい、オリックス打線の拙攻に助けられて7回1失点で凌いだものの投球内容としては60点がせいぜいでしょう。
コーナーにずばっと決まるストレートのキレはさすがに唐川らしさがありましたが、ボール先行となったことで相手に気持ちの余裕を持たせてしまったことが痛かったです。
そんなテンポの悪さが手伝ったわけでもないでしょうが守備陣も3失策と乱れてだらだら感を演出してしまい、せっかくのS席での観戦が盛り上がらずに残念でした。
そんなこんなで10勝への挑戦権を手にする手前で足踏みが続いている唐川ですが、オールスター前後の意味不明な酷使もあったことですし、ここは特に問題なく115球を投げられたことでシーズンを通して投げきることへのハードルを越えたと、そう前向きな収穫を拾い上げることにします。
その唐川を継いだ服部と中郷が炎上をして致命的な失点をしたことが、試合に負けたこと以上に凹む理由となっています。
服部はこれまでと同様に外角にそれなりにコントロールができていたものの、やや中寄りに入ったことで軽く合わせられてのヒットですからショックが大きいかもしれません。
球威がある服部ではないだけに左打者にああいったバッティングをされるとかなり厳しくなりますので、もう一段の制球力が求められることになります。
また中郷も厳しい場面での登板でここを乗り切れば伊藤の前のポジションを手にできたかもしれなかっただけに、ボール先行となった挙げ句に痛いタイムリーを打たれたことで三歩後退と言ってよいでしょうし、しかしその後は粘って抑えましたからチャンスはまだ残っているはずです。
このあたりの投手が経験を積んで戦力になってくれなければいつまで経っても伊藤の不幸は続きますので、ベンチももう暫くは辛抱をして使ってくれることを願っています。
打線は初顔のマクレーンに手もなく捻られてしまい、このあたりはスコアラーが弱いのではないかと思いたくなる体たらくです。
それなりの風で投げにくそうにしていたマクレーンからそもそもヒットが打てず、どうにも不甲斐ない零封負けですからフラストレーションが溜まります。
そんな中で先制をされた直後の7回裏の無死一塁で里崎にバントのサインを出さなかったこと、これは得点圏に走者が進むことで平野や岸田が出てくるよりはマクレーンに対する里崎の宝くじに賭けた方が得策とのベンチの判断だったのかもしれませんが、月に向かって打てのような顎の上がった空振り三振を見せられると里崎の当選確率がどの程度かをベンチは知らないのかと怒鳴りつけたい気分にもなります。
それだけ下位打線がベンチの信頼を失っていることの証左なのかもしれませんが、やはり個人的には首を傾げた強攻策でした。
久しぶりの球場で野球を見る喜びを感じられたのが井口のエラーというのは笑えない話ですが、あれは審判の立ち位置が悪かったと思います。
渡辺正がヒヤヒヤものの追っかけっこを制した後に素早く二塁に送球をした瞬間に、併殺だと確信をした自分がいます。
一塁に戻る走者とベース際にいるカスティーヨ、と三塁側から視界の右の方に捉えた自分がそうだったのですから、振り向きざまだった井口が誤認をしても無理もありません。
これはテレビではなかなか分かりづらい動きだったと思いますので、現場復帰の記念として敢えて指摘をしておきます。
明日は寝坊をしなければ皇居まで自転車で史跡巡りをする予定で、そのままの勢いで球場に行くつもりです。
もっとも往復で60㎞ちょっとは久しぶりの長距離ですから疲れがどの程度になるか、しかも明日は渡辺俊ですから心が折れそうで怖いです。
天気も今ひとつでブルーな一日になる予感がちょっぴりあるのですが、そんな不安が一掃をされる土曜日となることを願っています。
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