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オリオン村(跡地)

千葉ロッテと日本史好きの千葉県民のブログです
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サブロ~~~

2016-09-02 02:04:54 | 千葉ロッテ

 

誰か一人、好きな選手を挙げろと言われればもちろんルーキーイヤーから推している角中なのですが、その前はサブローでした。
ちなみにサブローの前が愛甲で、つまりは千葉ロッテの25年間での推しメンが三人しかいないわけで、その貴重な一人ということになります。
20年ほど前に浦和に通っていたころにファームで切磋琢磨していたのがそのサブロー、立川、福浦、大塚、投手では小野といった面々でした。
一時期にショートをやらされていたこともあったサブローも小坂の入団で外野に戻り、いつかは一軍でサブロー、立川、大塚のスタメンが見たいな、なんて夢想をしていたものです。
そんな若手の中でなぜサブローだったのか、それは野球に取り組む姿勢、を買っていたからです。
当時のサブローは野球に真剣に取り組むオーラを身に纏い、他の選手とは違ってグラウンドに足を踏み入れれば笑みをもらすことはありませんでした。
自分の打席が回ってくるまではベンチの中でバットを持って構える、つまりは常にグラブかバットに触れていたことになります。
そういった努力があったからこそ立川、大塚が伸び悩む中で一軍に定着し、福浦とともにチームの主力、顔としての活躍ができたのでしょう。

そんなサブローに対する視線に変化が生じたのは、その目指すところへの違和感でした。
俊足巧打こそが持ち味だったはずがパワーにシフトし、シャープな体つきに肉が付いてがっちりと、そして徐々に失われていくスピード、あれはサブローではない、背中に着ぐるみのチャックがついている、中に別人が入っているに違いない、そんなことを書いた記憶があります。
それを本人が志向したのか、大砲不足のチーム事情にその資質があると奨められたのかは分かりませんが、魅力が薄れていったのが正直なところです。
繋ぎの四番として二度の日本一に貢献をしてくれましたから間違いではなかったのでしょうが、あのままのタイプでいてくれていたらまた違った未来があったのではと、脚力の衰えから走塁だけではなく守備でも動きが緩慢になり、あれが自分が好きだったサブローなのか、そう思い悩んだものでした。
それだけに徐々に出番が減っての巨人へのトレードは仕方のない流れだったと思いますし、翌年の復帰に否定的だった考えは今も変わりません。
それでも一度は心から愛したサブロー、それに相応しいだけの強い思い入れがあり、今年に買った新CHIBAユニは背番号3、我が家のリビングを彩ってくれています。
球団は当然に功労者たるサブローの引退試合を検討との報道で早々に25日に決まりましたが、しかしそれもチームの成績次第、CS圏内が安泰にならなければ実戦で打席に立つことなく、ただの引退セレモニーになってしまうであろうことはこれまでの例から想像に難くありません。
昨年までのベテラン枠で地蔵化をしても常に一軍、から一転して今季は浦和で外野を守るなどしてそれなりに結果を出しながらもお呼びがかからないのは堀ロードを思い出させる状況で、そこに忸怩たる思いがあったでしょうから、何としてでも公式戦で最後を飾らせてあげたいです。
そのためにもベンチ、選手にはサブローに捧げるCSを目指すのはもちろんのこと、引退試合を済ませてもフィナーレはCSを勝ち抜いての日本シリーズ、念願叶っての地元での胴上げ、「サブロ~~~」のコールを、そんな締めくくりを是非ともお願いします。
最後になりましたが22年間お疲れさまでした、ありがとうございました、そして今後はスタッフとして末永くチーム、ファンとともに戦っていきましょう!


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コメント (11)    この記事についてブログを書く
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11 コメント(10/1 コメント投稿終了予定)

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お返事 (オリオン)
2016-09-03 08:43:31
>9ちゃくさん
好きだったんですよね、ここだけはどうしても過去形になってしまいますが・・・
背番号3のサインをもらえていないのが心残りです。
千葉ロッテを愛している、とまで言ってくれたのには感激、福浦と野球チームを立ち上げていますし、今や岡山出身のイタリア人ではなく、千葉人ですね。
25日は自分もバックネット裏を確保済み、好天に恵まれますように(願)

>モルトさん
完売ですか、大人気ですね。
今週末の天候次第ですが、今季最後の週末の試合でもありますから元々の売れ行きもよかったのでしょう。
で、青ユニの日でしたっけ、うーん、確かにピンストライプで見送りたいかなぁ。
引退セレモニーであれば堀のように選手とは違ったものを着てもよいのでしょうが、引退試合ともなればそうもいかず。
サブローの最後のコールは息が続く限り、倒れても、みたいな長いものになるそうで、楽しみです。

>さんだーさん
一軍でやってなんぼ、それが決断の理由と言われてしまうと、複雑な心境ではあります。
昨年、今年と、その起用は極端ではありました。
本人は指導者への強い意欲があるようで、それは球団も同じでしょう。
ロッテでは即コーチがここのところ多くはありませんが、二軍コーチでの再出発になるのかもしれません。

