8 今江敏晃 内野手 25歳 年俸7300万円
【2008年成績】 117試合 405打数 57得点 125安打 打率.309 37二塁打 4三塁打 12本塁打 55打点 3盗塁 25四死球 48三振 得点圏打率.286
昨年に続き手首の骨折と怪我に苦しんだシーズンとなりましたが、今年は原因が死球であり、また幸いにも規定打席には到達して2度目の3割を達成しました。
やや地味ながらも打線を引っぱっていた第一人者だっただけに、終盤での骨折による戦線離脱がCS出場を逃した最大の理由だと思われるだけに、非常に痛い故障でした。
自身初の2桁ホームランに、故障さえなければリーグトップであったであろう二塁打と、ミスターロッテへの道を着実に歩みつつある姿を見せてくれました。
ホームランについてはタイプ的に30本を望める打者ではないでしょうが、20本程度を打つ力は充分にあると思いますし、今年ぐらいの二塁打数に3割の打率を残せれば、もう何も言うことはありません。
無理に引っぱらずに右方向へ打つ力を兼ね備えていますし、中軸を任せるのに理想的なバッティングをしてくれます。
不思議とバレンタイン監督は下位で使いたがる今江ですが、今年はそうも言っていられず中盤からはクリーンアップに名を連ねることも増え、また今江もその期待に応えました。
福浦の復調ぶりにもよりますが、来季の有力な3番打者候補であることは間違いありません。
また守備でも溌剌としたプレーを見せてくれますし、実際に守備範囲も広く、ゴールデングラブの名に恥じない積極的なプレーも見逃せません。
強い打球に対する反応も良く、まさにホットコーナーをホットに守ってくれる存在で、投手も安心して右打者の内角を攻められると思います。
こういった内野手の守備力は投手にとっては重要で、例えばズレータが一塁を守っているときには左打者の内角を攻めかねてピッチングの幅が狭くなるなど、単純に数値では語れない意外な弊害があります。
そういう意味でも今江は、バットでもグラブでも投手の信頼を勝ち得ている存在と言ってよいでしょう。
そしてその笑顔、今江の笑顔がロッテというチームに不可欠であることは、うるさいぐらいに書き続けています。
今江が骨折で戦線離脱した後にベンチに置かれたゴリラ人形が、今江がチーム内でどういった存在であるかを物語っていると思います。
まさにその存在でチームの雰囲気を変えることができる、これこそがミスターロッテの称号には欠かせない資質で、今江はその任を充分に果たせる力を持っています。
それでもやはり、今江にも課題はあります。
その四球の少なさはプロ入りしてから一貫しており、とにかく好球必打が徹底しています。
そのこと自体は悪いことではありませんが、その好球が本当に好球なのか、やや選球眼に問題があるように感じています。
と言いますか、その右打ちに表れているような決め打ちが多いように思われ、豪快な空振りはその証左ではないかと思います。
それでも三振が少ないのは追い込まれてからは柔軟に合わせられるテクニックを持ち合わせているからなのでしょうが、もう少し待ちの姿勢があってもよいのではと考えます。
もちろん攻撃的なバッティングは必要ですが、制球に苦しむ投手を助けるような早打ちが目立ったことも事実であり、このあたりの兼ね合いをとれるようになってくれればと思います。
アクシデントによる戦線離脱とは言え、結果的に今年もキャリアハイである2005年の成績を越えることが出来ませんでした。
来季こそは全試合に出場し、自身として最高の成績を残して日本シリーズでの再度のMVPを獲得するような活躍をしてくれることを期待しています。
【オリオン村査定】 7300万円 → 1億円 (△37%)
遠くいつか来る引退試合での応援歌。熱くなれ今江!の大応援で球場を包み去る事。
本人も死球を避ける練習をすると言っているみたいですし、来季はフル出場を目標に頑張ってもらいましょう。
ただ、ポップフライが多かったのだけは改善してもらいたいです。
今年は90点!!
