前回に負けたもののピンクユニでは今日も勝って4勝1敗と強いところを見せてくれましたので、いっそのことサンデーユニフォーム化をして欲しいぐらいです。
当時は今ひとつだったピンクの色使いも時代を先行しすぎただけだったのか、意外にもかなりの支持を受けているようです。
ただ8000円とそれなりに値段の張るネーム入りユニフォームシャツは売れ行きが芳しくはないようで、かなりの不良在庫に見えました。
19時ぐらいに球場に着いたので残っているかどうかが心配だったのですが、狙っていた伊志嶺もごっそりと残っており、それはそれで複雑な心境だったりもします。
もっとも結局のところ買ったのは清田で、先日の試合でヒーローになって西村監督に「右投手でも打てる」と言われながらも有言不実行でスタメン落ちをしたことが不憫でならなかったことからの心変わりで、このあたりはとりあえず投げさせてみるイニング跨ぎの継投や統計アナリストを雇いながらも数字を軽視するやり口と同様に、勢いというものを全く無視をする前監督チックな采配ですので、さすがは裏番だったと噂をされるだけのことはあります。
それでも球団は昨年に話題となった「和」を前面に押し出したファンサービスを続けており、グッズ購入特典や入場者プレゼントにもスローガンの文字が踊っています。
グッズコレクターとしてはウェルカムではあるものの、何とも言えないやるせなさがあるのもまた事実です。
選手会長としてことある毎に「和」を口にしていたサブローがシーズン中にチームを去るといった現状の中で、果たして来季も同じ路線でいけるのかどうかが注目をされます。
肝心の試合です。
唐川が離脱をしたことから6連戦の頭を投げる成瀬の役割がさらに重くなりましたが、好調とは言えないまでも粘り強く投げて自身3連勝で9勝目、ようやくに貯金ができました。
8回を5安打1失点と数字的には見事でしたが立ち上がりからストレートが走らずに変化球に頼るピッチングとなり、里崎の好みもあるのでしょうがチェンジアップよりもスライダーを多用した投球内容に日本ハム打線が面食らったのかもしれません。
それでも高めに抜けることなく丁寧に低めを突いていたことが連打を許さなかった理由でしょうし、終盤のピンチにここにきて伸びが出てきたストレートで押すことができたのは気持ちを切らさずに投げ抜いた成瀬への天からのご褒美だったのでしょう。
本人もヒーローインタビューで反省をしていたように今日は完投をしてリリーフ陣を休ませなければならなかったので満点はあげられませんが、よく頑張ってくれたと思います。
その成瀬が自分を見失わずに投げることができたのは、やはり初回の3点もの先制が大きかったことは言うまでもありません。
福浦のツーベースは上手い外野手であれば捕れずとも後ろに逸らすことはなかったと思われますので、ここは中田に感謝をすることにします。
もっとも日本ハムからすれば打点王を争っている中田の守備には目をつぶる覚悟はできているでしょうから、それよりも引き続き負のオーラを身にまとってチャンスに2併殺だった小谷野の方が問題かもしれず、ロッテとしては明後日まではこのままでいてもらいたいものです。
そして伊志嶺は今日もマルチヒットに盗塁と新人王に向けてばく進中で、打率を3割に乗せるとともに中距離ヒッターながらもさりげなく長打率もチームトップに立つなど、文字どおりに核弾頭としてチームを引っ張ってくれています。
また単なる当たり損ねではありましたが里崎にも右方向へのヒットが出ましたし、サインを見落として今頃は正座で反省中であろう工藤も古巣を相手に左方向への三塁打というあまり見られないバッティングを見せてくれるなど、上から下まで満遍なくヒットが出るのは久しぶりどころの騒ぎではありません。
そんな中で蚊帳の外だったカスティーヨの頭の突っ込み具合が激しくなってきたのが懸念材料で、打率も3割を切ったことで迷いが生じ始めたのではないかと心配になります。
ラテン系特有の陽気さがさほど感じられないのはロサと同類のようで、袋小路に入らないよう願うばかりです。
今日の試合で一番に驚いたと言いますか、喜んだのは、実は根元の守備です。
イップスになるのではないかと心配をされた魔送球はどこへやら、3回の三塁寄りのところからのスローイングは素晴らしかったです。
西岡ほどの守備範囲の広さはありませんし、今日もありましたが球際の弱さも散見される根元ですが、今季はこのままレギュラーとしてショートで頑張ってもらいましょう。
そうすれば打でも走でも味が出てくるであろうと、それだけの期待をしても応えてくれるだけの魅力のある根元です。
学生は夏休み、社会人もお盆休みの方が多いのかQVCマリンは大入り満員に近いスタンド状態で、正直なところ苦手な雰囲気です。
荷物を座席に置く、座席で寝転がる、ゴミを散らかす、酔っ払いが騒ぐといった不快指数80%の中でよくぞ耐えたと、自分を誉め称えています。
この状況で明日に球場に向かう気力が出るかどうかがかなり心配ですが、昨年にやられた糸数も今年はダメっぽいので今日の今季初勝利に続いて初連勝を見られるのではないかと、そして地味に新人王レースに参戦をするべく大谷のピッチングもナマで見てみたいので、今週は皆勤のつもりで頑張るにしくはありません。
そして清田と角中のどちらかでもいいのでスタメンで出場をしてくれればと、千羽鶴は無理なので三羽鶴を折って明日に臨みます。
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