>アルパカさん
そう言えばブログは有名でしたね、止めちゃったのって何のきっかけでしたっけ。
選手のそれは成績が伴っていないときには批判を浴びがちですが、情報発信という意味では貴重な存在ですので楽しませてもらいました。
スタンリッジ、当時はスタンドリッジでしたが、そのときの記事を読み返してしまいました。
一塁側ベンチの上での観戦だったのですが、正面で見た三塁ベース上での喜びにあふれた姿が今でも目に浮かびます。
あまり感情を出す選手ではないだけに、なおさらです。

>オブさん
そうなですよね、自分のサブロー像もそんな感じした。
それが無理矢理に檜舞台に引っ張り出されて自分を偽るしかなかった、そんな感じがあります。
もちろん主力としてやっていく力は充分にあったのですが、その引き出し方が違ったような、そこは今でも悔しさに近い感情を持て余しています・・・

>東京球場さん
逆指名濃厚だった北川が、小野のプロ凍結でヤクルトに奪われたことでのサブローでしたね、結果的にはそちらが正解でした。
やんちゃな性格が敬遠された、なんて話もありましたが、西武がご執心だったと記憶しています。
同期入団の黒木のコメントをとりにいくところ、ないかなぁ、機関紙、お願いします。

>頑張ってロッテさん
今年は飼い殺しと言いますか、堀ロードと言いますか、そんな感じはありましたね。
本人の意向と球団の考えが一致しないのでハードランディングを避けたのでしょうが、相変わらずにベテランに対する仕打ちがえぐいロッテです。
昨年のファン感謝デーで「来年で終わり」みたいなことを言っていたサブローだけに、この日の覚悟は既にあったのでしょう。
好天に恵まれる素晴らしい門出となることを、心から願う25日です。

>R9さん
結局のところ契約縛りとも噂されたあの待遇は何だったんでしょうね。
今年のそれがあまりに極端で、また時の流れには抗えないのですが、サブローにせよ堀にせよ生え抜きのベテランには寂しい幕切れといった感じはあります。
こうなったらサブロー二世の育成ですね、福浦とともに立ち上げた野球チームから生まれれば最高です。

>ぴのさん
そんな野次がありましたか・・・
そもそも外野を守らされたという時点で、一軍の戦力とは考えられていなかったのでしょう。
小坂の入団がなければショートで勝負となったのか、なんてことを思ったりもしています。
あれはあれでかなりの批判が当時からあったはず、外野手として優秀だったサブローを内野に持ってくるロッテのセンスの無さに後輩の福留が呆れている、なんて話もありました。
そうだ、小坂からのコメントもお願いします、鎌ケ谷ならすぐでしょう。

>ロッチさん
そうですね、立ち姿の美しいサブローでした。
メジャー挑戦なんて話もありました、それが当たり前のように立ち消えたのでロッテ一筋で終わるかと思ったのですが・・・サブローバーガーの呪いだったのか。
あ、巨人では大村でしたね、サブローはロッテ一筋でした。
その巨人でいきなり代走での起用、イメージの一人歩き、これが前半と後半で別人のようになったサブローを象徴していたように思います。
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Unknown (ロッチ)
2016-09-03 07:42:46
現役22年って凄いしホントロッテの選手って感じで立ち姿は好きでした。
規定打席に5度しか達してないし成績も良いときと悪いときの差が凄くって言うなれば超二流って感じかなぁ。2005年は輝いてたし、北京のスクイズね。 サブローの脚速い、バント上手い、守備上手いの評がいつの話だよって悲しかった…。

中日、メジャーと噂されたこともありました。
巨人に移籍した時点で終わった感出たけどロッテ愛は感じましたよ。
割と育てる意識とゆーか指導力発揮しそうなんでW大村でファームから育成に携わって欲しいな。
諸事情で引退試合は行け無いのが残念、皆様は最後のサブローーーを堪能してきてください。
お疲れ様でした。
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Unknown (ぴの)
2016-09-03 01:08:00
今年二軍の試合を見に行ったときライト線のファールボールが転々としていたのを
観客から取りに行けよ!とヤジられて小走りで拾いにいくライト・サブローを見て切なくなりました。
一軍はこれだけの貧打で1回もお呼びがかからないのも残念でした。
自分は若かりし二軍時代を知りませんが、山本監督になって大塚と共に守備固めから打席をもらえる様になって、
流し打ちも覚えだして2番が適任と言われていたサブローが
つなぎの4番になるとは想像できませんでした。
知名度もあり記憶に残る選手でしたね。
「ロッテ愛」て本当に嬉しい言葉ですよね。
これからもロッテを支えてもらいたいです。
返信する
サブロー (R9)
2016-09-02 21:46:42
近年は批判的なコメントもされる事もあったサブローですが、それもやはり良い時のサブローを見ているからだったのだと思います。