来年はアクシデントなく、フル出場を目指してもらいたいです。
今江は3年連続ゴールデングラブ賞ですから、コンバートの必要性は感じません。
守備が打撃に悪い影響を及ぼしているとも思えませんし、むしろ守備のリズムを打撃に活かしているようにも思います。
またご指摘のように頻繁にマウンドに行って声がけすることはミスターとしては必要な行為で、やはり三塁を守り続けて欲しいと思います。
>にわかマリンさん
やはりPL学園は凄いのだなと、そう思います。
高卒ルーキーで入団した時から、同期の喜多よりも体ががっちりとしていました。
サブローもルーキーから出場していましたし、鍛え方が違うのでしょう。
一昨年は前田健を推していたのですが、これはPL学園だからというのも理由でした。
もちろん大嶺には期待しています(笑)
>takaさん
私もあの試合のコメントで、そうきたか、と書いたように記憶しています。
あの試合の展開で死球になるようなボールを投げるのかと、怒りさえ覚えました。
もちろん内角を攻めることは投手としては必要なことですが、やはり終盤戦にライバルチームの主力を死球で怪我をさせることは、お互いにイヤな感情のしこりを残すことになりますので、何とか避けて欲しいと思います。
>富山マリンさん
昨年の骨折の時も心配しましたが、今回も心配です。
もっとも時期的に痛かった死球が、リハビリにはオフという時間があるだけに良かったと、前向きに考えたいです。
昨年は見切り発車的な復帰に激怒しましたので。
>ティックさん
今江が下位を打てるような打線を組めれば強いんですけどね(笑)
今江と言うよりは里崎を下位に置きたい、これは強く思っています。
西岡、根元、福浦、サブロー、大松、今江、オーティズ、里崎、早川、こんな感じが今のところ理想です。
2年間打撃に違和感があったそうですが、今年はその違和感がなくなって3割をマークしてさらなる高みを目指してた時のデットボールですから悔しいですね。
性格的にも能力的にもチームの中心・顔になるべき選手ですから、1億円の大台はありですよね。
それだけに、あの死球は残念でした。
サードに入ったオーティズがポロポロやる度に‥塀内が凡打する度に‥ソフトバンクを、いや水田を恨みました。
今江には、この先何年も西岡と共にチームを引っ張ってもらわなければ‥怪我の経過を気になりますが、来季も開幕から元気な笑顔が見たいと思います。
水田ですね(怒)
普通にアクシデントであると思いますがちょうどあのころ調子が上向きだったので・・・
それでも今年の今江はよく頑張ったと思います。
シーズンを通して常に3割近く打ってたのは西岡と今江くらいですし、守備はシーズン序盤は少しエラーが多かったですがそれでもさすが今江って感じです。
405打数に対して25四死球は確かに少ないです。
実際メジャーリーグとかを見ると、レッドソックスに代表されるように、四球を多く選ぶ球団は毎年のように良い戦いを繰り広げています。
(マネーボール理論のアスレッチクスを除いて)
今江は長打も打てますから中軸で使うのはもちろん賛成ですが、下位でも面白いと思います。ほかのパリーグの球団からして8番とかにいられたら嫌でしょうね。これは今江だけでなく橋本などについてもいえるのですが。
来年はフルシーズン怪我なしで3割20発打ってくれたら最高ですね。
スタンスが異常に広く,全身をぶつけていくあのスタイルではデッドボールには悩まされるでしょうね。
腰の回転が浅くなるので身体能力ほどホームランが少ない原因にもなってるかも。
ただ,マリンという球場をかんがえるとそれもアリだとおもいますし,ご指摘の三振の少なさにつながってますよね。麗しきPL伝統の目線の上下の少ない打ち方にも寄与してますし。
来シーズンは3番に定着又はバントを上達させての強打の2番としての活躍を夢見ています。
ロッテはクリーンアップだけでも固定させたいと思うのは私だけ??
ミスターロッテ!!来年も応援するぞ!!!
彼の打撃を生かすためのコンバート(1塁又はレフト)などはどうお考えになりますか?