決して4番タイプではありませんが、なんだかんだで4番ライトサブローがしっくり来るような時代がありました。
なんだかんだが何なのかは未だ謎です。笑

あまり感情が表に出ることは無く、やる気がないと思われそうな脱力された打撃フォームからの勝負強い打撃が好きでしたね。

今後もロッテというチームの一員として、選手とはまた違った活躍を期待しております。
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お疲れさまでした。 (頑張ってロッテ)
2016-09-02 19:27:28
脇を締めて肩口のボールをパシッと打ち返す、コンパクトなスイングでの鋭い打球がサブローの印象です。

調子が良い時はバットがボールを捉えた!と思った瞬間には、コンパクトにバットを振り切ってました。ぶれない体幹とまみえて、ビシッとカッコよかった。

昨年は無駄なベンチ要員でしかなかく、飼い殺しかよ~と嘆きましたが、引退となると寂しさ一杯です。マリンのホームページでインタビューを見ました。いいインタビューでした。皆様もぜひともご覧ください。
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ドラフト1位 (東京球場)
2016-09-02 18:37:12
当時、GMだった広岡がドラフト1位で指名したのが、サブローでした。
個人的にはなんでサブローなんだよと思ったのを思い出します。
その後のサブローの活躍をみるにつけ、広岡の選手を見る目に脱帽しました。
また、オールスターの選手間投票でサブローが選ばれたことも記憶に残っています。
サブロー選手、長年お疲れさまでした。
そして、ありがとうございました。
いざ、引退となると寂しくなります。
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早いなあ。 (オブ)
2016-09-02 18:21:03
入団時より広岡さんの眼鏡にかなった新人と言うことで注目をしていました。バレンタイン監督の独特な起用により4番を打つこともありましたが、印象としては守備の人。本来であれば6番ぐらいでストロングポイントの守備や走塁に磨きをかければもっと息長く、いい選手になっていたと思っています。成績の低迷で移籍は仕方なく思っていて、復帰後はがっかりさせられることもありましたが、ロッテの一時代を象徴する選手ではありました。
返信する
Unknown (アルパカ)
2016-09-02 14:16:22
自分がロッテを好きになったきっかけの一人です。
サブローのブログは面白くて、しかもほぼ毎日更新されるのでリアルタイムでその日のサブローやチームの状態が知れて自分も一緒に戦っている気分を味わえました。
一番思い出に残っているのは07年のホークスとのクライマックスでの3点スリーベースです。今はチームメイトのスタンリッジから打ちましたね(汗)あれは大はしゃぎしました。

また里崎も言っていた日本一取りやすいバックホームで07年にはチームのピンチを何度も救った攻守の三拍子揃った選手が09年には一転して打撃の選手になったのには驚きました。
09年はチームが開幕から低迷して西岡や今江など主力が全員不調のなかサブローだけが気を吐いていてサブローの成績がどこまで伸びるかだけが楽しみでした。マリン本拠地で3割22本はなかなかすごい。
11年もあのままロッテに在籍していれば大砲不在の中では貴重な戦力だったと思います(自分もロッテ復帰には否定的でした)。

サブローはコーチや監督に向いてるかは???ですが、フロントなどにも物怖じせずに意見が言えるところなどは好きです。本人が夢として語っていたGMなんかは向いてそうだなとは思います。

良くも悪くもいろいろとロッテな選手を象徴する選手でした。22年間お疲れさまでした。
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お疲れさまでした、ですね。 (さんだー)
2016-09-02 14:00:18
昨年からほぼ分かっていたとはいえ、正式に発表されるとやはり悲しいですね。自分も会見を見ましたが、ホントにマリーンズを愛しているのが伝わってきました。
去年、あれだけ一軍にいながら殆ど出番がなかったのは、やはり伊東監督とはウマが合わなかったのか。年々衰える守備、走塁は見ていて辛いものがありました。

マリーンズを象徴する選手でしたね。今後はどのポストに付くのか楽しみです。
マリンフェスタのようですが、最後はピンストライプユニフォームを見たいですね。セレモニーで着替えてくれる事を期待します。
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Unknown (モルト)
2016-09-02 10:55:01
9/25 今朝チケットセンターを見ると全席完売です。
球場の外で谷保さんのサブローーーだけ聞きに行こうかな。
しかしマリンフェスタで青ユニの日なんですよね。
最後の姿が青ユニって・・・。配慮してほしかった・・・。
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サブロ~~~(やっぱりタイトルはこれしかないですね) (9ちゃく)
2016-09-02 09:54:06
オリオンさんのサブローに対する想いが溢れていて,胸が熱くなりました。
華のある,ミスターロッテにふさわしい選手ですね(敢えて現在形にしておきます)。
多くのファンが覚悟していたとはいえ,本当にこの日が来るとは,という感じです。
引退会見の席で,「男は泣かない」とご子息に言って聞かせているというサブローがファンに言及した際に涙で声を詰まらせた姿に,こちらこそ感謝の言葉しかありません。
25日はチケットを購入済みですので,その雄姿をこの目に焼きつけに参りますが,オリオンさんの描かれた最高のフィナーレに向けて,「最後の雄姿」とは言いません。
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